10月18日(作業着を買う 『正法眼蔵を読む』 袈裟功徳の巻)
作業着を買い、頭髪を洗い、『正法眼蔵を読む』を拝読す。
地球環境保全のための一環として、相愛会の有志の皆さんと一緒に、近日中に山に植林に行くことになっているのであります。
今日は木曜日休日、朝起きて顔を洗い、頭髪を洗い、妻と二人で作業着を買いに近くのスーパーに行きました。手頃の作業着が見つかりました。帰宅して作業着を着てみました。総本山で献労をしていた頃のことをなつかしく思い起こしました。
そして神戸に居る時から、名古屋に居る時から、また神戸に居る時から、何十年も前から私の部屋の洋服掛けの上の壁に、何となく掲げてある色紙の自筆に眼が行きました。これは谷口清超先生が道元禅師の『正法眼蔵』を、詳しく解説されている『正法眼蔵を読む』の中の『袈裟功徳の巻』の一文です。
「大哉解脱服、無相福田衣、披奉如来教、廣度諸衆生」(大なるかな解脱服、無相の福田衣、如来の教えをこうむり奉りて、廣く諸々の衆生を度せん)
嗚呼、自分はこの衣(作業服)を来て植林しに行くのである。この植林作業は現今の地球環境保全のため、そして諸々の衆生済度のための菩薩行であるのだと、このような思いが心の底深くに湧いてくるのでした。ありがとうございます。合掌再拝。
