革の造形

革の可塑性

タンニンなめし革はぬらしてひねれば簡単に成形できます。

そのままの形で乾かせば形を固定できます。

革の動物や花のアクセサリーなどはこの性質を利用して造形します。

 

スポンジなどで軽く濡らして成形します。

濡らしすぎると成形し辛くなります。裏面まで水分が浸透しない程度が

適量です。軽くつまむくらいでも簡単に形が付きます。

強く引っ張ると革が伸びてしまうので注意しましょう。

模様づけ

(スタンピング)

濡らした革にスタンプ(刻印)を打ち付けて模様を付けるます。

市販されている色々な種類のスタンプを組み合わせて

多様な模様を作る事が出来ます。同じ強さで打ちつけても

刻印の大きさによって模様の深さが変わります。

はじめは端革で試し打ちをしてからスタンプしましょう。

模様づけ

(カービング)

革にスーベルナイフで切り込みを入れ、スタンプで陰影や模様を

打ち込む技法です。

曲線など切り込みによって自由な表現が可能になります。

染色

液体染料

筆や布で簡単に染色が可能です。布を使った染色を拭き染めと言います。

筆は市販の彩色筆、布は綿素材の白い布巾などが使えます。

ペースト染料

革に刷り込み、深みのあるアンティック染めができます。

液体染料と組み合わせて多様な表現をすることができます。

アクリル顔料

アクリル系の絵の具で下地の色に関わらず好みの色が付けられます。

厚塗りをするとひび割れをおこすので注意が必要です。

その他

ろうけつ染めなど布染色の技法も応用できます。

金具付け

カシメ金具

2枚以上の革に穴を開け簡単に止める事ができます。

専用の打ち具と金具に合ったハトメ抜きが必要です。

ホック金具

革に穴を開け専用の打ち具で取り付けます。

その他

ヒネリ、ハトメリング、ナスカン、キー金具など、多様な金具があります。

金具は色々な大きさや色、種類のものが市販されています。

革の厚みなど用途に合せてお選びください。

仕立て

かがり

革に穴を開け、専用針と革ひもでかがります。

巻きかがり、編みかがりなどの技法があります。

手縫い

革に穴を開け、専用針とろう引き麻糸でしっかりと縫い合わせます。

ハンドステッチと言われる技法です。

専用のミシンがあれば機械縫いも出来ます。

仕上げ

オイル

油脂を塗り込み、しっとりと仕上げます。

油性仕上げ剤

下塗り剤を塗布して完全に乾いてからラッカーで仕上げます。

丈夫な膜ができ、光沢感のある仕上がりです。

水性仕上げ剤 (写真)

手軽に使える仕上げ剤です。染料の色落ちなどを簡易に押さえます。

 

森下造形研究室

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