3月9日(航空機の操縦は「見張り」「見張り」「見張り」が第1だ)
3月7日の午前9時過ぎに取材のために飛来したヘリコプターが、長野県南木曽町の木曽川河川敷に墜落し、乗員4名全員が死亡した。まことにお気の毒なことである。操縦していたのは操縦経歴5400時間以上のベテランパイロットであったとのこと。
ヘリコプターは高さ150メートルの高圧送電線に引っ掛かって墜落したとのこと。取材のために長野市にあるヘリポートから飛び立って来たとのこと。墜落の原因は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会で調査中であるとのこと。(中日新聞による)
航空機の操縦士が心得ておかねばならぬ第一の要点は「見張り」ということである。第一に「見張り」、第二に「見張り」、第三にも「見張り」である。ベテランのパイロットにも油断があったのだろうか。それとも自分も取材記者の意識から、地上の取材対象物に見入り過ぎて、高圧送電線のあるのに気づかなかったのか。
「見張り」は意識の100%でなければならぬ。取材物に見とれて「見張り」意識を50%にすれば思わぬ事故につながる。若しこれが空中戦であると仮定するならば、搭乗機は敵機によって撃墜されることになりかねない。
航空機の操縦士に告ぐ。「見張り」「見張り」「見張り」「100%見張り」に徹せよと。
「見張り」ということは、航空機操縦のみならず、人生航路の行き方にも通ずるものである。世界人類の現況・自分や家族の人生航路の現況・歴史変遷の現況・地球規模の現況等々をよく観察しておかねばならぬ。その「見張り」の上で、我々の光明化運動(人類光明化運動・国際平和信仰運動)を如何に進めるか、それは時代即応の運動でなければならぬ。
そして神の国の完全円満なる実相の地上顕現を、如何にして成し遂げるか、それは先ず“実相を観ずる”徹底して“実相を観ずる”こと。そしてそのことを世界中の全ての人に伝えること。その光明化運動を力強くさわやかに進めることである。
ヘリコプターの痛ましい墜落事故のことを知って、このような感懐に打たれた次第である。
合掌再拝
