5月16日

NHKの放送番組で「その時歴史が動いた」とい
うのがありますが、それが書籍になっているのを
買って読んでみました。第13巻です。
今から200年ほど前、米沢藩主の上杉鷹山が、
藩の財政建て直しのために大いに努力をしました
が、最初は藩の重役達の猛反対にあって、藩主の
座を下りたこともありましたが、2度目に藩主に
返りさき遂に理想を貫徹して、見事に財政を建て
直したという有名な話しです。
鷹山は上杉神社に祭られ、家臣達に与えた文書な
どは米沢市上杉博物館に所蔵されているそうです
が、その文書のなかに、和歌一首 があると書い
てあります。
私はこの和歌は知っていましたが、杉鷹山の詠ん
だものであることは初めて知りました。自分の理
想とすることを誠意をもって貫いたという鷹山の
生き方は見事なものでした。

 成せば成る 成さねば成らぬ 何事も
      成らぬは人の 成さぬなりけり