5月12日-2(谷口雅春大聖師二十二年祭 峯夫の日記を読み 
               先生を偲んで)

              
               谷口雅春先生を偲んで ーーー峯夫の日記を読む 限りない感動
                     
  谷口雅春先生の御昇天二十二年祭(平成十九年六月十七日)にお参りさせていただくこ とになりました。
谷口雅春先生の御在世中に、総本山・龍宮住吉本宮に勤務し、尊い有り難い御指導をた くさんいただき、また御愛念をいただき、お仕えしていた頃のことを思い出して、その 頃の日記帳を開いて、当時のことを特別に印象深く なつかしく思い起こしています。
 
 昭和五十年一月十二日(日)の日記
 朝から吹雪が舞っている。ものすごく冷える朝だ。それでも練成員は張り切っている。 明日十三日に谷口雅春先生・輝子奥様をお迎えするのに、天が地を浄めているのである 。身の引きしまる思いがする。それと共に何か体内に熱いものが流れているような感じ である。今日は一日中お迎えの準備に忙しかった。何か歴史的な一大事を迎えて、天も 地も一時に震動しているような感じである。

  昭和五十年一月十三日月(月)の日記
  きびしい朝の寒さである。今日は正に歴史的な一日である。谷口雅春先生・谷口輝子先 生が九州別格本山にお出でになる。草も木も皆 よろこびと感激に打ちふるえている。 唯今本部総企画局から電話があり、谷口雅春先生御夫妻様には、午前九時二十分、お車 にてお山を御出発、羽田空港へお発ちになったと伝えて来た。 午後二時十分、定時に先生御一行は大村空港にお着きになった。信徒たち二百人程お迎 えに出た。後、車にて総裁公邸に向かわれ、午後三時二十分お着きになった。公邸には 近郷近在から八百名の信徒が歓迎に集まった。先生御夫妻には、いともにこやかに皆に 挨拶された。誌友たちは先生を地元にお迎えして感激である。 先生には原稿締切りがつまっていて、夜もあまりねむっておられない御様子である。い つまでも、いついつまでも、お健やかにわたらせられますよう祈ります。先生が公邸に 落ち着かれて、何だか「ぴたり」と天地が落ち着いた感じである。不思議なことである 。

  昭和五十年五月十三日の日記
  練成会 谷口雅春先生の御指導は有り難いことであった。練成参加の母娘、ノイローゼ の娘は谷口雅春先生の御講義中に演壇に駆け上がって、先生にすがりつき、谷口雅春先 生から「あんたは神の子だから、必ず治る。下におりて坐って、よくお話しを聞いてい なさい」とやさしく言われ直々の個人指導と同じように詳しくお話をしていただいた。 母娘は救われた。今日は有り難い日であった。

  昭和五十九年十一月九日(金)の日記
  朝八時、総裁邸よりお電話あり、谷口雅春先生の御指示にて、この頃、全国的に雨降ら ず困窮している状況であるから、みんなで「雨乞いのお祭り」をするようにとのことで あった。 谷口雅春先生より祭務部長宛に文書による御指示あり。 シルクロードのあたりには、昔は優秀な民族が居た筈なのに、土地が砂漠化してしまっ て、今はその民族は何処に行っているのかわからないのである。今、日本は雨が降らな いで困っている。砂漠にならないよう「龍宮住吉大神さま」」に雨乞いの御祭りをして 雨をいただくようにと。言葉を大勢が声に出してお祭りをするようにと。唱える言葉も 教えて下さったのである。谷口雅春先生はいつも全人類の将来の幸福についてお考えい ただいているのである。

  昭和五十九年十一月十日(土)の日記
  「無病常楽の神示祭」
  「雨乞いの御祭り」
谷口雅春先生はみんなで大声で次の言葉を三回ずつ唱えよと仰せられた。  
   ○吾れ祈れば天地応え 吾れ祈れば宇宙動く。(三唱)  
   ○住吉大神 出でまして この日本列島の旱魃を救い給う。(三唱)  
   ○住吉大神 天之水分りの神(あめのみくまりのかみ)出でまして 龍宮海の無量の 水量を吸い揚げて 雨と
     変 じて 天より雨降らし給う。(三唱)

谷口雅春先生のお言葉の最後の部分は、次の如くである。
「祈っても直後すぐに雨降る訳には行かないのは、雲が移動して来るに適当量の時間を 要するからであります。けれども祈る人の誠心と信念あれば、雲が動いて必ず雨が降り ます」

  昭和五十九年十一月十一日(日)の日記 雨後曇
 祈りがきかれて昨夜あたりから、かなりの雨が降り出した。有り難いことである。今日 は長崎南部教化部にて講師
会。「雨乞いの祭り」のことを話したら、みんな感激した。

今回、谷口雅春先生御昇天二十二年祭に参列させていただくことになり、御在世中にいただきました数々の尊い有り難い御指導と御愛念に心からなる感謝を捧げさせていただきます。
生長の家の御教えの法燈は総裁谷口清超先生が継承遊ばされ、そして今は副総裁谷口雅宣先生が総裁代行として、人類光明化運動・国際平和信仰運動・地球環境保全の運動の先頭に立って御指導・御活躍を賜わっているのであります。嗚呼 生長の家の御教えは何という尊い有り難い御教えであることでしょう。唯々感謝合掌させていただきます。ありがとうございます。ありがとうございます。