10月6日ー1(びっくり仰天 感動  写真 45年前 高校生伊勢神宮復興奉仕練成)

教化部での早朝神想観が終わって 玄関に出てみましたら あっと驚きました 何と大きく引き延ばした写真が きれいな額縁に入れて 5枚程 受付の台の上に置いてあるではありませんか 人は誰もいません 写真の上に ひそかに 名詞が一枚 置いてありました 名詞には 高知県の 山崎起正 と書いてあります 人影は何処にもありません この人は この写真を黙って置いて 立ち行かれたと思われます この人は この写真を 誰宛に渡すとも 書かれていませんが 私は 写真を見て これは私宛に違いないと 勝手に思いました 何故なら 5枚の写真 全てに 大きく私が写っているからです。

この写真は45年前の写真です それは忘れも致しません あの昭和34年の伊勢湾台風で お伊勢様の神域の神木が 無惨に倒れて 大きな被害がありました その時 生長の家創始者の谷口雅春先生は次のような意味のことを仰ったのでありました。

 「釈尊の教説にも 三界は唯心の所現とある如く 伊勢湾台風によって 伊勢神宮の神域をお守りしている筈の 神木が数多く 倒れたということは 戦後の日本国民が 日本の国を愛する心を喪失し 御皇室を尊敬する心を見失った心情が 現れているのであるから 生長の家は お伊勢様の神域の復興のための 奉仕をして 日本国民の愛国心を呼び覚ます行動を興すべく 伊勢神宮復興奉仕練成会を行う」

この主旨に基づいて 「伊勢神宮復興奉仕練成会」は2年間程 毎月行われたのでありました。この下の写真は 高校生練成会です 昭和34年暮れからお正月にかけて たしか4泊5日で全国の生長の家の高校生が集まって行われた「伊勢神宮復興奉仕生長の家高校生練成会」の記念写真です 高校生の若き情熱の愛国者が 全国から集まって 宿泊練成をしながら 早朝から夕方まで 神域の復興奉仕作業をしたのでありました。

忘れもしません 生長の家の高校生諸君の 燃えるような愛国の情熱 そして神宮御神前での 「大日本神国観」 そして この時に 谷口雅春先生がつくって下さいました「伊勢神宮の神前に於ける神想観」   そして 本当に真心こめて 若き愛国の情熱に燃えて 行なった復興奉仕作業 あのお正月の寒い時に 川の中の倒木を 引き上げるために 冷たさも打ち忘れて 五十鈴の川の中に 飛び込み 且つ 潜って 倒木を岸に引き上げる作業もした その思い出です。

あれから もう45年も経っていますから あの頃の高校生も 今は60才にもなっているでしょう この写真を黙って置いて行かれた 山崎起正さんも そのようなお年でありましょう。有り難く なつかしい限りです。