EVANGELION CHARACTERS.


碇シンジ(いかり・しんじ)

 本編主人公、通称サードチルドレン。
 エヴァンゲリオン初号機専属パイロットにして葛城家の家政夫。彼がいなければ葛城家の食事はインスタントの嵐となるであろう。作戦部長と弐号機専属パイロットの健康を預かるという重要な使命をもつ(あれ?)
 使徒の単独撃破4機というトップエースであるが、これはすべて初号機が勝手に倒したものである。実は彼はただの始動キーにすぎないのでは、という意見もある。
 都合の悪いことはすべて父親のせいにするこまった少年。


葛城ミサト(かつらぎ・みさと)

 ネルフ本部戦術作戦部長。生活能力は皆無である。一人暮らしをしようとしたシンジを家政夫代わりにしようと引き取る鬼上司。
 正面からやってくる敵を撃破するのは得意であるが、問題それ自身が不確定な事件に対してはほぼ無力。典型的な直情猪突猛進型指揮官である。部下の苦労が忍ばれる。
 指令、副指令に次ぐ事実上のネルフのナンバ−3であるが、そのわりには重要な情報はほとんど知らされていないみそっかすである。
 本編最大の成長しない優柔不断女である。成長しないがゆえに、間違いなく最後まで生き残る数少ない人であろう。
 裏切り者が出るとしたら,まず間違いなくこいつだろう。


碇ゲンドウ(いかり・げんどう)

 特務機関ネルフ司令官、人類補完計画責任者も兼任している。昔は人工進化研究所という怪しげな組織のトップにいた。よーするに昔からこういう人物である。
 秘密結社ゼーレの指示に従うと見せて、実は自分自身の計画のためにすべてを利用しようとする、どー見てもエヴァンゲリオン最大の悪役である。
 彼が死ななければこの話は終わらない。(改心するよーなやつではあるまい)


綾波レイ(あやなみ・れい)

 ネルフの誇る愛玩動物^H^H^H^H実験動物、通称ファーストチルドレン。
 エヴァンゲリオン零号機専属パイロット。
 デリケートな試作機であり、シンクロに失敗すると錯乱する零号機を操ることのできる唯一のパイロットである。その能力はもとより、どんな窮地におちいっても沈着冷静な判断を下せる彼女はテストパイロットとして最適任であろう。
 そのテストパイロットとしての資質は第拾四話での機体交換試験による初号機とのシンクロによっても発揮されている。このとき、初号機専属パイロットである碇シンジは零号機を制御しきれず、シンクロに失敗しているのとは対照的である。
 使徒の単独撃破こそないが、エヴァのパイロット中最高の資質を持ったRIGHT STUFFであることに間違い無い。
 ただ、この話の中ではどう控え目に見てもいけにえの子羊以外の何者にも見えない。生きてエンディングを迎えられるかどうかはひとえにテレビ東京の放送コードにかかっている。


惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・あすか・ラングレー)

 日本人とドイツ人の血を引くクォータでアメリカ人な天災^H^H天才少女。通称セカンドチルドレン。
 エヴァンゲリオン弐号機専属パイロット。
 普段大きな口をたたくわりにはその能力は実戦で発揮されない。唯一の単独撃破である第八使徒戦でも、初号機の救出がなければ相打ちという情けない結果に陥ったはずである。
 その勝ち気な性格が日本の人間関係に馴染まないのか、最近は空回りしてばかりである。おまけに第拾参使徒には一撃で、第拾四使徒には二撃でやられてしまう。実は実戦に弱いのかもしれない。模試だけ満点を取るタイプである。
 第弐拾話現在、あとは止めをさすだけというところまで壊れているが、これまでの展開からしょせん脇役であることが確定しつつあるので、結局最後まで死なないような気がする。(死んだほうがマシという状況になる可能性は大だが)


赤木リツコ(あかぎ・りつこ)

 世界征服を志すならば、このようなマッドサイエンティストが必要であるという好例である。目的のためには手段を選ばず、優先順位のために目的をうっちゃる清く正しいマッドサイエンィスト。


冬月コウゾウ(ふゆづき・こうぞう)

 ネルフ副指令。恥をかくのが嫌いな大人である。
 どう見ても後始末するために生き残りそうな人である。


キール・ローレンツ

 謎の委員会の偉い人。
 ゲンドウにさんざんこけにされているが、その事実にあまり気づいていない。


加持リョウジ(かじ・りょうじ)

 ネルフ本部特殊監査部所属と同時に日本国内務省調査部所属でおまけにゼ−レ直属のゲンドウの監視役。ついでにミサトの情夫。
 子供達への対応を見ているとけっこういい人である。
 しかしその役目柄メインキャラでは最初に死ぬ人になるであろう。

 とかなんとか書いていたら第弐拾壱話で死亡。最後の最後までかっこいい人でした。


伊吹マヤ(いぶき・まや)

 ネルフ本部技術局一課所属。主にエヴァのハ−ド関係のコントロ−ルを担当する。
 リツコを先輩として慕っているが何の先輩なのかは不明。彼女の役職からいって修士出くらいだろうが、大学で出会っている年齢とは思えない。
 ミサトと加持のことを「不潔」と言ってのけるが、自分が口説かれるときはきゃいきゃいと楽しむあたり非常にいい性格をしている。
 リツコにくっついているからにはネルフの結構やばい部分にも係わっているだろうが、本人がそのことに気づいているかは疑わしい。


日向マコト(ひゅうが・まこと)

 ミサトの小姓。書類持ちから制服の洗濯まで彼の仕事である。
 彼のおかげでシンジはネルフ本部内でミサトの世話をせずに済む。ありがたいことである。


青葉シゲル(あおば・しげる)

 ネルフ中央作戦指令室付きオペレ−タ。
 発令所の緊急警報機。彼が叫ぶ時、それは本気で窮地に陥った時である。


鈴原トウジ(すずはら・とうじ)

 シンジの級友。
 当初ただの脇役かとも思われたが、第拾七話でフォースチルドレンに抜擢される。
 しかしエヴァ参号機に搭乗したあげくに暴走、初号機にばらばらにされる。やはり脇役はしょせん脇役であった。彼が死ななかったのはおそらくテレビ東京の放送コードの問題のみであろう。TV局に感謝すべきである。
 現在は委員長こと洞木ひかりとラブコメ街道まっしぐらである。おそらくは本編で彼の出番はもうないだろうことだし、ここはせいぜいラブコメしてアスカが壊れるのに一役かってもらいたいものである。


相田ケンスケ(あいだ・けんすけ)

 シンジの級友。
 トウジに比べるとど−も影が薄いぞ。


洞木ひかり(ほらき・ひかり)

 シンジのクラスの学級委員長。
 姉はこだま、妹はのぞみ。どうやら親族に鉄道マニアがいるようである。
 アスカと仲がよく、トウジに惚れている。この作品で唯一の普通のキャラである。


ペンペン(ぺんぺん)

 謎の温泉ペンギン。
 風炉に入るわTVは見るわ新聞読むわのエヴァンゲリオン最大の謎である。
 これでただのマスコットキャラだったら許さんぞ。
 せめてアダムの正体がこいつだったくらいの落ちはほしい。


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Feb.,29,1996