3月20日(北海道で牛乳の大量廃棄)

北海道の牛乳が余って廃棄されているとのこと。
 『産経新聞』平成18年3月19日朝刊の記事によりますと、北海道では牛乳が大量に余って、「ホクレン農業協同組合連合会」は1000トン(1リットルパックで100万本相当)の廃棄を始めたそうです。牛乳が余って来たようですね。

 昨年夏の猛暑で牧草が生産過剰になり、従って牛がよく食べるので牛乳がたくさん出て、飲料の牛乳が余ることになり、牛乳を加工して、脱脂粉乳やバターやチーズ等の加工工場もフル稼働しても追いつかないといった状況のようです。

 それにまた最近は、人間の栄養豊富で太り過ぎということもあって、牛乳の消費が最近少なくなって来ていることも影響しているようです。それで余った牛乳を捨てることになったらしいのです。

 私の嘗ての北海道牧場生活の友人で、その道の専門家に電話で聞きましたら、なかなか酪農家も大変な状況にあると話していました。乳牛を肉牛にして売るという状況も出ているようですが、この話しは私には理解し難い、与みし難い。

 考えてみれば、今はアメリカからの牛肉の輸入停止の問題もあり、目を転じれば、地球上の人間の生活、環境の問題、国際間の平和の問題も連想されますね。アメリカには多くの牛を飼っている大きな牧場がたくさんあり、またその他の国々にも牧場はたくさんありますね、北海道以外の日本国内にも。

 今、地球上ではCO2排出の重要問題がありますが、牛を飼う牧草地のこと、酸素供給の森林のこと、牧草地と森林、そのバランス。

 こんなことを色々考えていましたら、もう朝が来て目が覚めました。
さあ、藤棚の家に行って、神想観です。目の前に、谷口雅春大聖師・輝子聖姉さまのお写真が、私を見つめて下さっています。「峯夫よ、お前は何をしようとしているのか」と、やさしく問われているような気がするのです。

 地球環境の問題は決してゆるがせに出来ない人類生存の重大な問題でもありますね。最近は「国益よりも地球益を」という言葉が言われ始めました。これからは私達は自然を大切にし、日常生活を、食生活も考え直して生きて行かなければなりませんですね。