10月19日(お父様を探し求めるひとへ)
お父上様を探し求めるひとへ
あなたの母上様は、あなたのことをどんなにか、いとおしく可愛く愛していらっしゃることでしょう。あなたの母上様は神様を信じている尊いお方です。母上様は幼い時、怪我をして結婚も出来ない躰になってしまいました。それを心配した母上様の御両親様はどんなにか心配し可愛そうに思われたことでしょう。御両親様は力の限り、愛情の限りを尽くしてあなたのお母様をお育てになりました。それは、はたから見ても涙ぐましく美しく尊いものでありました。しかし御両親様は人の寿命か、我が娘の行く先を心にかけながら亡くなられたのでありました。
あなたのお母様はどんなにか寂しくなられたことでしょう。あのやさしく愛深い御両親様、お父様、お母様、どうして私一人を此の世に残して霊界へ旅立たれたの、私も連れて行ってほしかったわ。と、あなたのお母様はおなげきになったことでしょう。
しかし、あなたのお母様は信仰深い方でした。いつもお祈りなさっておられました。
「神様、マリア様はひとりで神様の御子をお産みなさいました。イエス様は神の御子としてマリア様からお生まれになりました。そして母上様の御胸に抱かれ神様に守られてすくすくとお育ちになりました。そして多くの人の救い主とおなりになられたのでありました。神様、私にもマリア様のように神様の御子をお授け下さい。私の両親が私を育てて下さったように、私も我が子をいつくしみ育てたいのであります。そうすることが両親に対するご恩返しであると信じます。神様、神様、私に御子をお授け下さい。ありがとうございます。ありがとうございます。神様は私の願いを必ず聞き届けてくださるのであります。既に私には神の子が授かりました。すばらしい神の子であります。ありがとうございます。ありがとうございます。」
この祈りがかなえられて、あなたは生まれることが出来たのであります。あなたのお母様は最先端の科学技術を身につけた神様のような、智慧すぐれた愛深いお医者様によりまして、お母様一人を遺伝子の親としてあなたは生まれることが出来たのであります。だからあなたの出自は神様の御子であります。かしこくもあなたはイエス様と同じ神の子であります。あなたのお父様は神様であります。あなたは、まことにまことに尊い神の子であります。
産みの父がないからとてなげくのをやめましょう。あなたは神の子であります。神様があなたのお父様でありあす。肉体は本来無いものであります。一時的に現象界に現れているだけの存在であります。あなたはまことに高級霊として、あなたのお母様の切なる願いに応え給うた神様からの天の使いとして、此の世に生まれてこられたのであります。あなたは此の世においてお母様と共に喜びに満ちた幸福な生活をし、また多くの人たちのために、イエス様の如く、またお釈迦様のように、衆生救済の道を進むという尊い使命をもってお生まれになったのでります。まことに有り難い境遇であります。どうぞ明るく力強く喜びに満ちて、使命に邁進されんことをお祈り致します。
合掌再拝 2002年(平成14年)10月19日記す。 良本峯夫拝
