10月20日(古里の海を思い出す、この絵は東京湾)
海を観ていると故郷を想い出します。なつかしい海・古里の思い出です。私は海の近 くで育ちました。見晴るかす太平洋の広大壮大な景色です。私は昭和21年に故郷を離 れてからもう63年になります。 それでも数年に一度は郷里に帰っていますが、故郷という所は限りなくなつかしい所 ですね。今も姉達や親戚がいますので、帰るのに都合がよいです。今月も月末に一泊で 帰って来ます。今回の帰郷は同窓会出席のためです。同窓会は旧制中学の仲間達の集ま りです。 みんな“おじいさん”になっていると思いますね。若いときは溌剌たる青年 でしたが。大東亜戦争で戦死したり殉職したりした仲間もいますね。今度の同窓会で帰 郷するのが楽しみです。 あの古里の海岸から、岩の上から、広々とした太平洋を眺めるのが楽しみですね。ス ケッチブックを持って帰りますので、海や山の風景を描いてみます。 古里に帰ったら必ずお墓に参ります。御先祖・父母・兄達のお墓に参ります。 考えてみますと、人生というものは美しいものですね。色々な出来事がありますが、 皆“人生の美”ですね。それは唯“感謝”ですね。 今度帰郷したら、海や山を眺めながらしみじみと“人生の美“を実感したいと心に思 っているところです。ありがとうございます。
