■湖北を狙え!■

基本的にまつざかの目指すところは何か…
トーナメントに出てる訳ではないし、かといって、トップじゃなきゃ、 ハードルアーじゃなきゃ嫌だってこともなかったり。
結局のところ、でかバスが釣れるか、数釣ってるのが楽しいって いう節操のないスタンスなんだろうなあ。(おいおい)
そんなまつざかも、今年は数よりもサイズにウェイトを置いてやってこうかなあと思ってますね。
(もちろん数釣りも楽しいので、やるでしょうけど)
てなわけで、でかバス狙って行ってまいりました、湖北!!

■一路海津へ
1月15日、一人湖北をせめるべく、早朝より出発…
のはずが、起きたら6時(笑)
あわてて準備をして、一路海津へ。
今回は、雪道対策のチェーンも購入し、センコーもスタッドも買いこみ、準備は万端!!
今回はラインも新しく変えたため、以前とは全く違うシステムになりました。

ロッド ウルトラエアリアル
リール ステラ3000番(でかい…)
ライン FCスナイパー 5ポンド
フック がまかつ #314 1/0, 1

ところが、海津についてびっくり、 どピーカンべた凪…
ぽかぽか

しばらく途方にくれるも、とりあえず海津カラオケ前を攻め始める。

■恐るべし海津
先行者なし…水面はまったく波立つ様子もない。
前日までよーく読んだ 「名古屋釣法」 を思いだし、まずはスタッドの5インチをジグヘッドにリグる。
このスタッド、吉野もランカーを何匹かランカーをあげている優れものなのだ。
フルキャストし、スローにリトリーブ。

海津カラオケ前 、ここは湖北特有のロックエリア。
ちょっと油断すると根がかりをする、それはそれは恐ろしい場所なのである。
神経をすり減らしながら、岩場を丁寧にトレース。
大きめの岩にひっかけてシェイクシェイク。
たまに、ロッドをチェンジして、セブンカールのジグヘッドをキャストする。
…延々ノーバイト。

次に中層をひいてこようとするが…何やっとるか分からん。
昔はどこの層を引いてるのか分からないような、いかさま中層スイミングを押し通せたのだが、最近はそれを押し通せなくなった。
釣り自体は、昔より上手くなったように思うが、どうも最近セオリーにとらわれすぎているような気がする。

ここで、あまりの面倒くささに、ねがかり確率の低い4インチセンコーウォーターメロンに変更。
ともさんに散々教わったズル引きを繰り返すもやっぱりノーバイト…
たまに、他の人もやってくるが、30分と持たず、どっかに行ってしまう。
…遠くを見ると、 虹がでている 。完全に日向ぼっこモード(笑)
虹が出てる…

前も虹が出ているとき、ともさんとノーバイトだったな。新しいジンクスが出来るのか…!?
なんてことを思いながら、11時頃すっかり 廃人モードに突入。

い、一時間だけいいかな??

という訳で、1時間と決め、 今津の漁港 へ。
あー情けない。この辺がデカバス取れる奴との違いなんだろうなあ。
でも、海津でバス釣ったことないしね…
色々な言い訳を自分のなかでしつつ、今津へ向かった。

■初バスゲット
今津にいくと、カラオケ前とはうってかわって、やたらめったら人がいる。
あーツネやってるよー…釣れてるよー♪
見ているとぽつぽつと釣っている。
保険に持ってきた、ミートヘッドの3インチでツネをリグり釣り始める。
最近漁港はやっていたため、結構簡単に 25cmのバス1尾 を釣り上げることができた。一応今年の初バスである
これでボウズはなしやね。

ドラグの歌が

こないだ、ドラグを緩めていたので、このサイズで ドラグが鳴る (笑)
いかんいかん、しめとかんと…

釣ったら、ドラグを鳴らしまくったせいか、まわりに人がやってきて、釣り始めた。いやいや、ドラグなったけど、小さかったのよ…(汗)
しかーし、後が続かない。これで連荘してたら、まだ楽しいだろうけど。
で、ここで天気が悪くなってきた。
いつのまにか、暗くなり小雨がぱらつき、風がでてきた。
あ、1時間だ…よし、 行くぜ海津!! これで流れが変わるかも!!
そして、こばっちーたちに後ろ髪を引かれながら、今津を後にしたのだった。

■海津でラン&ガン
1匹釣ってボウズがなくなり、ちょっと余裕の出来たまつざかは、 ちょっと作戦を変更。
カラオケ前でだめなら、他はどうなんだ!?
密度がいくら低くたって、どっかにはいるだろうよ。
んで、師匠吉野の一言が頭をよぎる。

「これしかもってかん!って一つのルアーを使うのもいいと思うよ」

…やっぱりセンコーでしょ!!
車からウルトラエアリアルを取り出すと、センコーをリグる。
今度はプロブルー。このカラー、去年は結構いい思いをしたのだ。
センコーフルキャスト…ズル引きをしつつ、5m間隔ですすんでいく。
海津をラン&ガン

なんせ人がいないため、好きにキャストできるのである。
カラオケ前にいいかげん飽きていたので、場所を変えて行くと 結構新鮮な気持ちで出来る。

「おっしゃー、どこまででも行ったるでー!」

ノーバイトが続き、1時間くらいが経過したころ…ウイードの切れ目を通過した時に コツコツという小さなアタリ!
すかさず、反射的にスイープにフッキング。
いやいや、散々漁港でツネやってたおかげで、アワセだけは上手くなったのだろうか、ああいう釣りも役に立つんだねー。

「おっしゃー!」

思わず叫ぶが、全然引きが弱い。
「あれれ??なんだ、小さいじゃん」 と思っていたら、急にダッシュ!
ウルトラエアリアルが急激に曲がる。 …おいおいこのロッドで大丈夫なのか!?
しかも、 ドラグがほとんど鳴らない。
さっきドラグを締めた時に締めすぎたのである。うっひゃー!!
やばいと思うが、ロッドにパワーもないため、余裕は全然ない。
…潜られたらそれこそ終わり…の鬼気迫る状況なのに、なんか嬉しい
一人なのに叫んだり、笑ったりすっかり変な奴になってました。
必死こいて、魚をさばき、なんとかランディング。
おおおお、結構でかいじゃん!!

という訳で、海津の初バスは、 自己最高46cm のきれいなバスでした。
自己最高記録更新!
正直言って 足がふるえましたね …これでランカーなんて釣ったらどうなることやら。
吉野やともさんが、一人湖北に通う気持ちがようやく分かった気がします。
ほんと、なんとも言えない良さがありますね、湖北バスってのは…なんでだろう。
神様ありがとう(笑)

で、写真を撮って、リリースしてやると、奴は元気に泳いでいった。

嬉しいのだが、誰一人いないためあまりにも寂しい。
そこで仕事中のともさんに携帯で報告。(イヤミなやつ)

「釣れたよー46cm」 (冷静なフリをするが、かなり興奮状態)
「おーやるじゃん、俺もまだ今年40UP釣ってないのに」

報告ついでに、色々なアドバイスをしてもらった。
まず、一緒の場所では20分はだめだろう、半径20mはしばらくだめ。
もう一度チャンスが来るはずだから、その時がんばれとか。
ここではなぜか、1日に2匹だとか…
まー色々アドバイスしてもらいました。(ありがとねー)

「今日は、海津でとことん粘ってみるよ」
「おーがんばって、釣れたら連絡してね!」

しかし、やはり湖北は厳しかった。
結局 日没まで、全くのノーバイト だったのだ…
今度こそは、50UP釣ってやるぞ!!という思いを胸に秘め、琵琶湖を後にしたのだった。

で、ウルトラエアリアルなんですけど、なんだかんだ言ってバットに パワーがあるため、思っていたよりも、魚をさばきやすかったです。
(正直言って、陸っぱりでは40UPでもやばいと思っていました)
長さも結構あるため、ロングキャスト後のジグヘッドも案外コントロールできるし。
決して湖北向きのロッドではないですけど、面白いですね。