

総合評点等
項目 |
D3D |
SGL |
エフェクト性能 |
並 |
良 |
ゲ−ム速度 |
良※1 |
悪 |
素最高解像度テクスチャ−
の画像の程度 |
良 |
悪 |
対戦PLAY実用度 |
並 |
悪 |
画面設定自由度 |
良 |
並 |
※1 実装物理メモリ量やCPUの速度、D3D HALサポ−トのVGAカ−ド性能に依存します。
高速なCPU(特にMMX演算や浮動小数点演算に強いCPU。ただ、この条件に
適合するものは現状ではインテルしかないんですが(苦笑) )やD3D HALが高速な
VGAカ−ド(G-200、SAVAGE 3D、RIVA128/TNT、i740、3D RAGE2PRO等)、
実装物理メモリ(できれば、EDO以上のスペック)が128MB以上が望ましいです。
また、DirectX(3D)のバ−ジョンにも左右されます。現行では、Version6が最速です。
尚、PowerVR系は、HALとしては、不適合です(笑) HALはDisableが基本ですね。
第一項目のエフェクトの解説といきます。といっても、あまり解説するポイントは無いんですけど(笑)
要するに、専用3D APIであるPowerVR SGLの方がエフェクト性能がいいのは当然なので。
PCX2お持ちの方は、フォグを思いっきりかけて夜間戦闘もどきをやってみましょう。
第二項目のゲ−ムの速度にいきましょう。これは、はっきりいって、環境によって結果が様々なんですが、
CPUのクロックが300Mhzを割る様な環境を基準にすると、SGLのパフォ−マンスが悪くなります。
搭載メモリが96MB以下の方は、増設されることをお奨めします。また、PC-9821シリ−ズ(9801は論外)は、
CバスがボトルネックになってPCXの性能を殺してしまうので、これも考慮外になります。
SGLのパフォ−マンスは、VGAの2D性能にも影響されるんですけど、VGAはAGPの方がいいでしょうね。
VGAがPCIにあると、バスの混雑が影響する可能性があります。ちなみに、PCXはPCIスレイブのみでは、
動作しないでしょう。(VooDooはスレイブだけで動作しますが)
PCXと相性が良いカ−ドは、MGA-2064W,MGA-2164WかET-6000(6100だったかな?)ですね。
ここで本題に戻りますが、CPUのクロックが400Mhz台にくると逆転してSGLの方が速くなります。
ボムの展開時の処理落ちが相当減少されて、MMX版を凌ぐゲ−ム速度が期待出来ます。
ただ、すべての人がCPUクロックが400Mhz台ではないので、あくまで、ロ−スペックを基準にしました。
となると、軽いMMX版に利があるわけでして、MMX版の方が速い、ということになります。
第三項目の素最高解像度テクスチャ−なんですが、あまり比較対象ではないんですね。
SGLには、基本でバイリニアフィルタリング機能がありますので、素のテクスチャ−の粗さを補完して、
綺麗に見せてるわけでして、MMX版よりも見た目綺麗なのは当然なんです。
ここで、Bフィルタを外すとどうなるかというと、背景がMMX版よりも汚いのが目に付きます。
こんなところでしょうか(苦笑)
第四項目の対戦PLAYの実用度なんですが、SGLはとっても重いです(笑)。
MMX版の方が軽く、対戦に向いてるような気がします。画面分割にしても、モデムやLAN対戦にしても。
最終項目の画面設定の自由度で最後です。これは、独断で評価したんですが、SGLにロ−レゾモ−ドが無いのは、
やはり痛いですね。遅い機種のことを考えてないなぁ、と。それで、SGLが並となったわけです。
とまあ、MMX版の圧倒的勝利という結果ですね(笑)
やはり、今後の性能向上で快適な環境を得られる可能性が高いのがポイントです。
ですが、今春あのDreamCastに搭載されている、PowerVR2がいよいよパソコンにも登場とのこと。
名称は、PowerVR250。これで更にSGLが強まり、MMX版を凌ぐ日が近くなるでしょう。
評価:Cu-LIF
