さて,精巣について語りましょう♪。 概念としましては,細くて長い管がきちんと折りたたまれて袋に詰め込まれてる臓器,って感じでしょうか。 まずこちらの画像を見てください。 |
これは22歳男性の精細管をほぐしたものです。右側と左側,両方あるのわかりますか? それでは,精巣そのものをすぱっと輪切りにして見ましょう。 |
こんな感じになります。丸いの一個一個が精細管の断面というわけです。 で,そのうちの一本の輪切りを拡大しますとこうなるんですね ↓ |
臓器の名前がわかればもうお分かりでしょう。管の内側にもやもや見えている細い筋スジは,これ全部精子のしっぽです。 ただし,人の精子の頭はマッチ棒の先っぽみたいなカタチしてるけど,ラットの場合はなぎなたみたいな形です。 最後に,みーさんがそんなにたくさん細胞の種類あったかなとおっしゃってたんですが,種類って言うと,確かにみんな精子細胞なんですが,成熟段階で名前が違うんですね。形態とか,染色体の数とかで分けられてます。あと,話が細かくなって恐縮ですが,精細管のどの部分を横断するかでも出てくる細胞の種類が多少違います。昨日載せた写真と今日のやつはちがうんですが,今日のやつの細胞ラインナップをあげますと,生殖細胞以外のものとして,保母さんのセルトリ細胞がありますね。生殖細胞は,精祖細胞(おおもと),プレレプトテン期,パキテン期各精母細胞,丸い精子細胞,細長い精子細胞,の四種類です。ちなみに精細管の外側の隙間にも細胞がいるんですが,これはライディッヒ細胞といいまして,男性ホルモンであるテストステロンを作る細胞です。 |
こんなもんかなぁ。いやね,詳しく話し始めるとほんと面白いのよん。ほんとにほんとに面白いのよ。 ・・・要らんか,やっぱ(笑) |
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