7月2日(深き霧の 雨雲の彼方に 聳える山の 麓の里に いざ行かん)

山は大雨 降り続き 一寸先も 見えずなり 霧の立ち昇る 山奥の そのまた奥の 彼方の空に はるかに聳ゆる 緑の山の その山の 麓にぞ 吾が行く先は ありにけり 嗚呼ここにこそ 吾が里はあるなり 仰ぎ見れば 青空 白い薄雲 たなびきて 吾を迎えて 嬉しきは 頬笑み迎える 友のあり 今此処 このまま 此処が そのまま 吾が住み家なり いざ行かん 汝 何を 悟れるか 語りてみよ。