屋久島(その2〜白谷雲水峡)


 ここにある写真は、1999年3月に屋久島に行ったときの写真、その2「白谷雲水峡」編です。滞在中はずっと雨だったので縄文杉等への登山を諦め、公園として整備されているこちらに散策に行きました。もう一つ、滞在していた近くにヤクスギランドが有りましたが、白谷の方が標高が低いようだったのでこちらにしました。雨と運動不足がかなさってかなり疲れましたが、空気からして今までに味わった事のない雰囲気でした。言葉にするのが難しい。その疲労も手伝って、かなり写真の出来が悪いです。修行せねば。。。

木の芽

 この写真は現像を楽しみにしていたものの一つなのですが、上がってきてがっかり。露出オーバーの上、ピントもいまいち。くそーと思ったのも後の祭り。

 写真の中央に木の芽がありますが、これが生えているのは土の上ではなく木の幹の上です。一面苔だらけで、僕が想像していた屋久島の森そのものを表している写真です(それなのに・・・)。ちなみに、この写真だけ画像処理ソフトで緑の度合いを少しだけ増やしています。

二代杉

 これも露出オーバーで見にくいですが、木の太さが写真の中央で変わっています。これは、一度切られた切り株の上に新芽が成長し、大きくなった事を表しています。一代目の切り株の上に生えた木なので、このような杉の木を屋久島では二代杉と呼ばれています。この木は典型的なそれだと思われます。一代目の部分の幹の太さは直径、1mぐらいはあったと思います。

飛流落とし(その1)

 トップに使っている写真、飛流落としの滝(?)の始まり辺りです。この写真自体が屋久島を表しているのではないけれど、流れている感じを表そうと試し撮りのつもりが、期待していたその他の写真より奇麗な出来で・・・。そんなもんですね。水量が増えるときがあるのか、苔などは流れの近くにはありませんでした。水は当然のように澄んでいて、夏には最高の涼となるのでは。

飛流落とし(その2)

 飛流落とし(その2)です。丁度、滝壷を捕らえています。丁度、吊り橋があったので正面から撮れました。これも撮りたかった滝壷の水の澄みようを逃してしまっていて・・・。雨だったのである程度は仕方が無いのだけど、それにしても太陽が出ていればと強く思う一枚。写真の上の方が妙に明るいですが、こちらは露出オーバーではなく靄(もや)です、多分。

飛流落とし(その3)

 この写真もいい感じで撮れていますが、バックの森が上手くスキャニングできないのが歯がゆい。実際の写真では奇麗に写っているのですが、スキャナの設定が悪いのか暗い部分は全体的に上手く取り込めていません。これって、スキャナが安物だから!?んー、やっぱ、フィルム専用のスキャナを買った方が良いのかな・・・。トップと同じ写真です。

切り株

 この写真も二代杉?なのだろうか。切り株の周りに沢山の木が新しく生えています。屋久島の杉の特徴は、ヤニが多い事だそうで、このために雨が多いにもかかわらずなかなか腐らないそうです。また、写真のフォローですが、実際はもう少し緑の割合が多いです。

倒木

 散策する山道はこんな感じです。一応、道として整備して有りますが、コンクリートで固めて有るような所は、道のほん近くだけです。なるべく、有りのままを道として整備している感があります。写真は倒木を写していますが、取り除くのではなく、脇道が設けられています。岩はやはり苔で覆われているのが多いです。

沢

 道中、水の流れているの沢が沢山有りましたが、どれも水は奇麗で道中喉が渇くと飲んでました。この写真も実際はもっと緑が奇麗なのだけど、やはり、奇麗に取り込めていません(もちろん、後になってお腹を壊すような事は有りませんでした)。この写真が道中の一番奥に当たると思いますが、屋久島の「苔」具合ををすごく表していると思います。

くぐれる

 この写真も二代杉ですが、根元が大きく割れています。中の高さは大人が普通に立てるぐらいは十分有ります。他にも、これが木の根か、と思えるようなものも有りましたがフォーカスが・・・。この辺りに来るとかなりばてていたので、いい加減な撮りかたになってしまい失敗作が多いです。木の向こう側に赤い線がありますが、順路に沿ってずっと目印として木等に結んであるリボンです。これのおかげでよっぽどの事が無い限り迷う事はないと思います。

もののけ

 これも切り株です。直径は1メートルぐらい、太い部分の高さは2メートルぐらいというところでしょうか、威圧感すらありました。疲労と孤独感でもののけのたぐいが現れるのではと思わせるほど、奇妙な光景でした。こんなのがそこらじゅうに生えている中を独り歩く孤独感といったらなかったです。


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