11月14日(花を見れば亡き父母のことを憶う)
ちち・ははの心をしみじみと思う
なにごとも
なきことをこそ
おもひやる
親のこころの
ありがたきかな
子は親の
こころをおもひ
吾がことの
すぎゆくさまを
おもひみるべき
百歳に なりたまいたる
わが母は
いとしきわれに
小遣いたまへり
子らをみな
よびよせ給い
遺言に
国を守れと
父のりたまう
