6月11日(橋の上から人生の美を眺めて)
橋の上から「新中川」の流れを眺めて、人生の川の流れをしみじみと思います。この絵を橋の上から描いていましたら、お年寄りの夫婦が通りかかって、そのお年寄り男性が「嗚呼私と同じことをやっていらっしゃいますね。私もついこの前まで此処であなたと同じ絵を描いていましたよ」と言ってしみじみ僕の絵を眺めていました。
僕は恥ずかしくなりました。しかし僕はこの自然の絵を描くことをやめられません。この自然の美しさをどうしても絵に描きたくなるのです。今日は午前中は小雨降り、午后になって空は晴れてきましたので、絵道具をもって、自転車に乗って「新中川」に架かる橋の上に来たのです。人生というものはこの川の流れのように美しいものですね。この年になってしみじみそう思います。いろいろと紆余曲折があったけれども、結局美しい人生を歩いてきました。これから先もまた同じように限りなく美しい人生を永久に歩いて行くのだと自分に言い聞かせて、絵描き終了です。自転車に乗って我が家に帰宅しました。
