3月25日(尊い聖典『碧巌録解釋』)

『碧巌録解釋』を読みふけっています。
雪峰禅師の悟りについての谷口雅春先生の御解説です。(後編P462)

ーーーー雪峰はその時、忽然として悟ったのだ。それまで雪峰は坐禪をしてゐると、天界から何かインスピレーションといふものが送られて来て、それによって悟が得られるのだろう位に思って怠らず坐禪をしてゐたのであったろう。しかし悟といふものは外から念送されて来るものではなく、自己の胸の内から佛性が目を覺まして流出し、それが蓋天蓋地、天を覆ひ、地を覆うて宇宙一ぱいにひろがり、宇宙が自分の生命と一体となるものなのである。ーーーー
 
今日は木曜休日、外は冷たい雨降り。いつもなら休日は自転車でスケッチに出かけるのですが、今日は一日中、家に居て読書。聖典読誦。有り難いことです。感謝合掌。
(この絵は数日前に近くの「すずかぜ川」に架かっている「涼風橋」の上から描いたものです。)