2月24日

思いついたことを実行する

思わぬ重い荷物がお役に立ちました

            良本峯夫
合掌ありがとうございます
こういうことも世の中には、たまにあるものですね。
 或るところに講演で出講しました。その会場は公共施設で、ものすごい立派な建物でした。講演会場となる部屋は立派な音楽堂で、スピ−カ−など立派な大きな機材が並べてありました。これはすごい豪華な講演会場だなあと、いささか気後れがするような気持ちで私は中に入りました。既に大勢の信徒さん達が椅子に
掛けて行事が始まるのを待っていられるのでした。

 先ず真面目な司会者の声で、行事が始まり、愛唱歌を歌うことになったのですがどうしたわけか、テ−プの音が出ないのです。それでその施設の管理人さんに来てもらって調整してもらったのですが、どうしても音が出ないのです。これでは愛唱歌も歌えないし、講演も出来そうにありません。

 その時です。私は教化部を出るとき、今日の会場は立派な施設のある所だと聞いていましたので、こんな重たいものは持って行く必要はないと、一応は思ったのですが、何となく重たいマイク・スピ−カ−一式と小型のテ−プレコ−ダ−を大きなカバンに入れて持って来たのでした。それを設置してみましたら、何とう
まい具合に、テ−プの歌もマイクも会場に相応しくよく聞こえるではありませんか。会場の皆さんも満足げでした。 ただ私の講演内容が良かったか、つまらなかったかは、これは誰も何とも言いませんのでわかりません。音響だけは良かったようです。施設の担当の方に気の毒な思いをさせたことが気になりました。
 
 今日の反省−−−完全な準備をするということは大切なことですね。そして、ふと思いついたことを実行するということも良いことですね。 
 今回の出講の経験で、私は大切なことを学ばせていただきました。本当に開催地元の信徒さんに心から御礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。開催地の地元幹部の皆さん、及び信徒さんに唯々感謝致します。ありがとうございます。
合掌再拝