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これは,ある臓器を薄く切ったものに,たんぱく質は赤に,核酸は青に染まる染色をしたものの写真です。

この円形の断面の中には,粒々がいっぱいありますが,これが全部細胞なんですね。こく染まってるのは細胞の核ってやつです。細胞質は画像があまりよくないんで飛んじゃってるけど。
赤,黄,青,緑でかこんだのは丸い細胞,それ以外に筋みたいに見えるのも一応細胞です。倍率は200倍くらいかな。画面拡大は別としてね。
つまり,丸い管の内側に5種類の細胞がつまってるのを,すぽんと横切りにした絵なわけです。ちくわの輪切りみたいな感じかな?

・・・わかりにくいかなぁ,やっぱ。

で,わたしが何を今日一日何をしていたかといいますと,顕微鏡で上に示したような輪っかの中にある細胞を数えていたんです。それも4種類の細胞別々に。あの粒々を,全部数えるんですよ?カウンター片手に。一番少ないやつでだいたい数個。一番多いのは緑の輪と細長いやつで,150から200個近くあります。
ちなみに数えた断面の数は,6×30で180断面。つまり上の写真を180枚分数えたってことです。
どうよ。これが仕事なのよ?顕微鏡ひっくり返して帰りたくなっちゃうよ・・・(泣)。

それではクイズ。もちろん上の写真はラットのものなんですが,ヒトでもこの臓器は同じような像をしています。さて,この臓器はなんでしょう。脳,とか,肝臓,とかそういうお答えでいただけますか?
ヒントといえばですねぇ。そうですね。細長い細胞のカタチ,かな?
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