11月1日(11月になると谷口雅春先生の御生誕を思う)

谷口雅春先生御生誕記念の日に思う
合掌 ありがとうございます。
 十一月になりますと谷口雅春先生のことを思い起こします。先生は明治二十六年十一月二十二日に兵庫県の烏原村にお生まれになりました。先生は青年時代の体験と勉学と修行の上に神啓を受けられて、遂に生長の家の御教えを興されたのでありました。
 昭和五年に『生長の家』誌を創刊された時はまだ先生はサラリーマンで会社勤めをなさっておられたのでありました。輝子奥様の支えがあり、夫婦してこの御教えの普及に全力を尽くして努力されたのであります。
 当然のことながら立教の初めには誌友信徒は一人もいませんでした。誌友信徒は現実には一人もいなかったかも知れないけれども、生長の家で説かれる真理は宇宙の真理であり、また生長の家とは実相宇宙のことであり、それは神の国でありますから、神の国には全てが在るのであります。そして全ての人は皆神の子であります。これが実相であります。
 この生長の家の御教えは次第に世の中の人々の間に広まって行きました。日本国内はもとより、海外にまで広まって行きました。
 立教以来、現実の世の中はめまぐるしく移り変わりました。支那事変あり、大東亜戦争あり、敗戦あり、戦後復興あり、経済発展有り、不況ありです。その現実世界の移り変わりの中にあって、御教えは常に時代即応自由自在に説き明かされたのであります。
 そして昭和六十年六月十七日の谷口雅春先生御昇天の後には、谷口清超先生が法燈継承をなされ、そして谷口雅宣先生の総裁代行の御決定があり、いよいよ生長の家の御教えは国際平和信仰運動と銘打って具体的に世界に向かって宣布活動が展開されるに至ったのであります。谷口雅春大聖師が掲げられた人類光明化運動の大々的な具体的な展開であります。
 私達生長の家の信徒は、この全ての人は皆神の子であるとの実相をしっかりと認識し理解を深めて、三聖行即ち神想観を行じ、聖経聖典を読誦し、愛行を実践して、世界に大調和の神の国を実現しようとするものであります。
 十一月二十二日の谷口雅春先生の御生誕記念の日をお迎えして、感謝合掌して志を新たに光明化運動に邁進致します。