11月22日(谷口雅春大聖師御生誕日・法燈継承日記念式典)

 平成14年11月22日午前7時頃、空を仰ぎ見れば、東に朝の太陽がまぶしく照り輝き、西の空には月がまだ光を失わず、日と月はあたかも今日の日を祝福するかの如く、宇宙いっぱいに光の霊波を放送しているのでありました。
 
 今日のこの日は、生長の家総本山・龍宮住吉本宮・鎮護国家出龍宮顕齋殿に於いて、谷口雅春大聖師御生誕日記念並びに生長の家総裁法燈継承日記念の式典が執り行われる目出度い日であります。
 
 明治26年11月22日には、日と月の光に見守られて谷口雅春先生は兵庫県の烏原村にてお生まれになったと『生命の実相』自伝編に記されてあります。谷口雅春先生の御誕生によって、この尊い生長の家の御教えは発祥したのでありました。そして世界を照らす灯台として永遠の光を放ち、今生きている全ての人々に、これから生まれ出る全ての人間の上に、幽界も霊界までも射照らし、人間神の子実相円満完全の真理を広め伸べ、また山川草木国土に至るまで、有情非情同時成道の真理を悟らしめることが出来ることになったのであります。まことにも尊い有り難い生長の家の御教えの発祥であります。

 そして今から17年前の昭和60年11月22日は、面授によって、谷口雅春先生から谷口清超先生へと直接に生長の家総裁の法燈を継承されたことを述べられ、法燈継承の御祭りが執り行われた記念すべき日であります。そのことにつきましては、谷口清超先生が新編『聖光録』の中に詳しく説かれ、道元禅師の『正法眼蔵』を解説された『正法眼蔵を読む』を記念出版されるに至った経緯を述べておられます。ここでは道元禅師の『正法眼蔵』面授の巻の原文を掲載致します。

 爾時、釈迦牟尼佛、西天竺國霊山會上、百萬衆中、拈優曇華瞬目、於時摩訶迦葉尊者、破願微笑。釈迦牟尼佛言、吾有正法眼蔵涅槃妙心、附嘱摩訶迦葉。
これすなはち、佛佛祖祖、面授正法眼蔵の道理なり。この面授の道理は、釈迦牟尼佛まのあたり迦葉佛の會下にして面授し護持しきたれるがゆゑに、佛祖面なり。佛面より面授せざれば諸佛にあらざるなり。(谷口清超先生著『正法眼蔵を読む』下巻P237−239より)

 こうして面授によって谷口雅春先生から谷口清超先生へと法燈は継承されたのであります。その法燈継承17年目の記念すべき日が平成14年11月22日であります。