4月21日(冨士の山の如く美しく大らかに生きて行くのだ)

汝、冨士の山の如く美しく生きて行け。前進せよ。
 
 汝、日本男児として生まれて来たのだ。男らしく勇敢に人生を前進せよ。あの聳え立つ冨士の山を観よ。美しいではないか。限りなく永遠に其処に聳え立っている。
 朝の太陽が昇れば美しく光り輝き、夕日ともなれば其処に限りなく懐かしき光景を映じる。
 
 嗚呼!世界に二つと無い冨士の山、不二の峯、美しきこと限りもなし。
 冬には真っ白の雪を美しくかぶり、春になれば麓の木々に若葉を萌え出でしめ、夏には緑深き森林を裾野に敷き詰め、秋ともなれば限りなき紅葉をもて飾り、何のためらいもなく大地に根をおろして世界を見つめている。
 
 永遠に崇高の美を保ち続けている冨士の山・不二の峯。
 汝、日本男児、この冨士の山の如く生きて行け。、雲がかかれば強く、たくましく、美しく、悠然と生きて行け。晴れた日には、あの青空高く美しく、崇高な景色で宇宙の中心に立て。

 嗚呼! 日本男児!

限りなく美しく生きて行け。   合掌。