12月8日(大東亜戦争の開戦 66年目)

またまた「12月8日」という日が廻って来ました。
 昭和16年12月8日、その頃僕は旧制の飫肥中学2年生、朝登校してみましたら、学校の廊下の掲示板に大東亜戦争開戦・ハワイ真珠湾攻撃の戦果の新聞が張り出されてありました。その記事を見て少年の僕の心は強烈な印象を受けました。

 その後2年経って昭和18年10月、僕は中学4年生の時、予科練に志願入隊しました。飛行機の操縦訓練、やがて特攻訓練の毎日が続きました。

 戦局は急迫し広島・長崎に原爆、日本国中が焼け野が原になりました。そのような時、僕はひたすらお国のために、特攻で命を捧げることに誇りを感じていました。愛国青年の純粋精神でしょうか。戦死することについて、いささかの疑念も恐怖心もなかったようです。其処には“人生の誇り”だけがありました。

 そして自分は青年時代に人生最高の生き方をした、これ以上の美しい生き方は世の中には無いと思っています。それが青年時代の僕の思い出です。世に言う“名誉”などという世間的なものとは比較にならないものです。

 今日はあれから66年目、平成19年12月8日です。人生、家庭、国家、国際問題、戦争、地球環境などいろいろなことがあり、今後もそれは形を変えて続くことでしょう。

 しかし此処で「生長の家」で説かれる“人間神の子”“現象なし”“実相独在”の真理を把握して、明るく・美しく・楽しく・たくましく生きて行ける平安の神の国への道があることを悟ること。
 それこそが人間・国家の生きて行くべき真の道であることを悟ることですね。今日12月8日、いろいろなことが走馬燈のように頭に浮かんで来た一日でした。ありがとうございます。