【出戻り営業部編】巡航見本市の出張

大盛況の見本市とレオニダス
平成22年3月28日


10月25日(月)
幸運にも昨日は(日)であったので、腹痛下痢で一日中ベッドに寝て回復を図る事が出来たが今日はそうはいかず、6時に起床して、熱い風呂に入って体をシャンとしてから9時過ぎに取引先の事務所訪問、午前中商談、午後取引先訪問したが、朝から何一つハラに入っていないので、いささかくたびれた! 3時に軽くサンドイッチの昼食して再び事務所で商談して6時にホテルに戻った。夕食のご招待もお断りして休息。ハラペコだったが、用心して夜は何も食べずにベッド入り。 今日一日は長かった!

◆10月26日(火)
9時に「さくら丸」がピレウス港に入港の予定なので、乗船するべくホテルを出て港に向かった。レセプションで教えてもらった地下鉄の駅に行って、他の人のやる所をみて切符を買い、大勢の乗客にもまれながら港で下車。 さて降りたものの一体何処がどこやらチンプンカンプンで、歩行者をつかまえては「さくら丸」の繋留場所をききまくってやっと見つけた時はほっとしたね。

今日は午後ギリシャ政府や商工会幹部を囲んでの特別パーティーが3時まであり、その間に我々は展示小間の整備にてんてこ舞い。午後4時から今度は商談を中心にした関係者の観覧がはじまり昨日色々商談をしたり訪問をした取引先の方々がみんな来てくれて、観覧。二時間の間に約700人で大盛況だった。
終了後ホテルに戻る事になったが、もう暗くなってタクシーを利用する事にした。この辺りのタクシーは外人と見ると法外な運賃をふっかけると注意されていたので、港内を巡視していたポリさんをつかまえてこっそり10ディナール(日本円で80円)を握らせて彼にタクシーを呼んでもらってホテルまで帰った。そのせいかぼられる事はなかった。 日本で、ポリさんに、握らせたら一体どうなるだろう? お国が違うとポリさんも鷹揚なものです。  ホテルに戻ってから ビールを飲んだ、こんなうまいビールがあったか?と思う位、スッキパラにしみわたったね。

◆10月27日(水)
今日は一般の人々の観覧日で午後4時の締め切りまでに1500人の方が来場してその応対に追いまくられた。
見本市の状況は「開催速報」として我々だけでなく夫々の自宅にも送られていましたし、ギリシャの新聞社が撮った会場での写真も頂きましたので掲載します。








実はちょっとしたエピソードがあったので紹介します。
 ある取引先の社長の母親が見本市に来られたが、運悪く船内で転倒されて、すり傷。運よく(?)その近くに私もいたのですぐ医務室に抱きかかえて行き船医に手当てをしてもらって、完全に回復するまでそばに付いていた。 社長と会社の方が夕方来て母親をつれて帰ったが、なんとその時に私をつかまえてチューしてくれた! その上自分がつけていた腕輪をはずして私にお礼だから受け取ってくれと差し出した。 辞退したら社長が是非受け取ってくれと言われるので有難く頂戴した。 チューされて嬉しかった? はい 相手が76歳の女性で御座いますのでなんとも申し上げようもありません。特別な事はしなかったのだが、この事をとても感謝されて、お礼にとまたまた素晴らしいブロンズ像(スパルタのレオニダス王)をプレゼントしてくれた・・・嬉しいのですが、その像はずっしりと重く5キロもあって・・どんな像か写真を見てください。  


◆10月28日(木)
ベルグラード(ユーゴースラビア)に出発
朝8時ホテルを出発、取引先の社長達が見送りに来てくれた。アテネ空港10時過ぎに離陸、身長1.8米、体重80キロ ミルクタンクが波打つプロレスラー??の様なおばちゃんが機内で昼飯のサービス。12時にとうもろこし畑の真中の空港に着陸した。どんな飛行機だったかその写真(実は撮影禁止だったんです)を掲載します。

機上から見たアドリア海とユーゴの禿山


空港へ来てくれた社長と取引先の人たち


玉蜀黍畑の真中に作られた空港に着陸した飛行機


 さてお定まりの通関だが、空港の税関の役人の言う事がさっぱりわからず面倒くさくなって日本語で「おみゃあさんの言う事わからんわ」と言ったらOK,OK,と手を振ってパスさせてくれた。やってみるもんだなあ!夕方ホテル周辺を散策したら、ホットドッグの屋台を発見、看板を見てもメニューが読めないので、前の人が買ったのを指差して同じものをと言ったらそれでOK、だが肝心のホットドッグは見掛け倒しで、どうしてこんな味の物を並んで買っているんだろう。屋台のおっちゃんには申し訳なかったが、半分以上捨ててしまった。 すんまへん、ご勘弁を。

続く。