2001 年の変更と NetBSD ニュース
他の年の変更
最近の変更とニュース
2006 年の変更とニュース
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2002 年の変更とニュース
2001 年の変更とニュース
2000 年の変更とニュース
1999 年の変更とニュース
1998 年の変更とニュース
2001 年 12 月
30 Dec 2001 - 新ポートのメーリングリスト作成
メーリングリストを 3 個新設しました。
port-acorn32
: ARM6 およびそれ以降の Acorn RiscPC マシンへのポートである
NetBSD/acorn32
固有の事項の議論用です。
port-playstation2
: Sony Playstation 2 へのポートである
NetBSD/playstation2
固有の事項の議論用です。
port-sun2
: Sun Microsystems sun2 マシンへのポートである
NetBSD/sun2
固有の事項の議論用です。
19 Dec 2001 - Acorn NC サポートの改良
Ben Harris は、 EtherI や EtherN カードで使われている MX98905
チップのバグ回避のため "ne at podulebus
" ドライバーを修正し、
これらのカードが NetBSD で使えるようになりました。彼はまた、
vidcvideo
ドライバーにも手を加え、 ARM7500 でスクリーンモードを
正しく認識するようにしました。これらの結果、 NC_WSCONS
がマルチユーザーで、ちゃんとしたディスプレイで動くようになりました。
Ben は今度は彼の Acorn NC で X を使うための作業をしています。
NetBSD/acorn32 に関するさらなる情報は、NetBSD/acorn32 ポートのページにあります。
19 Dec 2001 - NetBSD/amiga が 2 段階の booter 化
Michael L. Hitch が、 NetBSD/amiga -current を 2 段階の
booter を使うよう変更しました。
最初の段階は bootxx_ffs
(ffs ブートパーティション用) または
bootxx_fd
(ブート可能なフロッピーディスク用) です。これらは、
2 段階目のローダーの boot.amiga
を見つけてロード・実行します。
コンソールスクリーンが用意され、 2 段階目のローダーに渡されます。
2 段階目のローダーは loadfile() を使ってカーネルイメージをロードします。
カーネルイメージは a.out
と ELF
のどちらでもよく、
また (&man.gzip.1; で) 圧縮されたものも扱えます。これは、ffs
ファイルシステムまたはフロッピーディスクで使われる ustarfs
からカーネルファイルをロードします。
NetBSD/amiga に関するさらなる情報は、NetBSD/amiga ポートのページにあります。
18 Dec 2001 - 最近の softdeps の変更
Frank van der Linden が、Kirk McKusick が FreeBSD で最近おこなった修正をいくつか、
softdeps のコードに反映しました。このうちひとつは、
保留状態の softdeps を勘案して、
フリーのブロックや i ノードの数を正しく追跡するものです。
この修正のために、二つの新しいフィールド (これまでは予備のフィールドでした)
が追加されています。
このような変更があったので、FFS_EI
オプションを使っている場合は、
fsck がスーパーブロックを修復する際に上述のフィールドが適切に入れ換えられるようにするため、
新しいカーネルをインストールする前に
&man.fsck.ffs.8; 再構築・インストールするようにしてください。
また、新しいカーネルでファイルシステムを最初にマウントするときに、
カーネルが文句のメッセージを若干出力しても、気にしないでください。
2 回目以降のマウントでも繰り返しそのような現象が起きる場合は、問題報告を提出していただくようお願いします。
また、上述の修正とは別の変更により、
'softdep_write_complete: lock is held
' という panic
(DEBUG
カーネルを使っている場合) は、起きなくなったはずです。
17 Dec 2001 - ELF m68k にもとづくポートが新しい toolchain に移行
Steve Woodford が、ELF の m68k にもとづくポートを、
新しい toolchain に移行させました。
これから該当ポートの NetBSD のソースツリーを更新して世界を再構築する際には、
/usr/src/BUILDING を読んだうえで、
"make build" ではなく build.sh
シェルスクリプトを使うようにしてください。
何か問題があった場合は、通常の場合と同様に、メーリングリストや
&man.send-pr.1; で問題を報告してください。
17 Dec 2001 - 新しい開発者達
NetBSD プロジェクトは 6 人の新しい開発者達を迎え入れることを喜ばしく思います:
Grant Beattie grant@NetBSD.org, NetBSD www チームに加わります。
Grant は NetBSD プロジェクトのための web ページに関する作業をしており、
NetBSD www チームの仕事を手伝ってくれることもありました。
John Darrow jdarrow@NetBSD.org, 古くからの
pkgsrc の利用者にして寄与者であり、pkgsrc の専門知識をいかして、
私たちを手伝ってくれる予定です。そのなかでも、
John は xpkgwedge にもとづくバルクビルドを最初におこなった人物であり、
彼の経験は、私たちにとって大いに役立つでしょう。
John Klos jklos@NetBSD.org, Amiga および Mac68k マシンのコレクションで、
m68k システム用のパッケージのバルクビルドをおこなってきました。
彼は現在、パッケージのバルクビルドにおいて、
システムをクラスター構成にできるようにするためのスクリプトの作業をしています。
これは、NetBSD が対応している遅いマシンに対する非常に大きな助けとなります。
Jared D. McNeill jmcneill@NetBSD.org, オーディオドライバーと
pkgsrc に関する作業をしてきました。Jared は現在、NetBSD 用の ESS
Allegro-1/Maestro 3 および dbri オーディオドライバーの作業をしています。
Guillain Seuillot guillain@NetBSD.org, NetBSD
ドキュメンテーションの作業をおこないます。
Maria Zevenhoven maria7@NetBSD.org, NetBSD プロジェクトの主たる
CVS サーバーの管理の面倒を見る予定です。
16 Dec 2001 - NetBSD-current
が新しい Promise コントローラーに対応
Manuel Bouyer が、NetBSD-current の pciide
を、
以下の Promise 製コントローラーに対応させました。
Ultra100/TX2
Ultra100/TX2v2
Ultra133
いずれかのカードをお持ちの方は、これらの動作について、
current-users@NetBSD.org メーリングリストに報告していただくようお願いします。
16 Dec 2001 - PPPoE 対応を NetBSD-current に統合
complete
Martin Husemann が、NetBSD-current
での PPP オーバー Ethernet への対応を完了しました。
rc.d 対応、ip-up/ip-down スクリプトや、
新しいドキュメンテーションをはじめとする変更がおこなわれています。
&man.pppoe.8; マニュアルページに、より詳しい情報があります。
複数の要望をいただいたため、カーネル内 PPPoE 対応の netbsd-1-5
枝へのバックポートを計画しています。つまり、これにより
NetBSD 1.5.3 リリースでもカーネル内 PPPoE 対応が使えるようになるということです。
今回の対応は、おおぜいの人達が複数のアーキテクチャーでテストしたものです。
問題はないだろうと思っていますが、何か問題があった場合には、
&man.send-pr.1; で報告していただくようお願いします。
14 Dec 2001 - 2001年11月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年11月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されるもので、最近のパッケージの変更 ページにあります。
09 Dec 2001 - MI カーネル構築機構が完成
Andrew Brown が、新しい
MI カーネル構築機構への全ポートの移行を完了しました。
カーネルの makefile は、ほとんど make 変数を割り当てるだけのものになりました。
各変数は、sys/conf/Makefile.kern.inc
に切り分けられ、
これがカーネルを組み立てるための糊付けとなっています。
カーネルの各 makefile の間の重複は解消されました。
(ソースツリー全体に分散していたものではなく)
ひとつにまとめられたカーネル makefile の開発は、
もはや大した問題ではなくなりました。
さらに、カーネルやカーネル構築に関する新「機能」の追加や、修正、削除が、
これまでより大幅に簡単にできるようになりました。
お使いになっている &man.config.8; を、かならず最新の状態に更新してください
(これは、無条件におこなってください)。また、これとあわせて、最近構築した
-current カーネルすべてについて、
config
を実行しなおすとよいでしょう。
今回の変更に先立ち、広範な試験をおこなっているので、
問題はないものと思っています。万一、何か問題があった場合には、
&man.send-pr.1; で報告していただくようお願いします。
08 Dec 2001 - UVM ページ置換用の新 sysctl 変数
Chuck Silvers が、sysctl 変数を 3 個新設する変更を commit しました。
この各変数は、それぞれ異なるページ割り当て (匿名プロセスのメモリー、
キャッシュされたファイルデータ、キャッシュされた実行形式のデータ)
のメモリーに対する割合の上限を調節するものです。
また、いくつかの旧来の sysctl 変数を、
より明瞭な名前に改名しました。
旧来の変数は、以下の名前に改められました。
vm.anonmin
vm.filemin (旧名 vm.vnodemin)
vm.execmin (旧名 vm.vtextmin)
新設された変数は以下のとおりです。
vm.anonmax
vm.filemax
vm.execmax
新設された変数の値は、既存のものと同様に、RAM に対する百分率です。
この文脈において、"max" による上限の制約を受けるのは、
すべての要求を満たせるだけのメモリーがない場合のみです。
このため、他の種類の要求がなければ、この上限を超えることができます。
さらなる情報は、tech-kern
メールアーカイブの Chuck の発表にあります。
05 Dec 2001 - 最初の IrDA 対応
Lennart Augustsson が、カーネルに最初の IrDA 対応を追加しました。
これは、ユーザーランドに IrDA フレームを提供します。つまり、
カーネルは実際のハードウェアと喋る方法をすべて知っており、
ユーザーランドのプロトコルスタックに対しては、
単一のインターフェースを提供するのです。
さらなる情報は、Lennart が
current-users メーリングリストに投稿した記事にあります。
03 Dec 2001 - NetBSD パッケージ設定ファイルの場所が調整可能に
Johnny Lam が、NetBSD パッケージ用の設定ファイルの場所を指定する変数
PKG_SYSCONFDIR
を実装するため、NetBSD
pkgsrc
へ、いくつかの変更を commit しました。
この変更は、利用者のみなさんのさまざまな好みに応えるという考えによるものです。
たとえば、設定ファイルをすべて /etc に置きたいという方もいます。
パッケージ関連のファイルはすべて /usr/pkg 以下に置くべきという方もいますが、
/usr/pkg を複数のマシンで共有したいという方もいます。
この変数を /etc/mk.conf で設定すると、各パッケージはこの機能を使うようになります。
さらに、設定ファイル用のディレクトリーは、パッケージ単位で設定することもできます。
たとえば、/etc/mk.conf で
PKG_SYSCONFDIR.apache=/etc/apache
と設定すると、Apache パッケージは、設定ファイルを
/etc/apache ディレクトリーに置くようになります。
この変更を、pkgsrc 全体にわたって機能するようにするため、
関連のあるパッケージを変換して、この新変数を使うようにする必要があります。
この変換作業がはじまっています。
03 Dec 2001 - ATAPI テープドライブ対応
Manuel Bouyer が、NetBSD-current
の、NetBSD の ATAPI テープドライバーへの最後の仕上げを commit しました。
このドライバーは、OnStream ATAPI ドライブを使って試験がおこなわれてきました。
また、Seagate ATAPI ドライブでの動作報告も寄せられています。
これら以外の ATAPI ドライブでこのドライバーが動作したという方がいらっしゃったら、
current-users@NetBSD.org まで報告していただくようお願いします。
02 Dec 2001 - ツリー内の curses 更新
Brett Lymn が、newterm および set_term 関数を実装するため、NetBSD-current の curses への変更を
commit しました。これは、根本的な部分から広範な変更をするものです。
注意点は、新しい libcurses のインストール後に、
vi
のソースを更新して再コンパイルする必要があることです。
そうしないと、vi
が使えなくなります。
これは curses のバグでは「ありません」。これは、
ある設定においてライブラリーの関数名を奪うという、vi
側の問題です。
この場合、vi
は、libcurses に newterm 関数がないと判断すると、
独自の newterm を定義します。私はこの問題に対して、
vi
のソースに設定ファイルの変更を commit したので、
この問題はなくなったはずです。
この変更にともなって curses に問題が生じたという方は、
&man.send-pr.1; を使って問題を報告していただくようお願いします。
2001 年 11 月
26 Nov 2001 - NetBSD-current が USB v2.0 に対応
Lennart Augustsson が、NetBSD-current を USB v2.0 デバイスに対応させました。
新しい ehci ドライバーは、まだ開発途上ですが、
CD-RW ドライブのようないくつかの大容量ストレージデバイスでは、
動作する状態になっています。
USB v2.0 は、もともとの USB 仕様に対して、大幅に速度が向上しており
(12Mb/s に対して 480Mb/s)、また、すぐれた互換性を持っています。
詳細は、メーリングリストアーカイブの Lennart
の発表をご覧ください。
22 Nov 2001 - BSDFreak web サイト復活
BSDFreak のサイトが復旧しました。
このサイトの目的は、利用者の視点による独自の記事を提供することです。
このサイトには IRC ゲートウェイもあります。
BSDFreak は米国バージニア州アーリントンに本拠を置く、
Black Hat Networks, LLC の非営利部門です。著者と編集者は、Alexander Chamandy
と Sean Davis です。
22 Nov 2001 - 新しいセキュリティー勧告がリリースされました
NetBSDセキュリティー勧告SA2001-018がリリースされました。
解決方法や一時的な回避方法に関する情報などの詳細については、
セキュリティー勧告の中で示されています。
NetBSD
Security Advisory SA2001-018 -
BSDラインプリンターデーモンのリモートバッファーオーバーフロー脆弱性
修正: NetBSD-current: 2001年8月28日
NetBSD-1.5 branch: 2001年9月30日
これまでに出たセキュリティー勧告に関する
より詳細な情報は、
NetBSDのセキュリティーのページにあります。
20 Nov 2001 - NetBSD/acorn32 ポートの専用ホームページ作成
NetBSD/arm32 を複数のポートに分割する作業のなかで、NetBSD/acorn32 については、
約 1 箇月前には光明が見えましたが、現在にいたるまで、
ホームページとメーリングリストはありませんでした。
18 Nov 2001 - IBM PS/2 (MCA) マシン上の NetBSD/i386
Jaromir Dolecek は、
NetBSD-current での
IBM PS/2 (MCA) マシンのサポートが、通常の作業が可能となり
安定したマルチユーザーサーバーが提供できるところまで到達したことを 発表しました。
システムインストールツール (sysinst) も、この種の i386
マシンへのインストールをサポートするよう書き換えられました。
インストール用にどのブートフロッピーを使えばよいかなど、
正確な詳細は、INSTALL ドキュメントをご覧ください。
次のメジャーリリース (NetBSD 1.6) が出るまでは、
PS/2 サポートは NetBSD/i386 -current バイナリー
スナップショット でのみ利用可能です。
この対応の開発は、もちろん今後も続けておこなわれ、
さらなるデバイスドライバーの作成やドキュメンテーションの拡充がおこなわれるでしょう。
NetBSD/i386 ポートのページ:
http://www.NetBSD.org/ports/i386/
IBM PS/2 上の NetBSD/i386:
http://www.NetBSD.org/ports/i386/ps2.html
NetBSD/i386 -current のバイナリースナップショット:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/i386/snapshot/
18 Nov 2001 - Trident 4DWAVE にもとづく AC'97 サウンドカード用ドライバー
Yoshihiko Someya が、NetBSD-current に、 Trident 4DWAVE
にもとづく (4DWAVE DX/NX, SiS 7018, ALi M5451) サウンドカード用の新しいドライバーを commit しました。
08 Nov 2001 - pkgsrc の速度向上を commit
Alistair G. Crooks が、ソース構築速度を改良するため、
bsd.pkg.mk への変更を commit しました。
第一段は、先週 commit されたもので、
スクリプト用ディレクトリーが削除され、これにあわせ、
pre-<target>, post-<target>, configure という名前のスクリプトを
スクリプト用ディレクトリーから探すロジックも削除されました。
これらは、パッケージの Makefile で、
同名のターゲットから明示的にスクリプトを呼び出すように改められました。
独自にパッケージを作成あるいは保守している方は、この点にご留意ください。
第二段は、.USE マクロを削除して、
明示的な &man.make.1; ターゲットに置き換え、
各ターゲットの依存性を通常の Makefile のやりかたで指定することです。
詳細は、tech-pkg
メールアーカイブの Alistair の記事にあります。
08 Nov 2001 - 2001年10月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年10月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されるもので、最近のパッケージの変更 ページにあります。
03 Nov 2001 - Tekram DC-395U/UW/F および DC-315/U SCSI ホストアダプター用ドライバー
Izumi Tsutsui が、Tekram TRM-S1040 ASIC をもつ Tekram DC-395U/UW/F および
DC-315/U PCI SCSI ホストアダプター用のドライバーを commit しました。
このドライバーは、Rui-Xiang Guo が書いたもので、
Izumi が若干の変更を加えています。
01 Nov 2001 - pkgsrc が Darwin に対応
Alistair G. Crooks が、NetBSD
パッケージコレクションに、Darwin (1.4) への最初の対応を追加しました。
今回の対応をする機会を与えてくれた Bill Coldwell に大いに感謝します。
この対応は、まだできたてですが、
Alistair は Darwin にパッケージをインストールすることができるようになっています。
詳細は、tech-pkg
メールアーカイブの Alistair の発表にあります。
2001 年 10 月
30 Oct 2001 - 1.5.2 向けの新しい XFree86 4.1.0 スナップショット
Stoned Elipot が、 2001/10/30 現在の NetBSD xsrc/xfree ソースから、
NetBSD/i386 1.5.2 向けの XFree86 4.1.0 スナップショットを作りました。
この新しいスナップショットは、
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/i386/XF86-4.1.0-1.5.2/xfree410-152.tgz
にあります。同じディレクトリーの README ファイルに、説明と MD5 チェックサムが書いてあります。
22 Oct 2001 - カーネルサブシステムのドキュメンテーション
Gregory McGary が、NetBSD カーネルの各種インターフェースについて、
マニュアルページのセクション 9 で文書化しました。
以下のようなページを新たに提供することができ、私たちはうれしく思います。
&man.mca.9; MicroChannel Architecture bus
&man.namecache.9; name lookup cache
&man.namei.9; pathname lookup
&man.rasops.9; raster display operations
&man.tc.9; TurboChannel bus
&man.vattr.9; vnode attributes
&man.vfs.9; kernel interface to file systems
&man.vfsops.9; kernel file system interface
&man.vnode.9; kernel representation of a file or
directory
&man.vnodeops.9; vnode operations
&man.vnsubr.9; high-level convenience functions for vnode operations
&man.wscons.9; machine-independent console support
&man.wsdisplay.9; wscons display support
&man.wsfont.9; wscons font support
&man.wskbd.9; wscons keyboard support
&man.wsmouse.9; wscons mouse support
17 Oct 2001 - NetBSD-current に Creative Labs SBLive! ドライバー
Yannick Montulet による Creative Labs 製の人気のある
"Sound Blaster Live
" 系サウンドカード用ドライバーが、
NetBSD-current に commit されました。
現時点では、MIDI にはまだ対応していません—後から追加で対応させることは、
難しいことではないでしょう。
emuxki0 at pci0 dev 15 function 0: Creative Labs SBLive! EMU 10000 \ \
(audio multimedia, revision 0x08)
emuxki0: interrupting at irq 5
emuxki0: SigmaTel STAC9721/23 codec; 18 bit DAC, 18 bit ADC, Rockwell 3D
audio0 at emuxki0: full duplex, mmap, independent
何か問題があれば、&man.send-pr.1; で問題報告を送っていただくようお願いします。
15 Oct 2001 - dump のメッセージにタイムスタンプ追加
Brett Lymn が NetBSD-current の
&man.dump.8; への変更を commit し、
出力メッセージにタイムスタンプをつけられるようにしました。
-t フラグを使うと、タイムスタンプが有効になります。タイムスタンプの形式は、
標準状態では %H:%M:%S %Z (たとえば 13:50:25 UTC) です。
TIMEFORMAT
環境変数を、
&man.strftime.3; のコマンドを含む文字列に設定すると、
dump のタイムスタンプをお好みの形式に変えることができます。
[09:44:10 CST] DUMP: 2.13% done, finished in 3:50 (at 13:34:16 CST)
[09:49:10 CST] DUMP: 9.82% done, finished in 1:31 (at 11:21:01 CST)
[09:54:10 CST] DUMP: 16.89% done, finished in 1:13 (at 11:07:57 CST)
[09:59:10 CST] DUMP: 23.62% done, finished in 1:04 (at 11:03:51 CST)
[10:04:10 CST] DUMP: 30.18% done, finished in 0:57 (at 11:02:00
CST)
詳細は、更新後の &man.dump.8; マニュアルページをご覧ください。
12 Oct 2001 - NetBSD のセキュリティー監査システムの抜本見直し
Luke Mewburn と Andrew Brown が、
NetBSD に組み込まれているセキュリティー監査システムへの大幅な変更を完了しました。
新しい監査システムは、ファイル (監視対象の範囲は設定可能)
を監視し、変更を報告します。
この報告には、テキストにもとづく設定ファイルの変更点や、
ファイルの変更の一般的な通知 (たとえばバイナリーファイル用)
を含めることができます。
監査対象のサブシステムは、
システムのネットワーク構成、ユーザー認証情報、ディスク構成、
その他多数です。
もちろん、必要があれば、利用者はいつでも監視対象のデータを追加することができます。
この変更の commit
log をご覧ください。
01 Oct 2001 - 2001年9月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年9月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されるもので、最近のパッケージの変更 ページにあります。
2001 年 9 月
30 Sep 2001 - PCMCIAオーディオドライバーの追加
Jared D. McNeill は、Eiger Labs PCMCIAサウンドカード用のドライバーを
提供してくれました。PCMCIAバスがダイレクトメモリーアクセス(DMA)を許さ
ないので、このドライバーはサウンドカードへのアクセスにプログラムドIO
を使用します。しかしながら、8ビットと16ビットのオーディオサンプルを
44.1kHz以上で再生することが可能です。これは、NetBSD用の初のPCMCIA
オーディオドライバーです。
29 Sep 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは六人の新しい開発者達を迎え入れることを喜ばしく思います:
Stoned Elipot、seb@NetBSD.org、は、過去に多くのpkgsrcのPRを提出
して、NetBSD
パッケージコレクション (pkgsrc)に貢献してくれています。彼は、
引き続きpkgsrcを改善する予定です。
Tetsuya Isaki、isaki@NetBSD.org、は
NetBSD/x68kの作業をおこなう予定です。
既にいくつかのデバイスドライバーの作業をおこなっていますし、他
の作業もおこなってくれるでしょう。
Martti Kuparinen、martti@NetBSD.org、はNetBSD パッケージ
コレクション (pkgsrc)のために多くのPRを提出してくれています。
彼は引き続き直接コミットすることによりpkgsrcの改善をおこなって
うれるでしょう。
Chris Pinnock、cjep@NetBSD.org、は htdocs、pkgsrc、バイナリー
パッケージのバルクビルドの作業をおこなう予定です。また、Chris
は、NetBSD wwwとISOのUKにおけるミラーをおこなっています。そして、
ここ最近は、NetBSD www-teamの手助けをしてくれています。
Tracy Di Marco White、gendalia@NetBSD.org、はプロジェクト内部の
メンテナンス作業をおこなう予定です。
Someya Yoshihiko、someya@NetBSD.org、は、PCIサウンドハードウェア
を含むさまざまなデバイスドライバーの作業をおこなってくれる予定です。
25 Sep 2001 - バイナリーパッケージのデジタル署名
Alistair Crooks が &man.pkg.add.1; の変更を commit しました。これは、
デジタル署名を使ってバイナリーパッケージの内容を検証する機能を追加したものです。
この検証は、 &man.pkg.add.1; のコマンドライン引数に
"-s verification-type
" のように検証方式を指定すると、
実行されます。
検証方式としては、
gpg
(pkgsrc/security/gnupg),
pgp5
(pkgsrc/security/pgp5),
および none
が定義されています。
バイナリーパッケージの内容と出自を検証するためのプログラムが呼び出されます。
そして、インストールを続けるかどうかを、ユーザーに尋ねます。
検証方式を "none
" にした場合は、これまでの挙動と同じとなり、
これがデフォルトです - この場合は、バイナリーパッケージの検証はおこなわれません。
検証方式は、依存パッケージ用に実行される &man.pkg.add.1; にも、
再帰的に渡されます。
現時点では、パッケージの検証機能は、
パッケージを URL で指定する場合には使えないという制限があります。
この制限をなくすことは検討中です。
詳細は、tech-pkg
メールアーカイブの Alistair の告知にあります。
22 Sep 2001 - NetBSD/atariがELFに移行
Thomas Gernerは、NetBSD/atari
ポートをELFに変更する修正をコミットしました。COMPAT_AOUT_M68K
カーネルオプション付きであれば、すべての古いa.outバイナリーは
そのまま動作するはずです。a.out 用の &man.ifconfig.8; と &man.route.8;
は構造体の境界調整問題のせいで動作しないことに注意して
ください。
NetBSD/atari ELF スナップショットは以下の場所にあります:
このスナップショット、またはソースからアップグレードするための手順は:
15 Sep 2001 - 最近のUVMの変更
Chuck Silvers が、大量の UVM の変更を commit しました。この変更は、
NetBSD メーリングリストで最近議論された
vfs_reinit
や softdep-poolification
の変更をはじめとする、過去数箇月の彼の作業成果です。
今回の変更のほとんどは、性能や高負荷への耐性の改良に関するものです。
一例をあげると、PC で Chuck が調べたところでは、
NetBSD 1.5 のソースツリーの "make release
" の所要時間が、
1.5 のカーネルにくらべ 10% 少なくなりました。さらに、彼の DECstation 5000/200 では、
書き込みスループットが NetBSD 1.5 より 1% 以内改良されています。
Chuck の発表に、
変更のまとめがあります。
何か問題が起きたら、&man.send-pr.1; で問題を報告していただくようお願いします。
15 Sep 2001 - Sun GEMイーサネットコントローラー用のドライバー
Eduardo Horvath が、SUN GEM, Sun ERI 10/100,
および Apple GMAC ギガビットイーサネットコントローラー用の新しいドライバーを commit しました。
13 Sep 2001 - NetBSD 1.5.2がリリースされました
21のアーキテクチャーをサポートするNetBSD 1.5.2がリリースされました。
これは、NetBSD 1.5.1の安定性の
改善、不具合修正、機能追加のためのパッチリリースです。
詳細な情報は、1.5.2
リリース声明を御覧下さい。
多くのFTPミラーサイトが、NetBSD 1.5.2をミラー中です。どうか、あなたの
近くのNetBSD FTPミラーサイトを使ってください。
09/27 更新: 日本語
とフランス語
に翻訳された NetBSD 1.5.2 リリース声明があります。
06 Sep 2001 - 最近のFFSの変更
Luke Mewburn が、(他のオープンソースの BSD の変種に見られる)
Grigoriy Orlov による ffs_dirpref()
の拡張を、
若干の変更を加えたうえで取り込みました。
新しいアルゴリズムでは、性能が大きく向上しています。特に、
ffs ファイルシステム上で pkgsrc.tar.gz
を展開するようなタスクでの性能が向上しています。
詳細は、
Luke の commit
log にあります。
06 Sep 2001 - 三つの新しいセキュリティー勧告がリリースされました
NetBSDセキュリティー勧告SA2001-015、SA2001-016、SA2001-017がリリースされました。
解決方法や一時的な回避方法に関する情報などの詳細については、
個々のセキュリティー勧告の中で示されています。
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-015 -
ユーザーランドからカーネルへ渡される文字列の長さの不十分なチェック
修正: NetBSD-current: 2001年8月5日
NetBSD-1.5 branch: 2001年8月16日 (1.5.2 に修正が含まれます)
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-016 -
&man.fts.3;内で安全性のチェックが十分でないchdirを使用
修正: NetBSD-current: 2001年7月9日
NetBSD-1.5 branch: 2001年8月22日 (1.5.2 に修正が含まれます)
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-017 -
&man.sendmail.8; の正しくないコマンドライン引数のチェック
修正: NetBSD-current: 2001年8月22日
NetBSD-1.5 branch: 2001年8月22日
pkgsrc: sendmail-8.11.6
上述のセキュリティー勧告に関して、
より多くの情報がNetBSDセキュリティーのページから得られます。
2001 年 8 月
31 Aug 2001 - LinuxWorld での NetBSD ブースのまとめ
NetBSD プロジェクトでは、 2001 年 8 月 28 〜 30 日、LinuxWorld Conference &
Expo にブースを出しました。
Jason Thorpe が、手短に LinuxWorld
での NetBSD ブースに関するまとめを書いています。このブースは、
日本の Playstation 2 上で動作する NetBSD の初舞台でもありました。
27 Aug 2001 - AMD PCnet-PCI イーサネットチップ用ドライバー
Jason Thorpe が、AMD PCnet-PCI 系のイーサネットチップ用の新しいドライバーを
commit しました。このドライバーは、(他の PCI ネットワークドライバーと同様に、
そして、古い "le at pci
" ドライバーとは異なり)
mbufs へのダイレクト DMA を使っています。
また、MII に接続された 10/100 ボード上の PHY との通信にも対応しています。
詳細は、&man.pcn.4; マニュアルページにあります。
23 Aug 2001 - 二つの新しいセキュリティー勧告がリリースされました
NetBSDセキュリティー勧告SA2001-013、SA2001-014がリリースされました。
解決方法や一時的な回避方法に関する情報などの詳細については、
個々のセキュリティー勧告の中で示されています。
SA2001-013やSA2001-014に対する修正は、もうすぐ出るNetBSD 1.5.2リリースに含まれます。
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-013 -
OpenSSLのPRNGに関する脆弱性
PRNGに使われている疑似乱数生成方法は十分に強いものではないため、
攻撃者がPRNGの内部状態を推測できてしまいます。
修正: NetBSD-current: 2001年7月10日
NetBSD-1.5 branch: 2001年7月29日 (1.5.2 に修正が含まれます)
pkgsrc: openssl-0.9.6b または openssl-0.9.6nb1
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-014 -
&man.dump.8; によってグループ「tty」が危険に
&man.dump.8; と &man.dump.lfs.8; はRCMD_CMD環境変数にあるユーザーで実行されている時に、
setgidされているttyグループ権限を正しく落していませんでした。
修正: NetBSD-current: 2001年8月8日
NetBSD-1.5 branch: 2001年8月8日 (1.5.2 に修正が含まれます)
上述のセキュリティー勧告に関して、
より多くの情報がNetBSDセキュリティーのページから得られます。
22 Aug 2001 - BSD API メーリングリスト
この前のUsenix BSD
MegaBOFにおいて、BSD API の変更をアナウンスするためのメーリング
リストというコンセプトが提案されました。このメーリングリストは、
人々が、それぞれの BSD に追加した新しい API についてのメッセージを
投稿する場所を提供し、他の BSD の人々がそれらの作業に気づくことが
できるようにすることを目的としています。
そして、今回、二つのメーリングリストが作成されました。ひとつはアナウンス
用、もうひとつは、API やその設計について、冷静に議論するためのものです。
以下の二つのリストです:
bsd-api-announce@wasabisystems.com
bsd-api-discuss@wasabisystems.com
両方とも、majordomo 経由で参加申込することができます。そして、両方とも
moderated なメーリングリストです。これらのリストに関するより詳細な
情報は、本文に "info list-name
" と書いたメールを
majordomo に送信することで取得できます。
21 Aug 2001 - 新しい sendmail 8.11.6 が -currentとpkgsrcに
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-current の sendmail をバージョン8.11.6に更新しました。
このバージョンはコマンドラインの処理に関するセキュリティー問題を修正
します。この問題は、SecurityFocusによって報告
されました。この脆弱性は、8.11.6 より前の 8.11 と、8.12.0Beta19 より前の
8.12.0.Beta の全バージョンに存在しますが、リモートから攻撃することはできません。
pkgsrc でも、mail/sendmail パッケージが
8.11.6 に更新されました。
NetBSD
の配布に含まれるサードパーティー製ソフトウェアおよびNetBSD パッケージコレクション
の変更点 (毎日更新)にも関連情報があります。
08/22 更新: この問題の修正が、リリース予定の NetBSD 1.5.2 に対しておこなわれました。
netbsd-1-5
枝の sendmail 8.11.3 に、
コマンドラインの処理に関するセキュリティー問題を修正するパッチが適用されました。
17 Aug 2001 - ブリッジサポートがNetBSD-currentに追加されました
Jason Thorpe が、NetBSD-current
に、イーサネットブリッジの構築への対応を commit しました。
ブリッジの構成は、&man.ifconfig.8; と、新しいユーティリティー
&man.brconfig.8; を組み合わせておこないます。&man.brconfig.8; はこのほか、
以下のようにブリッジの状態の表示にも使います。
swinger:thorpej 1$ brconfig -a
bridge0: flags=41<UP,RUNNING>
Configuration:
priority 32768 hellotime 2 fwddelay 15 maxage 20
Interfaces:
fxp2 flags=3<LEARNING,DISCOVER>
port 4 priority 128
tlp0 flags=3<LEARNING,DISCOVER>
port 5 priority 128
Address cache (max cache: 100, timeout: 1200):
00:20:6f:04:13:1d tlp0 1169 flags=0<>
08:00:2b:2b:a9:0e tlp0 914 flags=0<>
00:03:47:20:1b:7d fxp2 191 flags=0<>
00:00:f8:23:43:9d tlp0 148 flags=0<>
swinger:thorpej 2$
ブリッジコードを使った方は、どれだけちゃんと動いたか、
Jason までメールで報告していただくようお願いします。
問題があった場合は、&man.send-pr.1; を使って、
バグ報告を記録していただくようお願いします。
このブリッジ対応は、Jason Wright の OpenBSD 用ブリッジドライバーをもとに、
Jason Thorpe が変更を加えたものです。
17 Aug 2001 - FFS_EIコードの変更
Luke Mewburn が、異なるエンディアンのファイルシステムの FFS_EI
カーネルオプションによるマウントを、大幅に安定化するための変更を
commit しました。また、この変更を反映するため、各種ツールの更新もおこないました
(&man.fsck.ffs.8;, &man.dump.8;, &man.dumpfs.8; など)。
"options FFS_EI
" のもとでの非標準のバイトオーダーによる
FFS の読み書きへの対応は、Manuel Bouyer が NetBSD に追加したものです。
これに Luke が最近おこなった変更が加わった結果、fsck
,
dump
, dumpfs
(など) を、
異なるエンディアンのファイルシステムに対して実行したり、
マウントして使ったり、'fsck_ffs -B newendian ....
'
でエンディアンを変換したりできるようになりました。
何か問題があったら、&man.send-pr.1; を使ってバグ報告を送っていただくようお願いします。
15 Aug 2001 - NetBSD/powerpc 上の Linux 互換機能に関する連載記事が完結
PPCプラットフォーム用BSDのLinux互換性は、Emmanuel Dreyfus
によって書かれた 5 部構成の連続記事です。この記事はO'Reilly ONLamp.comのために書かれ
ました。この記事は、エミュレーションサブシステムのさまざまな部分や、
アーキテクチャー依存のいくつかの問題、引数の受渡し、シグナルの処理、
システムコールを動くようにする方法について記述しています。
最初の
記事 -
NetBSD/powerpc 上での Linux 互換性の実装。 [20010510]
二番目の
記事 -
NetBSD/powerpc 上での動的バイナリー互換性の問題。 [20010517]
三番目の
記事 -
Linux エミュレーションにおけるシグナルの処理方法。 [20010607]
四番目の
記事 -
Java 仮想マシンを動作させるために Linux 互換レイヤーを移植する
困難。 [20010621]
五番目の
記事 -
Linux gdb を完全に機能させるための Linux エミュレーションの修正
方法の発見。 [20010809]
以下のページも御覧下さい: NetBSD
に関する記事
13 Aug 2001 - 2001年7月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年7月の変更が、current-users
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されるもので、最近のパッケージの変更 ページにあります。
09 Aug 2001 - 最近の NetBSD/mvme68k の改良
Motorola の 68k VME ボードコンピューターへのNetBSD ポート
NetBSD/mvme68k に、
最近になって、いくつか改良が加えられています。
Matt Thomas が the NetBSD Foundation に MVME177
を寄付してくれたおかげで、 Steve Woodford が NetBSD/mvme68k -current
で m68060 ベースのこのボードのサポートを完成させることができました。
これに伴い、 Steve は、 2001-08-07 時点の -current のソースに基づく新しい
NetBSD/mvme68k スナップショットを提供しています。このスナップショットは ftp
サーバーの NetBSD/mvme68k
スナップショット
置き場にあります。
前回の -current スナップショットにくらべ、 NetBSD/mvme68k
カーネルには多くの重要な変更が加わっています:
MI &man.evcnt.9; インターフェースが割り込み統計の記録に使われるようになりました。
標準のネットブートプログラムが、 rarp/bootparams に加えて DHCP
にも対応しました。
シミュレートされた
ソフトウェア割り込みが、ハードウェアに支援された
ソフトウェア割り込みに置き換えられました。これにより、例外ハンドラーからの
exit のオーバーヘッドが減少しました。
信頼性改善のため、 pmap に多数手が加えられました。
MVME167/MVME177 (オプションで MVME162/MVME172 も) 上の ECC DRAM
コントローラーが完全に有効になりました。カーネルは、
コントローラーによるエラー報告すべてを検出し、記録するようになります。
そうするためには、カーネルコンフィグファイルを変更して、 &man.memc.4;
ドライバーが pcctwo0 ではなく mainbus0 にアタッチするようにする必要があります。
なお、 &man.memc.4; ドライバーは、いくつかのボードに存在する MEMC040
パリティーチェックメモリーコントローラーには未対応です。
そして、もちろん、完全な MVME177 のサポート。
何か問題があった場合は、通常の場合と同様に、 &man.send-pr.1; や port-mvme68k
メーリングリストで問題を報告してください。
08 Aug 2001 - 新しい開発者達
NetBSD プロジェクトは以下の新しい開発者達を迎え入れることを喜ばしく思います:
Damon Brodie, damon@NetBSD.org, はこれまで長い間、
NetBSD
パッケージコレクションを手伝ってくれています。
多数のパッケージや pkgsrc に関する PR について、
特に、perl モジュール、X-10 および iButtons に関して、
寄与してくれています。
Takashi Hosokawa, takashi@NetBSD.org, は、
日本・東京の有名な UNIX システムソリューション企業、ぷらっとホーム株式会社に勤務しています。
ぷらっとホームで、Takashi は PowerPC 860 にもとづくマイクロサーバー、OpenBlockS
の開発に関わっています。彼は OpenBlockS マイクロサーバーへの
NetBSD の新たな移植に大きな関心を持ち、この移植を完成させました。
彼は、この新ポートを NetBSD のソースツリーに統合する作業をおこない、
NetBSD/openblocks のポートメンテナーとなる予定です。
Takashi はこのほか、X11 や国際化にも関心を持っています。
Bang Jun-Young, junyoung@NetBSD.org, は、引き続き、
NetBSD 用の多言語コンソールドライバー
uwscons (universal wscons) の作業をおこないます。
もっと具体的にいうと、uwscons は wscons
(NetBSD のプラットフォーム独立なワークステーションコンソールドライバー)
の拡張で、複数の言語・エンコーディングのテキストを表示することができます。
03 Aug 2001 - NetBSD-current の ISC DHCP を 3.0rc10 に更新
Matthias Drochner が、NetBSD-current の ISC DHCP を、バージョン 3.0rc10 に更新しました。
あわせてご覧ください: NetBSD
の配布に含まれるサードパーティー製ソフトウェア
2001 年 7 月
31 Jul 2001 - 新しい port-algor メーリングリストの作成
新しいメーリングリスト、port-algor
が作成されました。Algorithmics, Ltd. の MIPS ベースの評価ボードへのポートである NetBSD/algor について議論するためのメーリングリストです。
30 Jul 2001 - Mylex AcceleRAID および eXtremeRAID
コントローラー用ドライバー
Andrew Doran が、Mylex AcceleRAID および eXtremeRAID
コントローラー (ファームウェア v6 以降) 用のドライバーを NetBSD-current に commit しました。
このドライバー mly は、
FreeBSD の同名のドライバーをもとに、
Thor Lancelot Simon, Eric
Haszlakiewicz, Andrew Doran が変更を加えたものです。
詳細は &man.mly.4; マニュアルページをご覧ください。
29 Jul 2001 - 新しい port-cats メーリングリストの作成
新しいメーリングリスト、port-cats
が作成されました。Chalice Technology CATS へのポートである NetBSD/cats について議論するためのメーリングリストです。
28 Jul 2001 - NetBSD/arm26 用の新しいブートローダー
Ben Harris は、 gzip されたカーネルに対応した、新しい
NetBSD/arm26
用ブートローダーをコミットしました。詳細は、port-arm26
メールアーカイブの Ben のアナウンスを参照してください。
26 Jul 2001 - Sundance TC9021 ギガビットイーサネット用ドライバー
Jason Thorpe が、Sundance
Tech. TC9021 ギガビットイーサネットチップ用のドライバーを新たに NetBSD-current に commit しました。
このチップは D-Link
DGE-550T に使われているほか、
Antares ギガビットイーサネットボードでも使われる予定です。
Jason は 1000BASE-SX (ファイバー) と 1000BASE-T (cat5)
の両サンプルボードでテストをしましたが、1000BASE-T のボードではまだ成功していません。
つまり 1000BASE-SX のボードでは良好に動作しているということです。
stge0 at pci0 dev 11 function 0: Sundance TC9021 Gigabit Ethernet, rev. 7
stge0: interrupting at irq 11
stge0: Ethernet address 00:33:07:33:1a:66
gentbi0 at stge0 phy 1: Generic ten-bit interface, rev. 0
gentbi0: 1000baseSX, 1000baseSX-FDX, auto
何か問題があったら、&man.send-pr.1; でバグ報告を送ってください。
25 Jul 2001 - 四つの新しいセキュリティー勧告がリリースされました
NetBSDセキュリティー勧告SA2001-009、SA2001-010、SA2001-011、SA2001-012がリリースされました。
解決方法や一時的な回避方法に関する情報などの詳細については、
個々のセキュリティー勧告の中で示されています。
SA2001-009、SA2001-010、SA2001-011に対する修正は全てNetBSD 1.5.1に含まれています。
SA2001-012はNetBSD 1.5.1を含むそれ以前のリリースに影響があります。
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-009 -
sugid-exec と &man.ptrace.2; の間の競合
この競合を用いると、ローカルユーザーはrootにsetuidされている実行ファイルを利用して、
スーパーユーザー権限で任意のコードを実行することができてしまいます。
修正: NetBSD-current: 2001年6月15日
NetBSD-1.5 branch: 2001年6月17日 (1.5.1 に修正が含まれます)
NetBSD-1.4 branch: 2001年7月19日
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-010 -
&man.sshd.8;がX11フォワーディングによって「cookies」ファイルを誤操作
X11フォワーディングが有効になっていると、
悪意のあるローカルユーザーは「cookies」という名前のどんなファイルでも
root権限で消去することができてしまいます。
修正: NetBSD-current: 2001年6月14日
NetBSD-1.5 branch: 2001年6月25日 (1.5.1 に修正が含まれます)
pkgsrc openssh: openssh-2.9p2 でこの問題は修正されています
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-011 -
&man.sendmsg.2;で不十分なmsg_controllenチェック
カーネルで長さチェックが不十分なために、
ローカルユーザーは &man.sendmsg.2; を使ってカーネルトラップ、
または「out of space in kmem_map」パニックを引き起こせてしまいます。
修正: NetBSD-current: 2001年7月1日
NetBSD-1.5 branch: 2001年7月2日 (1.5.1 に修正が含まれます)
NetBSD-1.4 branch: 2001年7月19日
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-012 -
&man.telnetd.8;オプションのオーバーフロー
&man.telnetd.8;プログラムにはバッファーオーバーフローが存在します。
どんなクライアント接続でもtelnetdをSEGVさせることができ、
rootとして任意のコードを実行できる可能性があります。
修正: NetBSD-current: 2001年7月19日
NetBSD-1.5 branch: 提供されているパッチを利用してください
NetBSD-1.4 branch: 提供されているパッチを利用してください
上述のセキュリティー勧告に関して、
より多くの情報がNetBSDセキュリティーのページから得られます。
22 Jul 2001 - 2001 年 6 月の NetBSD パッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooks は、毎月、NetBSD パッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001 年 6 月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成される pkgsrc の変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更ページにあります。
16 Jul 2001 - LFS オンディスクレイアウトバージョン 2 を
-current に commit
Konrad Schroder が、LFSv2 のための変更を NetBSD-current に commit しました。
カーネルとユーザーランドは、v1 と v2 いずれのファイルシステムにも対応しており、
newfs_lfs
は標準状態では v2 のファイルシステムを生成します。
v2 のレイアウトでの変更点の概要は、source-changes
メーリングリストのアーカイブにある
Konrad の commit log に記されています。
12 Jul 2001 - NetBSD/i386 1.5.1 用の XFree86 4.0.3/4.1.0 スナップショット
Havard Eidnes が、NetBSD/i386 1.5.1 上で構築された XFree86 バージョン
4.0.3 の非公式なスナップショットを制作しました。これは、
4.1 バージョンがインポートされる直前の xsrc
ツリーから構築されたものです。
この構築用のツリーには、Matrox
製のドライバーをインポートするための変更が加わっています。
このため、手を加えていない 4.0.3 では Matrox G450 カードをプローブして
"refused" となりますが、このスナップショットでは同カードに対応しています。
また、Hubert Feyrer は NetBSD/i386 1.5.1 上で構築された XFree86 バージョン
4.1.0 の非公式なスナップショットを制作しました。これは、
2001-07-09 現在の xsrc
ツリーの 4.1.0 のソースにもとづいています。
この NetBSD/i386 1.5.1 用 XFree86 4.0.3/4.1.0 スナップショットは、
ftp サーバーの NetBSD/i386 スナップショット置き場
にあります。ファイル xfree403+.tgz
および xfree410.tgz
の各ファイルは、
/ で展開するための tar ファイルとなっており、
内容はすべて usr/X11R6 以下に展開されます。
12 Jul 2001 - Matt DeBergalis が NetBSD/next68k ポートメンテナーになりました
Matt DeBergalis, <deberg@NetBSD.org>, は、
NetBSD/next68k ポートメンテナーの役割を
志願してくれました。
時間的な制約から next68k ポートメンテナーの役を降りたのは、
Darrin B. Jewell です。Darrin は、引き続き不具合を修正
したり、メーリングリストで質問に答えたり、その他のプロジェクトで
next68k ポートに貢献してくれるでしょう。
11 Jul 2001 - NetBSD 1.5.1がリリースされました
21のアーキテクチャーをサポートするNetBSD 1.5.1がリリースされました。
これは、NetBSD 1.5の安定性の
改善、不具合修正、機能追加のためのパッチリリースです。
詳細な情報は、1.5.1
リリース声明を御覧下さい。
多くのFTPミラーサイトが、NetBSD 1.5.1をミラー中です。どうか、あなたの
近くのNetBSD FTPミラーサイトを使ってください。
07/12 更新: フランス語と 日本語
に翻訳された NetBSD 1.5.1 リリース声明があります。
02 Jul 2001 - 連載記事: NetBSDドキュメンテーションツアー
NetBSDドキュメンテーションツアーは、Hubert Feyrerによる
四回の連載記事です。これらの記事は、NetBSD 1.5.x に含まれている
全てのドキュメンテーションを紹介しています。最初の二つの記事は、
マニュアルページとInfoページの紹介、三番目の記事は、NetBSDの歴史的
な、そして現在存在する膨大な量のドキュメントのコレクションの中から、
troff、あるいはnroffフォーマットのドキュメントや論文の概要を紹介
しています。シリーズ最後の記事は、1.5.x システムにおける他のNetBSD
ドキュメンテーションや、NetBSD web サイトについて簡単に述べています。
マニュアル
ページ [200104]
Info
ページ [200105]
Runoff
ドキュメンテーション [200106]
Loose Odds
& Ends [200107]
以下のページも御覧下さい: NetBSDに関する記事
2001 年 6 月
30 Jun 2001 - USENIX Annual Technical Conference 2001におけるNetBSD
07/02更新: Luke Mewburn が、BSD BoFでの会話を元に作った NetBSD
のスライドが、http://www.mewburn.net/luke/talks/usenix-2001-bof/
にあります。
NetBSD は、Usenix 2001に出展
しました。BSD BoFに参加した皆さん、NetBSDブースに来てくれた方々全て
に感謝します。
NetBSDプロジェクトからは、NetBSDコアグループ
のメンバー、Christos Zoulas と Luke Mewburn が、BSD BoF でプレゼン
テーションをおこないました。概要の一覧が、Chuck Toporekの 「BSD Super BoF
からこんにちは」の記事に掲載されています。
このプレゼンテーションのスライドが、http://www.mewburn.net/luke/talks/usenix-2001-bof/
にあります。
Luke Mewburn はテクニカルセッションもおこないました。
彼のプレゼンテーションのタイトルは、「NetBSD rc.dシステムの設計と
実装」Lukeの論文は、Usenix 2001 webサイト
上でHTML
とPDF
フォーマットで参照することができます。また、Ellen Sieverの「Usenix
テクニカルセッション Wrap-Up」という記事の中で、彼女は Luke の
プレゼンテーションについて簡単に述べています。
Luke の論文はUsenix 2001のwebサイトのFREENIX
Track Refereed Papers
のところから、HTML形式やPDF形式で手に入れることができます。
(USENIXの会員資格が必要です。)
この論文は、Luke自身のwebサイトでもPDF
形式で手に入れることができます。
最後にもう一度、来てくださった方々に感謝します。
28 Jun 2001 - 新しい開発者
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく思います:
Robert Swindells、rjs@NetBSD.orgは、NetBSD/arm32とNetBSD/hpcarmポートの作業をおこな
う予定です。
22 Jun 2001 - NetBSD/x86_64: AMD の次期64ビットCPU用のポート
先週、NetBSD の x86-64 (tm) アーキテクチャー向けのポートが、
NetBSD CVS リポジトリーにコミットされました。x86-64 はAMDの
次期64ビットラインのCPUです。現在のところ、x86-64 ハードウェアが
出荷されていないので、このポートは Virtutechシミュレーター上でしか動作
しません。この環境下では、マルチユーザーで動作します。
NetBSD/x86_64は、NetBSDが動作する44番目のアーキテクチャーです。
この移植作業は、Wasabi SystemsのFrank van der Lindenによっておこ
なわれました。そして、AMDによる親切なサポート、シミュレーターと
それを動かす速いマシンの提供がありました。
これに関するWasabiのプレスリリースが以下の場所にあります:
x86-64 CPUに関する情報は、以下を御覧下さい:
および
スクリーンショット
と同様に、 &man.dmesg.8; の出力がamd64ポート
ページにあります。
21 Jun 2001 - コミットログリストのSubject行の情報が増えました
Hubert Feyrerは、コミットメッセージメーリングリスト
(pkgsrc-changes、
source-changes、www-changes)のSubject:行を
改善しました。全てのコミットメッセージは、今までと同様にブランチ名
を含み、かつ、コミットに関係するディレクトリーの最短の共通パス名(単
なるモジュール名でなく)が含まれるようになりました:
CVS commit: [optional-branch] least/common/path
例えば、
/pkgsrc/www/w3m/Makefile
をコミットした場合、 pkgsrc-changesに送信される
メッセージのSubject:行は以下のようになります:
CVS commit: pkgsrc/www/w3m
19 Jun 2001 - Sundance Tech. ST-201 10/100イーサネットチップ用ドライバー
Jason Thorpeは、Sundance Tech. ST-201 10/100イーサネットチップ用の
新しいドライバーをNetBSD-currentにコミットしました。
このチップはD-Link DFE-550TXボードで使用されており、Jasonはこのボード
上で新しいドライバーのテストをおこないました:
ste0 at pci0 dev 9 function 0: D-Link DFE-550TX 10/100 Ethernet
ste0: interrupting at irq 9
ste0: Ethernet address 00:50:ba:00:00:06
sqphy0 at ste0 phy 1: Seeq 80225 10/100 media interface, rev. 0
sqphy0: 10baseT, 10baseT-FDX, 100baseTX, 100baseTX-FDX, auto
何か問題を発見したら、 &man.send-pr.1; で不具合報告をおこなってください。
19 Jun 2001 - 新しい開発者
NetBSDプロジェクトは新しい開発者達を迎え入れることを喜ばしく思います:
Nathan Ahlstrom、nra@NetBSD.orgは、NetBSD パッケージ
コレクション(pkgsrc)の作業をおこなう予定です。過去に、pkgsrcに
対するいくつもの機能追加や不具合修正を &man.send-pr.1;経由でおこなって
くれています。
Jason Fink、jrf@NetBSD.orgは、既に
NetBSD Guideと
NetBSD webサイトに貢献してくれています。そして、ドキュメンテーション
を作ったり改善する作業を引き続きおこなう予定です。また、ドキュメン
テーション以外にも、NetBSD-currentの追跡を助ける予定です。
MAEKAWA Masahide、gehenna@NetBSD.orgは USBの改善作業をおこなって
いました。現在、彼は動的なdevswの割り当てのフレームワークを開発して
います。
YAMAMOTO Takashi、yamt@NetBSD.orgは、 &man.send-pr.1; で多くのPRを送って
くれていました。その範囲は、デバイスドライバーからユーザーランドの
プログラムにまで及びます。彼は、主に i18nの作業をおこなう予定です。
18 Jun 2001 - Adaptec AIC-6915 10/100 イーサネットチップ用のドライバー
Jason Thorpeは、「Starfire」として知られているAIC-6915 10/100
イーサネット用チップのドライバーをコミットしました。
このチップは、多くのAdaptec Ethernetボードで使用されています:
ANA-62011 Single port 10/100 64-bit
ANA-62022 Dual port 10/100 64-bit
ANA-62044 Quad port 10/100 64-bit
ANA-62020 Single port 100baseFX 64-bit
ANA-69011 Single port 10/100 32-bit
Jasonは、以下のボード上でこのドライバーをテストしました。
sf0 at pci0 dev 11 function 0: ANA-62011 (rev 0) 10/100 Ethernet, rev. 3
sf0: interrupting at irq 11
sf0: Ethernet address 00:00:d1:a8:16:08
sqphy0 at sf0 phy 1: Seeq 80220 10/100 media interface, rev. 1
sqphy0: 10baseT, 10baseT-FDX, 100baseTX, 100baseTX-FDX, auto
何か問題を発見したら、 &man.send-pr.1; で不具合報告をおこなってください。
18 Jun 2001 - NetBSD-currentでISC DHCPが3.0rc8にアップグレード
Matthias DrochnerはISC DHCPのバージョンを3.0rc8に、NetBSD-currentにおいてアップグレード
しました。
以下のページも御覧下さい:
NetBSDの配布に含まれるサードパーティー製ソフトウェア
18 Jun 2001 - NetBSD-currentにおける高性能パイプの実装
Jaromír Dolecek は、高性能なパイプ実装をNetBSD-currentに移植しました。
この実装は、 元々、John S. DysonによってFreeBSD プロジェクトのために
書かれたものです。今のところ、これはオプショナルな機能です。したがって、
この機能を使う場合、カーネルコンフィギュレーションファイルに
「options NEW_PIPE
」を追加する必要があります。
古いsocketbased-pair実装と、新しい実装との間では、20%から300%の速度が
向上しています。遅いCPUのマシンのほうが、速度が向上しています。
新しいパイプ実装ではメモリー間のコピーが発生しないため、UVMのuvm_loan()
より、すぐれています。全てのマシンで性能が改善されているはずです。
さらなるテストの後で、この新しい実装は、デフォルトになる予定です。
14 Jun 2001 - NetBSD/cesfic: FIC8234 VMEプロセッサーボードへの移植
Matthias Drochnerは、スイスの会社CES(Geneve)FIC8234 VMEプロセッサー
ボードへNetBSDを移植しました。このボードは、高エネルギー物理データでは
ポピュラーです(あるいは、ポピュラーでした)。
このポートは、マルチユーザーやセルフホスティングには不十分です。まだ、
SCSIサポート等が追加されていません。
Matthias Drochnerは、NetBSD/cesficポートメンテナーです。
より詳細な情報はNetBSD/cesficポートページを御覧下さい。
14 Jun 2001 - NetBSD/walnut: IBMの405GP評価ボードへの移植
Eduardo HorvathとSimon Burgeは、「Walnut」と呼ばれているIBMの405GP
評価ボードにNetBSDを移植しました。
Walnutは、PCケースに格納するように設計されたATXフォームファクター
マザーボードです。一般的なPCIバス、周辺機器等をそなえています。
Walnutに関する詳細な情報は、IBMのwebサイトにあります:
http://www.chips.ibm.com/products/powerpc/tools/ek.html および
http://www.chips.ibm.com/products/powerpc/evalkits/405refbd.pdf
Eduardo HorvathとSimon Burgeは、NetBSD/walnutのポートメンテナーです。
彼らの作業は、Wasabi Systemsによって後援
されています。Wasabi Systemsは、NetBSD/walnutに関するプレス
リリースを発表しています。
14 Jun 2001 - 2001年5月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年5月の変更が、current-users
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
09 Jun 2001 - NetWorld+Interop TokyoにおけるBSD BoF
2001年6月7日、
NetWorld+Interop Tokyoの
夜のセッションのひとコマとしてBSD BoF が開催されました。300人以上の
参加者、IRC経由の50-100人の聴衆(ボランティアがディスカッションの内容
をいくつかのIRCのチャネルにタイプしました)、そして数人がRealVideo放送
でディスカッションを見ていました。Jun-ichiro itojun Hagino が、
NetWorld+Interop TokyoにおけるBSD BoFの様子をまとめました。
06 Jun 2001 - Motorola MPC6xx CPUs用の新しいpmapモジュールが-currentに
Matt Thomasは、PowerPC 60x、7xx (G3)、74xx (G4) CPU用の新しいpmapモジュールを、
NetBSD-currentにコミットしました。新しい
pmapは、置き換えられた以前のpmapと比べて単純かつ高速です。例えば新しいpmap
モジュールを使うと、GENERIC NetBSD/macppc
カーネルの構築にかかるカーネル時間が40%減少します。
また、Mattのコミットは構成の変更も含んでいます。近い将来、NetBSD は別のMMUを
持つPowerPCに対応する予定です。この準備のために、新しいpmapと関連するファイル
は新しい二つのディレクトリーに置かれます: sys/arch/powerpc/mpc6xx と
sys/arch/powerpc/include/mpc6xx。powerpc/include 中のMPC6xx依存のヘッダーファイル
(bat.h、hid.h、hid_601.h、pte.h)は、 mpc6xx固有のpmap.hと共に
powerpc/include/mpc6xxへ移動されました。
新しいカーネル設定オプション(PPC_MPC6XX)が定義され、bebox、macppc ポート
のstd.<port>に追加されました。prepもすぐに更新される予定です。
03 Jun 2001 - Initio INIC-940/950 PCI SCSIコントローラー用のドライバー
Izumi Tsutsuiは、Initio INIC-940/950 SCSIコントローラー用のドライバーを、NetBSD-currentに追加しました。このドライバー
は、OpenBSDのihaドライバーを元に、いくつかの構造の変更をおこなったものです。
03 Jun 2001 - 新しい開発者
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく思います:
Mario Kemper、magick@NetBSD.orgは、NetBSD パッケージ
コレクション(pkgsrc)とX11ソースの作業をおこなう予定です。
03 Jun 2001 - ハードウェアIPv4/TCP/UDPチェックサム対応
Jason Thorpeは、インバウンド、アウトバウンドIPv4、TCP、UDPチェックサム
に対応するための彼の変更をNetBSD-current
にコミットしました。現在、NatSemi DP83820ギガビットイーサネット(gsip)、
3Com Etherlink XL (ex)、Alteon Tigon/Tigon2ギガビットイーサネット
(ti)に対応しています。また、この変更にはIPv6 pseudo-headerチェックサム
のキャッシング対応も含まれています。これにより、IPv6ユーザーはCPU時間を節約する
ことができます。
何か問題を発見したら、 &man.send-pr.1; で不具合報告をおこなってください。
2001 年 5 月
31 May 2001 - NetBSD/vax で複数のcpuが動くようになりました
Anders Magnussonは、彼のVAX 8350で全三つのプロセッサーを動かすことに成功しま
した。テストはすでに終り、システムは安定して動いています。ほとんどのコード
は既にソースツリーに入っており、残りのコードは、若干の整理と洗練をおこない、
開発ブランチ、NetBSD-currentにコミットされる予定です。
VAX 8350システムは、今後NetBSDが対応するシステムの中で、おそらく最も遅い
マルチプロセッサーシステムです: それぞれの CPU は約2VUPS (~2MIPS)。
8350は通常二つのCPUしか搭載されていません。三つ目のCPUはテストのために追加
されたものです。
NetBSD/vaxを他の興味深いマシンで動かすことは、それほど難しいことでは
ありません。例えば、二つの6VUPS KA88 CPUを持つ8800、32VUPS以上の速度の
CPUを六つ搭載可能な6000シリーズ等です。Stay tuned!
興味のある人達のために、以下に &man.dmesg.8; と &man.top.1; の出力をのせておきます:
また、ワークステーションやPCに甘やかされている全ての若者のために、
本物のコンピューターがどんなものかがわかる二三の写真もあります:
これはVAX 8800 (the four rightmost sections with brown top)、
Andersが作業した8350。
です。そして、これは
6000、
6320 (それぞれ4 VUPS のCPU二つ)の写真です。
&man.dmesg.8;の出力:
Copyright (c) 1996, 1997, 1998, 1999, 2000, 2001
The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved.
Copyright (c) 1982, 1986, 1989, 1991, 1993
The Regents of the University of California. All rights reserved.
NetBSD 1.5V (GENERIC.MP) #41: Wed May 30 17:46:57 CEST 2001
ragge@bakfull:/usr/home/ragge/tmp/syssrc/sys/arch/vax/compile/GENERIC.MP
VAX 8200
total memory = 49148 KB
avail memory = 41848 KB
using 640 buffers containing 2560 KB of memory
mainbus0 (root)
bi0 at mainbus0
klesi at bi0 node 0 [sadr 20400000 eadr 20440000] not configured
cpu0 at bi0 node 2: ka825 (master) cpu rev 2, u patch rev 28, sec patch 1
kdb0 at bi0 node 4 vec 520
mscpbus0 at kdb0: version 3 model 2
ra0 at mscpbus0 drive 0: RA90
ra0: nspt 52 group 1 ngpc 15 rct 780 nrpt 1 nrct 2
ra1 at mscpbus0 drive 1: RA90
ra1: nspt 69 group 1 ngpc 13 rct 414 nrpt 1 nrct 4
cpu1 at bi0 node 7: ka825 (slave) cpu rev 2, u patch rev 29, sec patch 1
ni0 at bi0 node 8 vec 540: DEBNA
ni0: hardware address 08:00:2b:0b:cd:05
cpu2 at bi0 node 9: ka825 (slave) cpu rev 2, u patch rev 28, sec patch 1
dmb32 at bi0 node 10 unsupported
mem0 at bi0 node 11: size 16MB, 1M chips
mem1 at bi0 node 12 [sadr 1000000 eadr 2000000]: size 16MB, 1M chips
mem2 at bi0 node 13 [sadr 2000000 eadr 3000000]: size 16MB, 1M chips
booted from type 98 unit 0 csr 0x20010000 adapter 8 slave 0
boot device: ni0
root on ni0
mountroot: trying cd9660...
mountroot: trying nfs...
nfs_boot: trying DHCP/BOOTP
nfs_boot: BOOTP server: 130.240.16.34
nfs_boot: my_addr=130.240.16.204
nfs_boot: my_mask=255.255.255.0
root on zen:/export/root/nisse
root time: 0x3b0d6ac7
Clock has lost 11256 day(s) - CHECK AND RESET THE DATE.
root file system type: nfs
cpu1: running
cpu2: running
init: copying out path `/sbin/init' 11
/etc/rc.conf is not configured. Multiuser boot aborted.
Enter pathname of shell or RETURN for sh:
Terminal type? [unknown]
#
&man.top.1;の出力:
load averages: 0.77, 0.61, 0.28 09:42:47
11 processes: 8 sleeping, 3 on processor
Memory: 2476K Act, 156K Wired, 38M Free
PID USERNAME PRI NICE SIZE RES STATE TIME WCPU CPU COMMAND
38 root 49 0 108K 368K onproc 0:05 74.31% 16.46% top
37 root 31 0 132K 352K onproc 0:51 26.59% 7.86% bc
32 root 10 0 444K 92K sleep 0:01 9.83% 3.56% sh
36 root 28 0 132K 352K onproc 0:05 9.17% 3.03% bc
31 root 10 0 24K 268K sleep 0:03 5.12% 1.86% time
29 root 10 0 444K 136K sleep 0:01 4.85% 1.76% sh
35 root 10 0 24K 268K sleep 0:00 5.03% 1.66% time
28 root 10 0 444K 80K sleep 0:01 0.00% 0.00% sh
1 root 10 0 248K 64K sleep 0:01 0.00% 0.00% init
33 root 10 0 444K 136K sleep 0:00 0.00% 0.00% sh
11 root 10 0 444K 312K sleep ??? 0.00% 0.00% sh
&man.top.1;の出力に「3 on processor」とあること、
二つの「echo "2^9999/3^6308" | /usr/bin/time bc」を実行していることに
注目してください。
29 May 2001 - NetBSDがAlgorithmics MIPS評価ボードに移植されました
06/01更新: NetBSD/algorポートメンテナーのJason Thorpeは、
Algorithmics P-4032 ボード対応をおこないました。ただし、JasonはまだP-4032を
持っていないので、この新しいコードはテストされていません。
Jason Thorpeは、NetBSDをAlgorithmics MIPS評価ボードに移植
しました。この新しいポートは、NetBSD/algorと呼ばれます。そして、現在
QED RM5xxx CPU が搭載されたP-5064に対応しています。
P-4032(R4xxx CPUの搭載された古いボード)に対応するための枠組みとなる
コードも含まれています。最新のボード、P-6032のためのplaceholderも
ありますが、まだ、実際のコードはありません(P-6032は異なるPCI
コントローラー、Algorithmics BONITOを使っています)。
NetBSD/algorカーネルには、まだいくつかの問題が残っています(おそらく
ソフト割り込み関連)。しかし、自ホスト上では十分動作します。
移植をおこなうために、JasonにP-5064ボードを借してくれた
Allegro Networks
に感謝します。
29 May 2001 - 三つの新しいセキュリティー勧告がリリースされました
05/31更新: SA2001-006は、netbsd-1-4
ブランチで修正
されました。
NetBSDセキュリティー勧告SA2001-006、SA2001-007、SA2001-008
がリリースされました。解決方法と一時的な回避方法に関する情報を含む
詳細な情報は、個々のセキュリティー勧告の中に含まれています。
これらの修正はnetbsd-1-5
ブランチに反映されました。したがって、
NetBSD 1.5.1リリースに含まれる予定です。
NetBSD
セキュリティー勧告SA2001-006 -
悪意のある第三者が大量の不正にフラグメント化されたパケットを送信
することにより、NetBSDノードと他のノード間の通信を妨害する可能性
があります。
修正: NetBSD-current: 2001年4月17日
NetBSD-1.5 branch: 2001年4月24日
NetBSD-1.4 branch: 2001年5月31日
NetBSD
セキュリティー勧告SA2001-007 -
IP Filter (ipf)、NetBSDのIPパケットフィルタリングソフトウェアには、
フラグメント化されたパケットのチェックの不具合があり、その結果
フィルタールールがバイパスされる可能性があります。
修正: NetBSD-current: 2001年4月6日
NetBSD-1.5 branch: 2001年4月14日
NetBSD-1.4 branch: 2001年4月14日
NetBSD
セキュリティー勧告SA2001-008 -
システムコールに対しユーザーの指定した引数の検査をおこなっていないため、
sh3プラットフォーム上のユーザーアプリケーションは、
通常のシステム保護を避けて管理者権限でコードを実行できます。
この問題は、sh3プラットフォームだけに存在します。sh3プラット
フォームには、dreamcast、evbsh3、hpcsh、mmeyeポートが含まれます。
修正: NetBSD-current: 2001年5月16日
NetBSD-1.5 branch: 2001年5月27日
過去のセキュリティー勧告に関する詳細な
情報はNetBSDセキュリティーページにあります。
28 May 2001 - 新しいsendmail 8.11.4が-currentとpkgsrcに
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-currentにおいてsendmailをバージョン8.11.4にアップグレードしました。
pkgsrcでは、sendmail 8.11.4、あるいは8.12.0.Beta10が利用可能です。
8.11.4については、mail/sendmail パッケージを、
8.12.0.Beta10 については mail/sendmail-current
パッケージを御覧下さい。
他の興味深いドキュメントとして、
NetBSDの配布に含まれるサードパーティー製ソフトウェアとNetBSDパッケージコレクションの
変更:日毎があります。
22 May 2001 - Luke Mewburn が lukemftpd 1.1 をリリース
lukemftpd、拡張された NetBSD ftp サーバーの古いバージョンの NetBSD
や他のプラットフォーム(Solaris や Linux のような)への移植版、が利用
可能になりました。lukemftpd は autoconf 設定スクリプトを使用し、
NetBSD 固有のライブラリーの機能を持っていないシステムのライブラリー
を置き換えます。
このバージョンにおける主な変更は:
IPv4におけるcheckportcmdの不具合修正
S/Key認証に対応
~の展開に &man.glob.3;
以外の方法を使用
移植性の改善
帯域外オペレーションの処理方法の書き直し。将来のリリースにおける
RFC2228 セキュリティー拡張対応を簡単にするため。
また、NetBSD
パッケージコレクションの net/lukemftpd パッケージ
も、バージョン1.1リリースに更新されました。
lukemftpd のメインの ftp サイトは ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/misc/lukemftp/です。
同じ場所に lukemftp、拡張された NetBSD ftp クライアントの他システム
への移植版、もあります。
18 May 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい開発者達を迎え入れることを喜ばしく思います:
Rafal Boni、rafal@NetBSD.orgは、既に
NetBSD/sgimipsポートに対して、
多大な貢献をしてくれました。(例えば、5月11日のニュース「最近のNetBSD/sgimipsの変更」
を見てください)。Rafal は引き続き、NetBSD/sgimips の作業を
おこなう予定です。
Valeriy E. Ushakov、uwe@NetBSD.orgは主に
NetBSD/sparc、特に Javastation 1
に関する作業をおこないます。
18 May 2001 - NetBSD 開発者地図
NetBSD 開発者地図ができました。
NetBSD の開発をおこなっている人々の住んで
いる場所がわかります。
17 May 2001 - National Semiconductor DP83820 ギガビットイーサネット用ドライバー
Jason Thorpe は、National Semiconductor DP83820 ギガビットイーサネット
チップ用のドライバーを、NetBSD-currentにコミットしました。
このチップは、NetGear GA-622、Asante FriendlyNet GigaNIXボードを含む
いくつかの安価なギガビットイーサネットボードで使用されています。
gsip0 at pci0 dev 9 function 0: NatSemi DP83820 Gigabit Ethernet
gsip0: interrupting at irq 9
gsip0: Ethernet address 00:50:fc:2c:b4:da
ukphy0 at gsip0 phy 1: Generic IEEE 802.3u media interface
ukphy0: OUI 0x1000e8, model 0x0006, rev. 0
ukphy0: 100baseTX, 100baseTX-FDX, 1000baseTX, 1000baseTX-FDX, auto
Jason は、まだPHY用のドライバーを書いていません。しかし、100ベース、
あるいは1000ベースモードで使用することは可能です。このドライバーには
まだチューニングが必要ですが、通常の使用には問題ありません。
何か問題を発見したら、 &man.send-pr.1; で不具合報告をおこなってください。
17 May 2001 - -currentとpkgsrcのBINDが8.2.4にアップグレード
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-currentのBINDを、バージョン8.2.4
にアップグレードしました。
pkgsrcについては、BIND 8.2.4と9.1.2が利用可能です。
NetBSD パッケージ
コレクションの、
net/bind9
ページを御覧下さい。
13 May 2001 - 新しいam-utils 6.0.6がインポートされました
Bernd Ernestiが、am-utils 6.0.6をNetBSD-currentにインポートしました。
変更概要は、source-changes
メールアーカイブの中のBernd のコミットメッセージの中にあります。
以下のページも御覧下さい: NetBSDと一緒に配布される
サードパーティーソフトウェア
12 May 2001 - NetBSD/next68kがELFに移行
Chuck Silvers は、NetBSD/next68k
ポートをELFに変更する修正をコミットしました。COMPAT_AOUT_M68K
カーネルオプション付きであれば、すべての古いa.outバイナリーは
そのまま動作するはずです。a.out 用の &man.ifconfig.8; と &man.route.8;
は構造体の境界調整問題のせいで動作しないことに注意して
ください。
完全なNetBSD/next68k ELFスナップショットは、まだ準備できていません。
しかし、NetBSD/sun3 ELFスナップショットが以下の場所にあります:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/sun3/snapshot/
NetBSD/sun3 ELFスナップショットのユーザーランドは正常に動作するはずです。
Chuck は、NetBSD/next68k ELFカーネルとブートプログラムを以下の場所に
置いています:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/next68k/ELF/
11 May 2001 - 最近のNetBSD/sgimipsの変更
Rafal K. Boniは、多くの新しい機能をNetBSD/sgimipsに追加しました。
この機能はすでにNetBSD-currentにコミット済みです。最も重要な変更は、
新しくIP22(Indigo2、Indy、Challenge S)に対応した事です。主な変更の
一覧は以下の通りです:
IP22に対応(Indigo2、Indy、Challenge S)
HPC I/O 周辺機器ASICへの対応。Indigo2とIndyのSCSIやイーサネット等
で使用されています。
HPC ASICに接続されているSeeq 8003イーサネットに対応。これは、
Indigo2とIndyで使用されています。
Dallas 1286クロックに対応。これはIndigo2とIndyで使用されています。
IOC1/2メモリーマップ
Indigo2/Indy IMCに対応。(ここに全ての他のデバイスが接続されています)
Indigo2とIndy用のSCCシリアルポートに対応
SCCコンソールの設定に対応
汎用のソフトウェア割り込みの実装。この機能は、
NetBSD/mipscoから派生しました。
Indigo2用の基本的なEISA対応
動的なシステムコンフィギュレーションへの対応。この機能は
NetBSD/pmaxから派生しました。
RafalのIndigo2用の参考となるカーネルコンフィギュレーションファイルが、
sys/arch/sgimips/conf/TEAL にあります。
NetBSD/sgimipsに関する詳しい情報はNetBSD/sgimips ポートページを御覧下さい。
10 May 2001 - PPCプラットフォーム用BSDのLinux互換性に関する論文
更新 05/18: 二番目の記事も読むことができるようになりました。
06/08: 三番目の記事も読むことができるようになりました。
06/21: 四番目の記事も読むことができるようになりました。
08/15: 五番目、そして最後の記事を読むことができるようになりました。
PPCプラットフォーム用BSDのLinux互換性は、Emmanuel Dreyfus
によって書かれた連続記事です。この記事はO'Reilly ONLamp.comのために書かれ
ました。この記事は、エミュレーションサブシステムのさまざまな部分や、
アーキテクチャー依存のいくつかの問題、引数の受渡し、シグナルの処理、
システムコールを動くようにする方法について記述しています。
最初の
記事 -
NetBSD/powerpc 上での Linux 互換性の実装。
[20010510]
二番目の
記事 -
NetBSD/powerpc 上での動的バイナリー互換性の問題。[20010517]
三番目の
記事 -
Linux エミュレーションにおけるシグナルの処理方法。[20010607]
四番目の
記事 -
Java 仮想マシンを動作させるために Linux 互換レイヤーを移植する
困難。[20010621]
五番目の
記事 -
Linux gdb を完全に機能させるための Linux エミュレーションの修正
方法の発見。[20010809]
以下のページも御覧下さい: NetBSD
に関する記事
09 May 2001 - 新しい開発者
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく思います:
Dieter Baron、dillo@NetBSD.orgは、パッケージの提出や、NetBSD パッケージ
コレクション(pkgsrc)のバグ修正をおこなってくれています。また、
過去には、NetBSD getopt_long の作り直しもおこなってくれました。
当面は、pkgsrc の作業をおこなう予定です。
09 May 2001 - NetBSD 1.5.1リリースサイクル最新情報
更新されました:NetBSD/alpha、NetBSD/amiga、NetBSD/arc、NetBSD/arm32、NetBSD/atari、NetBSD/hp300、NetBSD/hpcmips、NetBSD/i386、NetBSD/macppc、NetBSD/mvme68k、NetBSD/news68k、NetBSD/pmax、NetBSD/sparc、NetBSD/sparc64、NetBSD/sun3、NetBSD/vax、NetBSD/x68kの
1.5.1_BETA2 スナップショットができました。これ以外のアーキテクチャー用の
スナップショットもすぐにできる予定です。
4月9日に、NetBSD 1.5.1リリースサイクルが開始されました。NetBSD 1.5.1は、
NetBSD 1.5の安定性を改善し、
不具合を修正するパッチリリース
です。
リリースサイクルは、netbsd-1-5
ブランチのテストから始まり
ました。これがNetBSD 1.5.1_BETAでした。この期間中に、1.5.1ソースツリー
にはいくつかの変更がおこなわれました。
ドキュメンテーションが更新され、数個のバグが修正され、いくつかの
ドライバーがtrunk(NetBSD-current)
から、netbsd-1-5
ブランチに持ってこられました。
NetBSD 1.5 から NetBSD 1.5.1_BETA の間の変更の
完全な
リストがあります。
現在は1.5.1_BETA2 ですが、これから何がおこるのでしょうか?
1.5.1_BETA2は、NetBSD 1.5.1_BETA のテスト期間中の不具合修正や機能追加が
問題ない事を保証するためのものです(何か問題がありそうだというわけではな
く、念のためです)。1.5.1_BETA2 スナップショットはすぐに作成される予定です。
(準備が完了すれば、関連ポートのページとニュースが更新されます)。
もし、可能であれば、どうかテストをしてください。
1.5.1_BETA2ソースツリーは、netbsd-1-5
ブランチとして存在します。
ソースコードは、anoncvs、ftp、sup の三つの方法によって入手可能です。
anoncvs: anoncvs を使用し、NetBSD 1.5.1_BETA2ソースコードを
入手したい場合は、cvs 「update」コマンドの「-r netbsd-1-5」フラグ
を使いソースツリーを更新してください。あるいは、「checkout」コマ
ンドに先ほどのフラグを指定し、別のツリーをチェックアウトしてくだ
さい。1.5.1_BETA2ソースツリーを更新したい場合、間違ってNetBSD-current
を入手するのを防ぐために、常に「-r netbsd-1-5」フラグを指定して下さい。
ftp: FTP サーバー上の/pub/NetBSD/NetBSD-release-1-5/
ディレクトリーに 1.5.1_BETA2ソースツリーは存在します。展開されたソースは
毎日、tar ファイルは毎週、更新されます。
sup: SUP を使い 1.5.1_BETA2ソースツリーを入手したい場合は、
「release-1-5」コレクションを使ってください。
NetBSD 1.5.1のリリースは、1.5.1_BETA2の後に予定されています。つまり、
6月上旬になるでしょう。
注: オリジナルの1.5.1 リリースサイクルに関する4月のニュースは、
「NetBSD 1.5.1 リリースサイクル開始(4月6日)
」を御覧下さい。
09 May 2001 - NetBSD が Sun 2 に移植されました
2001年1月にMatthew Fredetteは、Sun Microsystems Sun 2 シリーズの
コンピューターへの、NetBSD の移植を開始しました。Sun 2 は、
Motorola 68010 CPU と Sun 設計のカスタム MMU ベースのマシンで、
サーバーおよびデスクトップワークステーションとして、1980年代初期
から中期まで発売されていました。Sun 2 システムは、
NetBSD で NetBSD/sun3としてサポート
されている Sun 3 システムにとってかわられました。
いくらかの作業により、Matt はマルチユーザーでブートさせる事に成功
しました。そして、2001年4月から、NetBSD ツリーへのマージを開始しました。
NetBSD/sun2 の現状に関する詳細な情報は、
NetBSD/sun2 ポートページを御覧下さい。
04 May 2001 - VIA チップセットへの対応が
NetBSD-current で改善
Manuel Bouyer は、 &man.pciide.4; におけるVIA コードへの改善をコミットしました。
Ultra/66 に対応したコントローラーでは、安定して動作するはずです。また、
仮の 686b 対応も追加されています。
02 May 2001 - 2001年4月のNetBSDパッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooksは、毎月、NetBSDパッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年4月の変更が、current-users
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成されるpkgsrcの変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
01 May 2001 - NetBSD/vaxがVAX 4000/705Aに対応
Michael Kukatが、
NetBSD/vaxをVAX 4000/705Aに対応させるコードを書きました。この
コードは既にコミットされ、NetBSD/vaxの-currentで利用可能です。
NetBSD/vaxに関する詳細な情報はNetBSD/vaxポートページを御覧下さい。
2001 年 4 月
26 Apr 2001 - sushi の新しいメニュー構造
Tim Rightnour は、sushi にネットワーク設定
とプロセス
メニューを追加しました。また、システムメニュー
にsysctl
フォームを追加しました。
sushi は、マシンの管理や複雑な作業から、ユーザーや管理者を助ける
ために設計された、対話形式でメニューベースのプログラムです。
sushi は、ユーザーがマシン上で実行可能なさまざまな機能のメニューを
用意しています。ユーザーが望む機能を選択すると、機能がすぐに実行
されます。あるいは、ほとんどの場合、ユーザーは簡単なフォームに必要な、
そしてオプショナルな情報を入力するように質問されます。これは、sushi
によって処理され、アクションが実行されます。
新しいネットワーク設定メニューにより、sushi による /etc/exports の編集、
NIC の設定の変更、YP/NIS の設定等の作業が可能になりました。
プロセスメニューにより、/etc/rc.d 内のスクリプトによる起動、停止、
状態表示、再起動が可能になりました。システムメニュー内の新しい sysctl
フォームにより、対話形式の sysctl の設定と、その設定の /etc/sysctl.conf
への保存が可能になりました。
既に sushi がインストールされている NetBSD システムを使用している場合は、
「sharesrc/share/sushi
」で「make install
」を実行する
だけで簡単にメニュー構造を更新することができます。もちろん、
「make build
」、あるいは2001年4月26日以降のNetBSD-current のソースを元にした
スナップショットをインストールすることによっても、メニューを更新する
ことができます。
25 Apr 2001 - thorpej_scsipi ブランチの NetBSD-current へのマージ
Manuel Bouyer は、thorpej_scsipi
ブランチをNetBSD-currentにマージしました。
thorpej_scsipi
ブランチは、SCSI/ATAPI 中間層を完全に書きかえる
ために作られました。本日のマージにより、この書きかえは NetBSD-current
に組み込まれました。以下は、変更と機能の概要です:
全ての xfers は中間層にキューイングされます。アダプタードライバー
毎の ad-hoc な方法は必要ありません。
中間層におけるアダプター/チャネルのリソース管理により、
アダプター/チャネルがリソースを持たない場合の、xfer の開始を避ける
ことが可能になりました。
中間層とアダプター間の通信が改善されました。
アダプターから中間層や周辺機器への非同期イベント通知機構。
周辺機器のキュー管理の改善。freeze/thaw、リカバリー時の
ソートされた再キューイング等。
周辺機器、アダプター、アダプターチャネルのきれいな分離
(もはや scsipi_link は必要ありません)。
scsipi_channel 毎のカーネルスレッドにより、エラーからの復旧が
非常に容易になりました(もはや、エラーからの復旧の時に、コンテキスト
への割り込みを処理する必要はありません)。
中間層がタグづけされたキューイングに対応しました。コマンドは
タグタイプセットを明示的に持つことができ、タグID は中間層で割
り当てられます(したがって、多くのアダプタードライバーにおける、バグ
の多いタグID の割り当てスキーマを使う必要はありません)。
中間層における QUEUE FULL と CHECK CONDITION ステータスに対応しま
した。コマンドがリクエストされるか、必要なら REQUEST SENSE が送信
されます。
scsipi の中核は十分テスト済みです。しかし、いくつかの HBA ドライバー
はテストが必要です。もし、何か問題があれば、 &man.send-pr.1; で、報告して
ください。できるだけ早く対応します。
21 Apr 2001 - FSMLabs が NetBSD 対応 RTLinux をアナウンス
FSMLabsは、RTLinux オペレーティ
ングシステムが NetBSD コンポーネントと共に使用可能となったことを発表
しました。新しい RTLinux on BSD (RTL/BSD) は、NetBSD を汎用 OS として
使用します。
RTLinux は、POSIX 10003.13 PS51 仕様にもとづく「高速で、効率的かつ小
さなリアルタイムカーネル」です。特許化されたデュアルカーネル設計を
採用することにより、RTLinux は汎用OSをリアルタイムカーネルの低優先度
スレッドとして動かします。
FSMLabs の Principal Engineer、Michael Barabanov は「RTLinuxアプリケー
ションにより、Linux または BSD を透過的に使用することができる。顧客に
このような選択肢を提供することができ、大変喜ばしい。」と語っています。
RTL/BSD は FSMLabs からバイナリー
配布ライセンスで入手することができます。そして、ソースコードも提供されて
います。
詳細な情報は
FSMLabs のプレスリリースを御覧下さい。
20 Apr 2001 - NetBSD-current で NetBSD/alpha MP
がマルチユーザーで起動
Jason Thorpe はマルチプロセッサーのNetBSD/alpha カーネルがマルチユーザーで
動作するようにしました。ユーザーとカーネル両方のコードがマルチ
プロセッサー上で動作しました。カーネル構築やユーザーランドの完全な
構築をおこなっていますが、非常に安定しています。
MP に必要な全てのコードは NetBSD-current にコミットされ、AlphaServer
1200 上でテストされています。このマシンは、AlphaServer 4100 と同じ
systype なので、MP コンフィギュレーションも同じように動くはずです。
MP コンフィギュレーションで動作するシステム:
AlphaServer 1200
AlphaServer 4100
DEC/Alpha Processor, Inc. DP264
DEC/Alpha Processor, Inc. UP2000
DEC/Alpha Processor, Inc. UP2000+
API CS20
Compaq DS20
AlphaServer 8200/8400 は、まだ動作しません。8200 と 8400 が MP
コンフィギュレーションで動作するためには、もうすこし修正が必要
でしょう。
Jason の dmesg の出力を含む詳細は、tech-smp
メールアーカイブの中の彼の声明を御覧下さい。
20 Apr 2001 - NetBSD/netwinder がマルチユーザーで安定
ARM ベースの netwinder への
NetBSD ポートが、マルチユーザーで使用可能な程度に安定してきました。
Matt Thomas による
tech-ports への投稿を御覧下さい。
19 Apr 2001 - VMware 互換パッケージが利用可能
Frank van der Linden は、NetBSD/i386
用の VMware 互換パッケージを作成しました。パッケージは、Linux
バージョンの VMware のオーナーが、NetBSD 上でそれを動かすことの
できるカーネルモジュールとスクリプトで構成されています。このソフト
ウェアを動かすために、ユーザーはVMware for Linux
を購入し、VMware 互換パッケージをダウンロード、インストールする
必要があります。これは、以下の場所からダウンロードできます:
http://www.wasabisystems.com/vmware-survey.html
詳細はnetbsd-announce
メールアーカイブを御覧下さい。
Frank の VMware 互換パッケージに関する作業は、
Wasabi Systems
によって後援されています。
更新: Matthias Scheler は
emulators/suse_vmware パッケージをNetBSD パッケージ
コレクションに追加しました。NetBSD における VMware 互換の設定
手順は、以下のように非常に簡単になりました:
suse_vmware パッケージのインストール(例えば pkgsrc ツリーで、
「cd emulators/suse_vmware && make install
」)。これで
/emul/linux
の設定がおこなわれ、準備は完了しました。
Wasabi Systems から、NetBSD
VMware 互換パッケージをダウンロード、インストールする。
インストール手順は README に記述されています。
もし、NetBSD-current か NetBSD 1.5.1_BETA を使っていないのであれば、
1.5 ブランチのカーネル(2001年3月31日以降の netbsd-1-5 ソースを元に
した)を使う必要があります。自分でコンパイルすることも、NetBSD/i386
1.5.1_BETA スナップショットのカーネルを使うことも可能です。
18 Apr 2001 - NetBSD の Luke Mewburn へのインタビュー
NetBSD コアグループ のメンバー、
Luke Mewburn への簡単なインタビューが、European Unix Platform e-zineに
掲載されました。インタビューは Daniel de Kok によっておこなわれ、
http://e-zine.nluug.nl/hold.html?cid=143
で読むことができます。
17 Apr 2001 - pkgsrc の改善
Alistair Crooks は pkgsrc システムの構造を変更しました。全ての
distfile と distpatch のダイジェストは、files/md5
から
distinfo
という新しいファイルに移行されました。また可能
なものは、パッチのダイジェストも files/patch-sum
から
distinfo
に移行されています。
これらの変更は、情報を distinfo
にまとめて、pkgsrc 内
のファイルの数を減らすためにおこなわれました。ほとんどの場合、
パッケージには files/ サブディレクトリーが存在しません。また、
pkgsrc.tar.gz の展開速度が向上し、cvs update も速くなっている
はずです。
詳細は、current-users
メールアーカイブ内の Alistair の声明を御覧下さい。
12 Apr 2001 - NetBSD の Motorola Sandpoint リファレンスプラットフォームへの移植
NetBSD/sandpoint は、MotorolaのSandpoint
リファレンスプラットフォームに対する NetBSD の新しいポートです。
Sandpoint は、さまざまな PowerPC プロセッサー用のハードウェアやソフト
ウェアを開発する人々を助けるために、Motorola によって設計されたリファ
レンスプラットフォームです。基本システムはATX マザーボード形式の部品です。
標準的な PC デバイス(IDE、フロッピー、シリアル、パラレル)、四つのPCI
スロット、さまざまな異なるプロセッサーモジュールを取りつけるための
mezzanine スロットを備えています。
このポートでは、二つのプロセッサーがテスト済みです。MPC8240 を備えた
「Unity」モジュール、MPC7400 (G4) と MPC107 を備えた「Altimus」モジュール。
Allen Briggs が NetBSD/sandpoint のポートメンテナーです。彼の
作業は Wasabi Systems によって後援
されています。Wasabi Systems は、NetBSD/sandpoint に関するプレス
リリースを発表しています。
11 Apr 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく思います:
Masanori Kanaoka、kanaoka@NetBSD.orgは CardBus の改善や
様々なデバイスドライバーの作業をおこないます。
KAWAMOTO Yosihisa、kawamoto@NetBSD.orgは、日本NetBSD
ユーザーグループと共に、既に多くの日本語への翻訳作業を
おこなっています。Yosihisa は、NetBSD web サイトの日本語への
翻訳作業をおこないます。
Michael Rauch、mrauch@NetBSD.orgは、
NetBSD
パッケージコレクションとOpenOfficeのNetBSDへの移植作業をおこないます。
Yuji Yamano、yyamano@NetBSD.orgは、日本NetBSD
ユーザーグループと共に、既に多くの日本語への翻訳作業を
おこなっています。Yuji は、NetBSD web サイトの日本語への
翻訳作業をおこないます。
10 Apr 2001 - ftpd のセキュリティー勧告
NetBSD
セキュリティー勧告 SA2001-005がリリースされました。これには、
ftpd のリモートバッファーオーバーフロー脆弱性に関する説明と、修正
手順が記述されています。
09 Apr 2001 - Luke Mewburn が lukemftpd 1.0 をリリース
lukemftpd、拡張された NetBSD ftp サーバーの古いバージョンの NetBSD
や他のプラットフォーム(Solaris や Linux のような)への移植版、の最初
のリリースが利用可能になりました。lukemftpd は autoconf 設定スクリプト
を使用し、NetBSD 固有のライブラリーの機能を持っていないシステムの
ライブラリーを置き換えます。
詳細な情報は、lukemftpd 1.0 のディストリビューションに含まれる README
か、current-users
メールアーカイブ内の Luke Mewburn の声明を御覧下さい。
lukemftpd のメインの ftp サイトは ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/misc/lukemftp/です。
同じ場所に lukemftp、拡張された NetBSD ftp クライアントの他システム
への移植版、もあります。
06 Apr 2001 - NetBSD 1.5.1 リリースサイクル開始
注: NetBSD 1.5.1 リリースサイクルに関する新しい情報、
「NetBSD 1.5.1 リリースサイクル最新
情報(5月9日)」があります。
今日、NetBSD 1.5.1 リリースサイクルが始まりました。NetBSD 1.5.1 は、
NetBSD 1.5 の安定性を改善し、
不具合を修正するパッチリリース
です。
NetBSD 1.5 から NetBSD 1.5.1 の間の変更の
完全な
リストがあります。
netbsd-1-5
ブランチは、テスト期間を経て NetBSD 1.5.1
となる予定です。
テスト期間が始まりました。NetBSD/alpha とNetBSD/i386
用の 1.5.1_BETA スナップショットが ftp で入手できます。そして、
その他のポート用のスナップショットも間もなく準備されます。
可能であれば、スナップショットをテストし、発見したバグを &man.send-pr.1;
で報告してください。
1.5.1 ソースツリー(netbsd-1-5
ブランチとして存在します)は
様々な方法で入手可能です。その内の三つ、anoncvs、ftp、sup による
方法を説明します。
anoncvs: anoncvs を使用し、NetBSD 1.5.1 ソースコードを
入手したい場合は、cvs 「update」コマンドの「-r netbsd-1-5」フラグ
を使いソースツリーを更新してください。あるいは、「checkout」コマ
ンドに先ほどのフラグを指定し、別のツリーをチェックアウトしてくだ
さい。1.5.1 ソースツリーを確実に入手するためには、常に
「-r netbsd-1-5」フラグを指定して下さい。
ftp: FTP サーバー上の/pub/NetBSD/NetBSD-release-1-5/
ディレクトリーに 1.5.1 ソースツリーは存在します。展開されたソースは
毎日、tar ファイルは毎週、更新されます。
sup: SUP を使い 1.5.1 ソースツリーを追いかけたい場合は、
「release-1-5」コレクションを使ってください。
大きな問題が無ければ、NetBSD 1.5.1 のリリースは5月上旬に予定されています。
もし、問題があればさらなるテストのために、先に BETA2 がリリースされます。
テスト期間中にバグが見つかった時は、1.5.1 ソースツリーにこまかな変更
はおこなわれます。netbsd-1-5
ブランチへのコミットを追いかける
ためには、source-changes
メーリングリスト (ダイジェスト形式もあります)を読んでください。
これらのコミットはブランチに対しておこなわれます。したがって、NetBSD
1.5.1 のための更新は Subject: の「netbsd-1-5」でわかります。
06 Apr 2001 - Comdex Spring 2001 における NetBSD
Comdex Spring
2001 における、NetBSD の
短かい概要が
あります。NetBSD プロジェクトのブースを準備、手助けしてくれた
Charles Hannum やその他の人々に感謝します。
06 Apr 2001 - BRANCHES ファイルができました
doc/BRANCHES ファイルができました。このファイルには NetBSD
CVS ツリーに存在するブランチの一覧と現在の状態が含まれています。必要に
応じて更新される予定です。
05 Apr 2001 - NTP セキュリティー勧告
NetBSD セキュリティー勧告 SA2001-004 がリリースされました。
これには、NTP 時刻同期 daemon が(起動されていれば)リモートからの管理者権限
取得を引きおこす可能性のあるバッファーオーバーフロー脆弱性に対する説明と
パッチを含んでいます。
03 Apr 2001 - 新しい開発者
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく思います:
Matthew Fredette、fredette@NetBSD.org、彼の NetBSD の Sun 2 への
移植作業を統合、改善する予定です。
02 Apr 2001 - 2001年3月のNetBSD パッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooks は、毎月、NetBSD パッケージコレクションの変更の
サマリーを送ってくれています。2001年3月の変更が、current-users
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成される pkgsrc の変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
2001 年 3 月
31 Mar 2001 - Yamaha DS-1 PCI オーディオコントローラー用のドライバー
Minoura Makoto は Yamaha YMF724/740/744/754 (DS-1) PCI オーディオ
コントローラー用のドライバーを NetBSD-current にコミットしました。詳細な
情報は &man.yds.4; にあります。
更新: このドライバーは netbsd-1-5 ブランチに反映されました。
したがって、NetBSD 1.5.1 でも使用可能になるでしょう。
31 Mar 2001 - NetBSD-current は nvi 1.79 を使用
Aymeric Vincent は、nvi 1.79 を NetBSD-current にインポートしました。
もし何か問題があれば、 &man.send-pr.1; してください。
28 Mar 2001 - NetBSD-current が MCT USB-RS232
コンバーターに対応
Ichiro Fukuhara は、MCT USB-RS232 コンバーター
への対応を NetBSD-current に追加しました。より詳細な情報は、 &man.umct.4;
にあります。
28 Mar 2001 - ncr53c9x ドライバーが fas コントローラーに対応
Andrey Petrov は、
sparc64 マシン上の
Sun の fas コントローラーに対応する
ための ncr53c9x ドライバーへの変更をコミットしました。詳細は、
current-users
メールアーカイブの中の Andrey の声明を御覧下さい。
27 Mar 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい二人の開発者を迎え入れることを喜ばしく
思います:
Andrew Brown、atatat@NetBSD.org、彼は、既に多数のパッチを NetBSD に
提供してくれており、引き続き、さまざまな改善作業をおこなう予定です。
Chris Gilbert、chris@NetBSD.org、彼は、NetBSD を、さまざまな
Acorn ショウ(次のショウは Wakefield
2001で、5月19日、20日に開催されます)に、出展する手助けをして
くれています。Chris は NetBSD/arm32 全般、特に
Castle Kinetic ボード対応に貢献してくれるでしょう。
26 Mar 2001 - IP Filter 3.4.16 が NetBSD-current にインポートされました
Mike Pelley は、IP Filter 3.4.16 を NetBSD-current にインポートしました。
このインポートにより、IPv6 フィルタリングが再び可能になりました。もし、
何か問題があれば、 &man.send-pr.1; してください。
19 Mar 2001 - NetBSD/news68k が ELF に移行
Izumi Tsutsui は、NetBSD/news68k
ポートを ELF に変更する修正をコミットしました。COMPAT_AOUT_M68K
カーネルオプション付きであれば、すべての古い a.out バイナリーは
そのまま動作するはずです。a.out 用の &man.ifconfig.8; と &man.route.8;
は構造体の境界調整問題のせいで動作しないことに注意して
ください。
NetBSD/news68k ELF スナップショットは以下の場所にあります:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/news68k/snapshot/20010311/
このスナップショット、またはソースからアップグレードするための手順は:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/news68k/elf-upgrade/README.ELF-UPGRADE
16 Mar 2001 - Compaq Test Drive Program で NetBSD 1.5 が利用可能
Compaq Test Drive
Program は NetBSD 1.5
を、試用可能なオペレーティングシステムの一覧に加えました。
Test Drive Program はCompaqの
無料のサービスです。このサービスの主な目的は、さまざまなオペレーテ
ィングシステムやアプリケーションの動作する新しい Compaq ハードウェア
に、開発者がアクセスできるようにすることです。登録すると、Test Drive
network にログインし、そこで動いているソフトウェアやオペレーティング
システムを使うことのできる無料のシェルアカウントが手にはいります。
Test Drive network や、このアカウントで可能な事についての詳細は、
Test Drive
FAQ に記述されています。
NetBSD 1.5 は、NetBSD の最新の
公式リリースです。このリリースには、さまざまな新しい機能や拡張が含ま
れています。AlphaServer DS-10L
上で動作する NetBSD/alpha 1.5 をためして
みることができます。また、NetBSD が、あなたの作ったソフトウェアに対応
しているかどうか、期待通りの動作をするかどうかを確認することができます。
13 Mar 2001 - NetBSD-current ツリー内の Postfix が
20010228 に更新
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-current ツリー内のPostfix を release 20010228 に
アップグレードしました。これには、最新の KAME IPv6 パッチも含まれています。
このリリースの Postfix
Changelog があります。
12 Mar 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい三人の開発者を迎え入れることを喜ばしく
思います:
Tamura Kent、kent@NetBSD.org、彼は NetBSD に Win32 API 実装を
提供する努力をおこなっている
PEACE プロジェクト
の最もアクティブな開発者の一人です。NetBSD プロジェクトにおいては、
特に、toolchain と開発環境における彼等の成果を NetBSD プロジェクト
に反映させる作業をおこないます。
Tomasz Luchowski、zuntum@NetBSD.org、NetBSD の不具合を修正したり、
新しい刺激的なソフトウェアをNetBSD パッケージ
コレクションに追加してくれるでしょう。既に、Dan Bernstein の
様々なプログラム (sysutils/daemontools、
net/ucspi-tcp、 net/djbdns; qmail 用のパッケージ) のパッケージを提供して
くれましたし、いくつかのパッケージで IPv6 を有効にするパッチを追加
してくれています。
Andrei Petrov、petrov@NetBSD.org、既に ncr53c9x ドライバーに
FAS 対応を追加してくれました(すぐにツリーに反映されるでしょう)。
Andrei は主に NetBSD/sparc64
に関する作業をおこないます。
12 Mar 2001 - PowerPC ポートで Linux 互換が有効になりました
Emmanuel Dreyfus は、NetBSD PowerPC 用(macppc、prep、bebox、ofppc、
amigappc)のLinux 互換機能を統合しました。PowerPC における Linux
互換はまだ実験的な機能です。しかし、Netscape Communicator のような
実用的なアプリケーションが既に動作しています。もし、Linux 互換性を
信頼できるものにしたいのであれば、アプリケーションのクラッシュテスト
と報告をぜひおこなってください。
NetBSD/PowerPC において、Linux 互換性を有効にしたいのであれば、カーネル
を NetBSD-current にアップグレードして、COMPAT_LINUX オプション付きで
再構築し、emulators/linuxppc_lib をインストールする必要があります。
詳細は、http://gizmo.minet.net:8080/emul_linux/
を御覧下さい。
08 Mar 2001 - UBC memory usage-balancing コードのコミット
Chuck Silvers は UBC memory usage-balancing
コードを NetBSD-current にコミットしました、Chuck のログメッセージは
以下のようなものでした:
"UBC memory-usage balancing の追加。基本型毎に(匿名データ、実行可能
イメージ、キャッシュされたファイル)ページ数を追跡し、各型毎のページ
数が sysctl で設定された閾値以下になる場合に、pagedaemon が あたえ
られたページを再利用するのを防ぎます。
閾値は、以下の新しい三つの sysctl の変数により変更可能です:
vm.anonmin、vm.vnodemin、vm.vtextmin。これらの変数は、使用目的毎に
予約されたページ可能なメモリーのパーセンテージです。常にメモリーが
再利用されるようになるので、これらの最小値の合計が 95% をこえては
いけません。"
これにより、人々が報告していた多くの性能問題が解決されるはずです。
sysctl で調整可能な新しいデフォルトの設定は、全ての人に妥当な値に
なっているはずです。しかし、もしより良い設定を発見したら、ぜひ
tech-kern メーリングリスト
に報告してください。
もし、何か問題があれば、 &man.send-pr.1; してください。
01 Mar 2001 - 2001年2月のNetBSD パッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooks は、NetBSD パッケージコレクションの変更のサマリーを
送ってくれています。2001年2月の変更が、current-users
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成される pkgsrc の変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
2001 年 2 月
28 Feb 2001 - NetBSD-current は sendmail 8.11.3 を使用
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-current において sendmail を
8.11.3 にアップグレードしました。新しいバージョンは、8.11.2 がリリース
された後に発見された不具合の修正を含んでいます。
更新: この変更は netbsd-1-5 ブランチに反映されたので、NetBSD 1.5.1
に含まれるでしょう。
26 Feb 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく
思います:
Jukka A Andberg、jandberg@NetBSD.org、彼は
NetBSD/amiga の
&man.wscons.9; 対応作業を続けます。
Erno Palonheimo、esp@NetBSD.org、内部プロジェクトの保守以外に、
新しいプラットフォームへの NetBSD の移植に力を注ぐでしょう。
22 Feb 2001 - NetBSD/sun3 が ELF に移行
Chuck Silvers は、NetBSD/sun3 ポートを
ELF に変更する修正をコミットしました。COMPAT_AOUT_M68K カーネル
オプション付きであれば、すべての古い a.out バイナリーはそのまま動作
するはずです。a.out 用の &man.ifconfig.8; と &man.route.8; は
構造体の境界調整問題のせいで動作しないことに注意してください。
NetBSD/sun3 ELF スナップショットは以下の場所にあります:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/sun3/snapshot/
このスナップショット、またはソースからアップグレードするための手順は:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/sun3/elf-upgrade/README.ELF-UPGRADE
21 Feb 2001 - 2001年1月のNetBSD パッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooks は、NetBSD パッケージコレクションの変更のサマリーを
送ってくれています。2001年1月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成される pkgsrc の変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
20 Feb 2001 - NetBSD/hpcarm: StrongARM ベースの WinCE PDA マシン向けのポート
NetBSD/hpcarm により NetBSD オペレーティングシステムが Intel StrongARM
ファミリーベースの Windows CE PDA マシンで動作するようになりました。
詳しくはNetBSD/hpcarm ページをご覧ください。
16 Feb 2001 - セキュアーシェル と i386 USER_LDT についてのセキュリティー勧告
二つの新しいセキュリティー勧告がリリースされました:
NetBSD-SA2001-002 は、i386 システム上でカーネルオプション
USER_LDT が有効になっている場合、ローカルからの管理者権限取得がおこり得る
脆弱性について記述しています。
NetBSD-SA2001-003 は、さまざまなセキュアーシェル (SSH) デーモンの
実装、つまり統合されたリリース版、あるいは pkgsrc 版のどちらにも注目
することにより、NetBSD の脆弱性に対する姿勢を示しています。
また、この勧告は、NetBSD-1.5 上で統合された SSH と OpenSSL による
弱い乱数の生成を避けるために、すべてのユーザーが &man.rnd.4; デバイスが
正しく設定することを求めています。
これらの勧告は、両方ともユーザーがカーネルを再構築する事をすすめて
います。二つの修正は一緒にリリースされたので、必要であれば、ユーザー
は両方の修正を一度のカーネル構築で適用することができます。
14 Feb 2001 - Simon Burge が NetBSD/pmax
の共同ポートメンテナーになる
喜ばしいことに Simon Burge がNetBSD/pmax共同ポートメンテナーになりました。
Simon は長い間、pmax ポート(そして NetBSD 全般)に貢献し続けてくれま
した。そして、過去のいくつかの NetBSD/pmax リリースの構築を含むポート
メンテナーの仕事の多くを事実上おこなってきました。
Simon は、pmax ポートの共同ポートメンテナー Jonathon Stone と共に
保守をおこないます。
10 Feb 2001 - BIND の脆弱性に関するセキュリティー勧告
NetBSD-SA2001-001 がリリースされました。これには、脆弱性と最近の
BIND の問題を修正するためのアップグレードの手順が記述されています。
BIND 8.2.3 への 最近のアップグレードで報告
されている以外の新しい脆弱性は見つかっていません。
06 Feb 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく
思います:
Tatoku Ogaito、tacha@NetBSD.org、彼はすでに cs428x サウンド
ドライバーを NetBSD にコントリビュートしてくれました。引き続き、
ドライバーの作業、そして、その他の作業もおこなってくれるでしょう。
Reinoud Zandijk、reinoud@NetBSD.org、主に ARM ベースの NetBSD
ポートの作業をおこないます。
04 Feb 2001 - NetBSD/vax が新しいシステムモデルに対応
Michael Kukat
は、NetBSD/vax のいくつかの新しいモデルに対応するためのコードを
書きました。
新しく対応されたのは、MicroVAX 3100m90,
MicroVAX 3100m95、VAX 4000/100、VAX 4000/105A、VAX 4000/108、
VAX 4000/400、VAX 4000/500、VAX 4000/600。
NetBSD/vax に関するより詳細な情報は、NetBSD/vax ポートページにあります。
02 Feb 2001 - NetBSD/dreamcast が SEGA Broadband Adapter
に対応
Marcus Comstedt と Jason Thorpe は、NetBSD/dreamcast ポートに
おける SEGA Broadband Adapter 対応を追加しました。これにより、
NFS ルートファイルシステムから NetBSD/dreamcast を実行することが
できるようになりました。
Broadband Adapter 以外にも、キーボードとディスプレイコンソールの対応
が改善されました。
以下は、NFS ルート上の NetBSD が動作している Dreamcast への telnet
ログインのセッションの様子です。カーネルは、Marcus の IP-slave
ブートローダーを使い、Broadband Adapter によってロードされています。
dr-evil:thorpej 1$ telnet 10.0.0.2
Trying 10.0.0.2...
Connected to dreamy.
Escape character is '^]'.
NetBSD/dreamcast (dreamy.downstairs.shagadelic.org) (ttyp0)
login: thorpej
password:
Last login: Thu Feb 1 18:39:24 2001 from 10.0.0.1
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NetBSD 1.5R (DREAMY) #36: Thu Feb 1 20:27:56 PST 2001
Welcome to NetBSD!
Terminal type is xterm.
dreamy:thorpej 1$ dmesg
[ no symbols available ]
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NetBSD 1.5R (DREAMY) #36: Thu Feb 1 20:27:56 PST 2001
thorpej@dr-evil:/u1/netbsd/src/sys/arch/dreamcast/compile/DREAMY
total memory = 16384 KB
avail memory = 13468 KB
using 230 buffers containing 920 KB of memory
mainbus0 (root)
shb0 at mainbus0
scif0 at shb0 port 0xffe80000-0xffe8000f irq 12
maple0 at shb0
Dreamcast Controller at maple0 port 0 not configured
mkbd0 at maple0 port 3: US keyboard
wskbd0 at mkbd0: console keyboard
pvr0 at shb0: 640 x 480, 16bpp, NTSC, composite
wsdisplay0 at pvr0: console (80x30, vt100 emulation), using wskbd0
gdrom0 at shb0
g2bus0 at shb0
gapspci0 at g2bus0: SEGA GAPS PCI Bridge
pci0 at gapspci0 bus 0
pci0: memory space enabled
rtk0 at pci0 dev 0 function 0: SEGA Broadband Adapter
rtk0: interrupting at SH4 irq 11
rtk0: Ethernet address 00:d0:f1:02:ab:30
ukphy0 at rtk0 phy 7: Generic IEEE 802.3u media interface
ukphy0: OUI 0x000000, model 0x0000, rev. 0
ukphy0: 10baseT, 10baseT-FDX, 100baseTX, 100baseTX-FDX, auto
biomask c0000000 netmask c0000800 ttymask e0000800
IPsec: Initialized Security Association Processing.
boot device: <unknown>
root on rtk0
nfs_boot: trying DHCP/BOOTP
nfs_boot: DHCP server: 10.0.0.1
nfs_boot: my_addr=10.0.0.2
nfs_boot: my_mask=255.255.255.0
root on 10.0.0.1:/u1/dreamy
dreamy:thorpej 2$ file /sbin/init
/sbin/init: Hitachi SH little-endian COFF executable, not stripped
dreamy:thorpej 3$ uname -a
NetBSD dreamy.downstairs.shagadelic.org 1.5R NetBSD 1.5R (DREAMY) #36: Thu Feb
1 20:27:56 PST 2001
thorpej@dr-evil:/u1/netbsd/src/sys/arch/dreamcast/compile/DREAMY dreamcast
dreamy:thorpej 4$ exit
Connection closed by foreign host.
2001 年 1 月
27 Jan 2001 - -current、リリースブランチ、pkgsrc における BIND の 8.2.3 へのアップグレード
Jun-ichiro itojun Hagino は、NetBSD-current でBINDのバージョンを 8.2.3 に
アップグレードしました。BIND 8.2.3 は、前のバージョンで発見された
いくつかのsecurity
vulnerabilitiesの修正と他の
いくつかの変更を含んでいます。
pkgsrc には、BIND 8.2.3/9.1.0 が存在します。
NetBSD パッケージ
コレクションの
net/bind9
ページを御覧ください。
更新: netbsd-1-4 と netbsd-1-5 の両ブランチでも BIND が 8.2.3 に
アップグレードされました。つまり、次の
This means that in addition to the next メジャーリリースとpkgsrcだけでなく、
1.4.4 と 1.5.1 パッチリリース
でも BIND がアップグレードされるであろうという事です。
24 Jan 2001 - マルチバイト LC_CTYPE ロケールサポート
NetBSD-current に、マルチバイト LC_CTYPE ロケールサポートが、Citrus
XPG4DL コードベースから統合されました。
今のところ、以下のステートレス、ステートフルの両方のマルチバイト
エンコーディングに対応しています:
ISO2022 系エンコーディング、iso-2022-jp と X11
コンパウンドテキストを含みます
EUC 系エンコーディング、euc-jp、euc-kr、euc-cn を含みます
euc-tw エンコーディング
MS kanji エンコーディング、日本の MS-DOS 環境で一般的に使用されています
Big5、香港で一般的に使用されています
UTF-2 と UTF-8
また、ISO-8859-1 や KOI8-R のようなシングルバイトエンコーディングにも対応
しています。
これで、他の作業を始めることができます。例えば、ワイドキャラクター対応の
stdio 関数(fgetwc のような)、ワイドキャラクター対応の curses/regex 関数、
LC_TIME や LC_COLLATE のような他のロケールタイプ、ロケール定義の追加等。
注: コードのサイズがふくれあがるのを避けるために、静的リンク
されたバイナリーのマルチバイト LC_CTYPE ロケール対応は無効にしています。
とはいえ、静的リンクされたバイナリーはシングルバイト LC_CTYPE (例えば
fr_FR.ISO8859-1)には対応しています。将来、NetBSD が、静的リンクされた
バイナリーの dlopen()に対応した時に、静的リンクされたバイナリーのマルチ
バイト LC_CTYPE ロケールに対応するでしょう。
Citrus プロジェクトの目標を理解するためには、
http://citrus.bsdclub.org/index-en.htmlを御覧下さい。
23 Jan 2001 - 新しい tech-perform メーリングリストの作成
新しいメーリングリスト、tech-performが作成されました。
NetBSD の性能に関する議論、特に性能向上の方法について議論するための
メーリングです。
23 Jan 2001 - 2000年12月のNetBSD パッケージコレクションの変更
Alistair G. Crooks は、NetBSD パッケージコレクションの変更のサマリーを
送ってくれています。2000年12月の変更が、tech-pkg
メールアーカイブの中にあります。
また、自動的に生成される pkgsrc の変更一覧もあります。これは毎日、
pkgsrc/doc/CHANGES から生成されます。これは最近のパッケージの変更 ページにあります。
17 Jan 2001 - NetBSD/hpcsh: SH3/4 ベースの WinCE PDA
マシン用のポート
NetBSD/hpcsh により NetBSD オペレーティングシステムが、日立の Super-H
ファミリーベースの Windows CE PDA で動くようになりました。
詳細は NetBSD/hpcsh ページ をご覧下さい。
15 Jan 2001 - 新しい開発者達
NetBSDプロジェクトは新しい開発者を迎え入れることを喜ばしく
思います:
Emmanuel Dreyfus, manu@NetBSD.org、powerpc linux emulation コード
の統合をおこないます。
Shin'ichiro TAYA、taya@NetBSD.org、pkgsrc の作業をおこないます。
12 Jan 2001 - フランス語の NetBSD ガイドができました
Guillain Seuillot の努力に感謝します。NetBSD ガイドの
フランス語版ができました。今のところ、これ以外に 英語版
と イタリア語版
があります。Federico Lupi の NetBSD ガイドは、HTML フォーマット以外にも、
ポストスクリプトや RTF フォーマットでダウンロード
可能です。
完全な Federico の声明は、netbsd-announce
メールアーカイブの中にあります。
10 Jan 2001 - 1.5/i386 pkg 2-CD セットが利用可能になりました
NetBSD プロジェクトのサードパーティーソフトウェアチームは、NetBSD 1.5
の i386 ポート用のコンパイル済みバイナリーパッケージの二枚組 CD セット
を用意することができた事を誇りに思います。この CD は、2001年1月上旬
の NetBSD パッケージコレクション(pkgsrc)をもとにしています。
現在、pkgsrc は 1800 ものアプリケーションを含んでいます。メール、web
やその他のサーバーソフトウェア、さまざまなプログラミング言語、科学の
応用のための多くのプログラムのようなシェルツールから、KDE や GNOME
デスクトップ環境、Mozilla web ブラウザー、GNU イメージマニピュレー
ションプログラム GIMP のような生産的なソフトウェアまで、範囲は多岐
にわたっています。多くのアプリケーションは IPv6 に対応しており、
NetBSD 1.5 の可能性を最大限に体験することができます。
この中に含まれている重要なソフトウェアは: Apache 1.3.14、BIND
4/8/9、Civilisation Call To Power (デモ版)、Ghostscript 6.01、GNOME
1.2.4、GNU Emacs 20.7、Heretic 2 (デモ版)、JDK 1.1.8、KDE 1.1.2、
Mozilla 0.6、perl-5.6.0、多くのモジュールが附属した Perl 5.6.0、
Quake3-Arena (デモ版)、Samba 2.0.7.1.3、teTeX 1.0.7、Xemacs 21.1.12。
セットは二つのファイル
i386pkg1.iso (680MB) と
i386pkg2.iso (660MB) で構成されています。
詳細は、CD の内容が記述された
README
ファイルを御覧下さい。
09 Jan 2001 - NetBSD と Virtual PC
Connectix Virtual
PC は、Mac 用の PC エミュレーターです。これは、テキストモードビデオ、
グラフィックス、サウンドを含む標準的な PC の動作のほとんどをエミュレート
します。完全にソフトウェアベースで、PC に似たコンピューターのように
動作します。
Peter Seebach は、"VirtualPC with Linux" で NetBSD を動作させることに
挑戦し、完全に機能することを発見しました。これは何を意味するのでしょ
うか。つまり、Mac OS 上で、ウィンドウの中、またはフルスクリーンのどちら
でも NetBSD/i386 を動作させることができる
ということです。
Peter は、彼の PowerMac 上で動作する NetBSD/i386 のイメージを
NetBSD in action ギャラリー
に寄贈してくれました。また、後に彼は、
BSD Today に
Virtual PC 上の BSD というタイトルの記事を書きました。
この記事は、主にどのように便利かという事に焦点をあてています。
そして、(非常にすばらしい)スクリーンショットも掲載されています。
Paul Hoffman が、
Virtual PC 4 上での
NetBSD/i386 1.5 の使用 と題する web ページを作成しています。
Paul は、知っておくべき現在の問題はもちろん、インストレーションと
基本的な設定について書いています。
喜んで BSD コミュニティーと共に作業してくれた Connectix に感謝します。Connectix
の人々は、NetBSD が公式には対応されていないにもかかわらず、バージョン 3
と 4 の間に NetBSD をよりよく動作させるためにたくさんの作業をおこなっ
てくれました。
08 Jan 2001 - ISDN サブシステムの統合
FreeBSD にも統合されている ISDN4BSD ISDN サブシステムが、NetBSD
用に修正され、NetBSD-current にインポートされました。たくさんの
ISA、PCI、PCMCIA カード用のドライバーがあります。
今のところ、EuroISDN (DSS1) のバリアントだけに対応しています。つまり
アメリカで使用されているプロトコルのバリアントのためには、まだ作業
が必要だという事です。
ISDN を使用するためには、2001年1月8日の
NetBSD-current が必要です。詳細な手順は NetBSD ドキュメンテーションセクションの
ISDN を使い接続する手順
を御覧ください。また、ドキュメントのフル
セットが ISDN4BSD サイト
にあります。
NetBSD への統合作業は、Martin Husemann によっておこなわれました。
更新: ISDN4BSD のための Amiga Zorro-Bus ドライバー対応のコードも
コミットされました。これを使うためには、2001年1月22日のNetBSD-current
が必要です。また、上記のドキュメンテーションのリンクに詳細な手順が記述
されています。
08 Jan 2001 - NetBSD SUP/FTP ツリーが 1月12日に変更されます
1月12日に、NetBSD SUP/FTP サーバーの設定が以下のように変更される予定
です:
FTP:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/NetBSD-current/
netbsd-1-5 ブランチからメイントランクへ移行 (NetBSD-1.5Q 以降)
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/NetBSD-release/
削除
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/NetBSD-release-1-5/
netbsd-1-5 ブランチ用に新規作成 (NetBSD-1.5.1_ALPHA)
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/NetBSD-release-1-4/
netbsd-1-4 ブランチ用に新規作成 (NetBSD-1.4.3A)
SUP:
"current"
collection
netbsd-1-5 ブランチからメイントランクへ移行 (NetBSD-1.5Q 以降)
"release"
collection
削除
"release-1-5"
collection
netbsd-1-5 ブランチ用に新規作成 (NetBSD-1.5.1_ALPHA)
"release-1-4"
collection
netbsd-1-4 ブランチ用に新規作成 (NetBSD-1.4.3A)
この変更により、おそらく大量のファイル転送が発生するでしょう。
重要な注意: SUP "mirror" コレクションの "all" あるいは
"all-export" リリースを使用している人は、移行後最初の SUP 転送で、
"sup" コマンドの "-o" オプションを使うか、SUP 設定ファイル内に
"old" オプションを使ってください。また、どのように SUP が動作するか
を理解していなければ、"all" や "all-export" ユーザーには、存在する
ディレクトリーの名前を変更することはお勧めしません(もし、存在する
ディレクトリーの名前を変更したら、SUP の "last" ファイルを再作成
しなければなりません)。
06 Jan 2001 - NetBSD/hp300 が ELF に移行
Simon Burge は、NetBSD/hp300 ポート
を ELF に変更する修正をコミットしました。カーネルオプションに
COMPAT_AOUT_M68K があれば、すべての古い a.out バイナリーは動作する
はずです。a.out 用の &man.ifconfig.8; と &man.route.8; は
構造体の境界調整問題のせいで動作しないことに注意してください。
NetBSD/hp300 の toolchain 構築方法に関しては、
NetBSD/mvme68k ポートが ELF に移行
した時に Steve Woodford が書いた手順が参考になります。
この手順を修正したバージョンが以下の場所にあります:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/hp300/snapshot/elf-upgrade/README.ELF-UPGRADE
また、すべての修正が含まれた完全な -current スナップショットがあります:
ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/hp300/snapshot/20010106/
もし、何か問題があれば、 &man.send-pr.1; してください。
05 Jan 2001 - SEGA Dreamcast ポートとメーリングリスト
7 月に、日本に住む開発者、Saitoh Masanobu msaitoh@NetBSD.org は
SEGA Corporation のゲーム機 Dreamcast で NetBSD カーネルを起動する
ことに成功しました。使用されたポートは、SEGA Dreamcast でも使用さ
れている Super-H プロセッサーファミリーを使う評価ボードのための
NetBSD/evbsh3 ポートです。しかしながら、このポートには Dreamcast
固有のコードは含まれていません。CPU にタイマーやシリアルポートのような
組み込み周辺機器モジュールが含まれているため、汎用のコードでシリアル
ポートコンソール付きのシステムを動かすことができるのです。
今や Dreamcast ポートは、NetBSD/evbsh3 から分割され、独立したポート
となりました。つまり、Dreamcast 固有のハードウェアに対応する作業を
始めることができるのです。Dreamcast ポートは、ラムディスクからシン
グルユーザーモードで起動することができます(そして Rogueで遊ぶことも)。
しかし、今だにシリアルポートが唯一の対応されたハードウェアデバイスで
あるため、エンドユーザーにとってはまだそれほど役にたちません。以下の、
現在の dmesg の出力を御覧ください。
NetBSD/dreamcast ポートは NetBSD/sh3 の開発者によって作成されました:
Saitoh Masanobu msaitoh@NetBSD.org: 主な開発者
Jun-ichiro "itojun" Hagino itojun@NetBSD.org:
ポートメンテナー
このポートの進捗を追いかけること、または開発者の努力に貢献することに
興味があるのであれば、Dreamcast 用に分割されたメーリングリストが存在
します: port-dreamcast@NetBSD.org。このリストは、
NetBSD web
サイトから、または、本文に "subscribe port-dreamcast" と書いたメール
を majordomo@NetBSD.org に送信することにより参加できます。詳細な情報は、
NetBSD/dreamcast ポート
ページ で、すぐに見ることができるようになるでしょう。
- Marcus Comstedt (ポートマスター NetBSD/dreamcast)
SEGA と Dreamcast は SEGA Corporation の商標です。
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NetBSD 1.5Q (GENERIC) #28: Fri Jan 5 01:52:02 MET 2001
marcus@kronan.idonex.se:/home/marcus/hack/dreamcast/netbsd/src/sys/arch/dreamcast/compile/GENERIC
total memory = 16384 KB
avail memory = 11272 KB
using 230 buffers containing 920 KB of memory
mainbus0 (root)
shb0 at mainbus0
scif0 at shb0 port 0xffe80000-0xffe8000f irq 12
scif0: console
biomask c0000000 netmask c0000000 ttymask e0000000
md0: internal 3000K image area
boot device: <unknown>
root on md0a dumps on md0b
readclock: -1900/0/0/0/0/0.0
WARNING: clock time is invalid.
WARNING: reset to epoch time!
init: copying out flags `-s' 3
init: copying out path `/sbin/init' 11
04 Jan 2001 - Sushi、NetBSD 用のユーザー管理ツール
Tim Rightnour は、sushi - マシンの管理や複雑な作業から、ユーザーや
管理者を助けるために設計された、対話形式でメニューベースのプログラム
を書き、インポートしました。
sushi は、ユーザーがマシン上で実行可能なさまざまな機能のメニューを
用意しています。ユーザーが望む機能を選択すると、機能がすぐに実行
されます。あるいは、ほとんどの場合ユーザーは簡単なフォームに、
必要な、そしてオプショナルな情報を入力するように質問されます。
これは、sushi によって処理され、アクションが実行されます。
sushi のプログラミングインターフェースは非常に単純です。メニュー
インデックスや、ユーザーが記入するフォームのようなファイルを含む
ディレクトリーがあります。これらのファイルは、sushi によって解釈
され、ユーザーが画面上で見るメニューが作成されます。ユーザーが
フォームに入力した時、その内容はコマンドライン引数としてプログラム
や、サブディレクトリーのどこかに含まれるスクリプトに渡されます。この
ような方法を採用しているため、単に新しいメニューの項目、フォームと
スクリプトを追加する事により、新しい機能を sushi メニューに追加
することが可能になります。新しいメニューを利用するために、バイナ
リーを再コンパイルする必要はありません。
更新: sushi をためす事に興味がある人は、2001年1月6日の -current
にアップグレードする必要があります(あるいは次の -current のスナップ
ショットを待つか)。CDK と libform 対応ライブラリーの追加はもちろん、
libcurses は多くの変更がおこなわれました。バイナリーは /usr/sbin に、
メニューは /usr/share/sushi にインストールされます。メニューは、通常、
make build でインストールされます。sharesrc CVS モジュールの中には含
まれていません。
sushi の開発バージョンをためす場合は、どのような問題報告でもよいので、
&man.send-pr.1; を使って送信してください。もし、sushi のメニュー項目を開発
したいのなら、不具合報告と同様に &man.send-pr.1; を使って提出することができ
ます。
04 Jan 2001 - Curses ベースのフォームライブラリー
Brett Lymn は curses ベースのフォームライブラリーを実装しました。
これは、ライブラリーの ETI suite の一部を構成します(元々、AT&T
によっておこなわれました)。このライブラリーは、キャラクター端末用の
端末独立なフォームインターフェースを提供します。