12月3日(山のあなたの空遠く)
「山のあなたの空遠く幸いすむと人の言う」
カ−ルブッセの詩です。上田敏の和訳です。
12月3日、福岡の白鳩会一日見真会に出講のため、名古屋空港から福岡空港へANA機で飛びました。
名古屋空港ロビ−で搭乗時間待ちの間、夕方の空港の姿は美しいものでした。滑走路の向こうには格納庫があり、その前には自衛隊の飛行機が一機とまっていました。
彼方の山の夕景色は、西方極楽浄土の趣があります。あの山の彼方に幸せがあると、カ−ルブッセは思ったのでしょう。長き人生の風景も斯くの如きものでありましょう。
『旧約聖書』創世記によれば、ユダヤ民族の遠い先祖のアブラムは、ヱホバ神の神啓「我れ汝を大いなる国民となし、汝を祝し汝の名を大ならしめん。汝は幸いの基となるべし。天下の諸々の宗族、汝によりて幸いを得ん」との導きによって、カナンの地に向かって出発したのでした。その時のアブラムの年齢は七十五才でありました。(因みに私の年齢は七十五才です。大笑い。−・− ・・・ ・−、 モ−ルス信号、ワライ)
