11月27日ー2(漢詩名句辞典を読み始む)

ふと思いついて、今日から毎日、わずかの時間を利用して、10分間でも可、『漢詩名句辞典』(大修館書店・初版1980年6月25日発行・全731ページ)を読むことにしました。
なかなか興味ある辞典であります。少しは頭の体操になるかなあと思って。

61年前、大東亜戦争に破れて、焦燥の気分で、北海道美幌の飛行機基地から、汽車に乗って、とことこと郷里九州の宮崎油津に帰る時、頭を掠めたのは、中国の詩人「杜甫」作『国破山河在 城春草木深』(国破れて山河在り、城春にして草木深し)の一句でした。

またこれとは対照的に藤田東湖の詩『天地正大気 粋然鍾神州』『天地正大の気 粋然として神州に鍾まる』というものでした。なんだかちょっと楽しくなって来ましたね。