2月6日(誤報 マンションの火災)
朝 7時50分頃 マンションの警報が急に鳴り出して「近所で火災が発生しました よく周囲を確かめて 避難して下さい ピーポー ピーポー ピーポー 近所で火災が発生しました よく周囲を確かめて 避難して下さい ピーポー ピーポー ピーポー」と告げるのである。
近所の火災というので ベランダに出て周囲を見渡したが 何も 何処にも火事らしいものは見えない。
しかし警報が鳴り続けるので エレベーターに乗って 玄関へ降りてみた 多くのマンション住人が 着のみ着のままで 3台のエレベーターで降りて来て 不安そうにしている。中には この人 パンツをはいているのだろうかと思われるような格好をして避難して来た女性もいる。
やがて放送が聞こえて来た。「今の火災発生は誤報でした 今の火災発生は誤報でした」と管理人らしい声が聞こえてきた。
やれやれ 人騒がせなことだと 皆ぶつぶつ言いながら 部屋へ引き上げて行った。 「このような誤報は2度目ですよ」と 前からこのマンションに住んでいる人が言っている。
思い出したのは子供の頃 たしか何かの教科書に書いてあった話しである。いたずらっ児が 山から走り降りて来て 「狼が出た オオカミが出た」と言うので村人達が 助けに行こうとしたが それは嘘(うそ)だった。そんな嘘いたずらを何回もやって 村人をたぶらかしたが 狼が本当に出て来た時 それを言ったが 誰も助けに来てくれなかったという話。
マンションの火災報知も 「誤報」を繰り返していると かの狼少年のような悲劇を生むことになりかねない。
マンション住民 大いに反省々々 でした。
