4月9日(聖書ヨハネ伝.人新たに生まれ神の国を見る)
NEW TESTAMENT 新約聖書
財団法人 「日本国際ギデオン協会」発行の聖書より引用しました。
「ヨハネ伝第3章」
There was a man of the Pharisees named Nicodemus. a ruler of the Jews.
(パリサイ人のひとりで、その名をニコデモというユダヤ人の指導者があった。)
1 This man came to Jesus by night and said to Him、“Rabbi、we know that You are a teacher come from God;
for no one can do these signs that you do
unless God is with him.”
(この人が夜イエスのもとにきて言った。「先生、わたしたちはあなたが神からこられた教師であることを知っています。神がご一緒でないなら、あなたがなさっておられるようなしるしは、だれにもできはしません」。)
3 Jesus answered and said to him、“Most Assuredly、I say to you、unless one is born again、he cannot see the kingdom of God
”
(イエスは答えて言われた。「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」。)
4 Nicodemus said to Him、“How can a man be born when he is old?Can he enter a second time into his mothers womb and be born?”
(ニコデモは言った、「人は年をとってから生れることが、どうしてできますか。もう一度、母の胎にはいって生まれることができましょうか」。)
5 Jesus answered、“Most assuredly、I say to you、unless one is born of water and Spirit、he cannot enter the kingdom of God.
(イエスは答えられた。「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」)
6 “That which is born of the flesh is flesh、and that which is born of the Spirit is spirit”
(肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である。)

私は2000年6月9日から、毎日、朝の30分間ぐらい、少しずつキリスト教『聖書』の勉強をしています。英語の勉強を兼ねてです。何しろ英単語の意味がわからないので、英和辞典を引きながらの勉強ですので、なかなか進みませんですね。勉強を始めてからもうかれこれ3年近くになろうというのに、まだ今日は320ページです。この聖書は769ページあるのです。あと何年かかりますかね。
上記ヨハネ伝第3章のニコデモとイエス様との対話は意味深いものがありますね。
「生まれかわりなさい、そうすれば神の国を見ることが出来ますよ」
「もうこんなに年をとって老人になってからどうして生まれ変わることが出来ますか」
私良本峯夫もニコデモと同じことを言いそうです。
峯夫拝ーーー私は昭和2年(1927年)生まれ、どうして再び母の胎内に入って生ま
れ出ることが出来るでしょうか。私の母は10年前に100歳で霊界に行ってしまいました。もう此の世にはいないのです。
イエス様ーー100歳とは随分長生きのお母さんであったね。君もお母さんにならって長生きしなさいよ。
峯夫拝ーーーハイ、せめて母よりは長生きしたいと思っています。そうすることが親孝行にもなると思いますので。母はやさしい人でした。(感涙)
イエス様ーーところで、私が生まれかわれと言っているのは肉体のことではないよ。
峯夫拝ーーーはっ、何ですか、今仰ったことはどういう意味ですか。
イエス様ーー私も洗礼のヨハネに導かれてヨルダン河に入って、肉体全身を没し尽くし、 煩悩を去り、肉体無しの境地に達したのである。人間の本質は肉体では
ない。霊なのだ。
峯夫拝ーーーお師匠様の仰る意味がわかりません。人間は肉体ではないのですか。私は生まれてこの方、この肉体が自分自身であると思って来たのですが。
イエス様ーー君は『旧約聖書』の「創世記」というのを読んだことがあるかね。
峯夫拝ーーーハイ、一応読んでみたことはありますが。
イエス様ーーその中に「神その像(かたち)の如くに人をつくり給い」と書いてあるでしょう。人間は本来神さまのかたちの如く、つまり神様の自己実現として此處に生きているのだよ。それはいずれは死に果てる肉体のことではない。肉体は影に過ぎない。その肉体と見えるその奥に、永遠不滅なる完全なる神の「イノチ」が生きているのだ。その「イノチ」が人間なのだよ。
峯夫拝ーーーハイ、その「イノチ」が自分自身であると自覚したとき、ここがこのまま神の国であるということがわかるのですね。
イエス様ーーつまり人は誰でもヨルダン河にすっぽり入って洗礼を受けるが如く、真理の教えの中に入って勉強し修行した時、人間は霊的存在であるということを悟ることが出来るのだよ。
峯夫拝ーーーその時、お師匠様が仰いました「新しき生まれかわり」が出来、「神の国を見る」ことが出来るのですね。
イエス様ーー先に私が言った「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」というのはそのことであるのだよ。
峯夫拝ーーーハイ、よくわかりました。人間の本当の相は、肉体ではなく、神の自己実現であり完全円満であり、そのことがわかったとき、ここがこのまま「神の国」であるということがわかるのですね。
イエス様ーーその通りだ。よく理解できたね。君は偉いよ。君は本当に「神の子」なんだよ。それに世の中の全ての人も皆「神の子」なんだよ。
峯夫拝ーーーお師匠様、尊い御教えをいただきまして、ありがとうございます。ありが
とうございます。
