■まつざかのグアムを釣る■

会社の20周年記念旅行ということで、グアムに行ってきました。
で、グアムに行って、 トローリング をやってきました!!
初の海外、そして、初のトローリング。
いやいや面白かったですね。
では、旅行記も含めてレポートします。

■はじめての海外旅行
そう、何を隠そう、まつざかは海外旅行というやつがはじめてなのです。
国内は、そこそこ色々なところに行きましたが、海外は全くの 未経験。
そりゃあもう、何をしたらいいのか全然分かりゃしません。
国内線にはない、機内食(まずかった)では、コーヒーを入れるカップに、 そばつゆを入れるし。
いきなりのミス
隣に座っていた上司の近藤さんが一言。

「いやあ、やってくれるねー。ホームページのレポート楽しみだわ」
「いやいや、自分に都合の悪いことは載せませんから(笑)」

…結局載せてしまった。
グアム上空に到着し、上空から海を見ると、白兎がはねているし、 雲も結構多い。
果たして大丈夫なのか、トローリング!?船は出せるのだろうか…

で、グアムに無事到着。
なんせ、グアムは日本人が多い。
ほとんど日本語で通じるし、かんばんとかは、日本語だらけ。
日本語だらけのかんばん

外国に来た気がしないくらい(笑)

到着が3時過ぎだった為、とりあえず、 マイクロネシアモール という、ショッピングセンターに行くことになりました。
一応グアム最大!らしいのですが、結構閑散としていましたね。
なんか場末の観光地のような…

マイクロネシアモール

だいたい、グアムで一番とかいうのはそこらじゅうにあるので あやしいと言えばあやしいのですが。
やっぱりみんな、免税店とかにむらがっているようです。
釣具を売ってるところを探してみるがやっぱりない…
バス釣れるところなんてないだろうし、しょうがないよね、やっぱり。

そして、夕食。
ステーキとロブスター のセット。
こいつがすごかった。ステーキは一体何センチあるの??という 分厚さだし、ロブスターは2尾のっかってるし。
たらふく肉を食い、ビールをかっくらってその日は寝てしまったのでした。

■何かのアトラクション!?
そして、待ちに待ったトローリング当日がやってきました。
今回、ご一緒したのは、上司の近藤さん、中尾さんご夫妻 (仲がすんごい良いのです、羨ましい限り)とまつざかを 合わせて4人です。

朝6時過ぎから朝食、そして、良く効くという酔い止めをもらい、 それを飲む。さて、準備は万端。あとは釣るだけです!!

7時にクルーのクレフさんがエスティマに乗って迎えにやってきました。
そして、一路マリーナへ!!
ホテルからマリーナまでは15分少々。

トローリング船
マリーナに到着し、船まで歩いて行くのですが、足元を見ると 魚がうようよいる。
うーむ、振出竿持ってきたら良かったなあ、とちょっと後悔。

マリーナでは出航準備をする船が3艘。
朝のさわやかさと、マリーナの独特の雰囲気がとっても良い感じ。
…と、写真を撮る間もなくあっという間に船に乗せられる。
ちなみに写真は、港に帰ってきてからのものです。あしからず

頼む−写真くらいとらしてくれー…

そしてあれよあれよという間に、出航。
ほんとに着いたらすぐなんだもんなあ…ひたる暇もなかったです(笑)

せっかくなので、操縦席の方にあがらせてもらいました。
マリーナでは、当たり前ですが、全くゆれなかったので「楽勝!」
とかとなめきっていたのですが、マリーナから1歩外に出た 瞬間にそりゃあもう、すんごい波。(あたりまえだって)
写真を撮るにも、手すりにしがみついていないと振り落とされそう なので、全然撮れない。
この上下の動きは初体験でしたね。
何かの遊園地のアトラクションのような(いや、そんなもんじゃないかな) 激しいゆれ!
変に楽しかったです。

■いきなりヒット!
出航後少しの間、操縦席でキャプテンのトニーさんとお話&船の装備を チェック。(英語と日本語が入り混じった変な会話だった。でも 釣り用語ならある程度分かるんだよね、不思議と)
ちなみに操縦席には、GPSと、魚探がついていました。
で、どうも深さは600mくらいとのこと…深いなあ。
こんなので、トップに出るのか??
波もえらい高いのですが、トニーさん曰く波が高い方がいいとのことです。
波が高い時ってのはベイトフィッシュが水面に集まって、それを食ってる 魚が釣りやすくなるらしいとのことでした。

ここで、懺悔します。すみません、まつざかは悪い人間です。
出航間際、 「今はカツオがいいよ!」 と言われたのに、全く信用していませんでした。
だいたい、釣りに行ってボート屋で 「今、○○がいいよ!」 と 言われて、いい思いをしたためしが無い…
とまあ、今回のトローリングは釣果は期待半分、あとは南国グアムでの 釣りの雰囲気が楽しめればいいなという、消極的な姿勢だったのです。

ところが、船を走らせること少々、いきなりリールのドラグが鳴る!

「え、何々!?」

ヒットしたのでリールを巻けとのこと。
おいおい、ほんとに釣れたよ。釣れるもんなんだなあ…しかも あっという間だよ。
一番手の中尾さん(旦那さんね)がリールを巻く。
そして写真を撮るギャラリー…
数十メートルのファイトを見せた後、上がった魚はカツオでした。
いやいやすごいすごい、でかいでかい。
普段40UPのバスで大喜びしている自分にはかなりインパクトが ありました。
きれいですね、あの流れるようなフォルム。
そして、あの美味そうな姿(笑)
クルーのクレフさんが、上がった魚をナイフでさくっと一突き。
血を抜いていました。

血抜き

すごく生きが良くて、あたり一面血の海。
返り血をあびるクレフさん…なんか怖いぞ。

■入れ食い状態!
それが終わると、再び船を走らせる…と、またしてもヒット。
おいおい、こんなのでいいのか!?
今度は大島さん(中尾さんの奥さんの旧姓です、こっちの名前で普段は呼んでいます)がリールを巻く。
結構リールが重いので苦労していると、クレフさんがやってきて、何やら リールのスイッチを切りかえる。

「軽くなったー♪」
軽くなった

どうやら、リールはハイギアと、ローギアがあるらしいです。
そして、あがってきたのですが、上がってきた魚をフックから外す ところで、痛恨のバラシ…おしい。

「I'm sorry」

とってもすまなそうにしている…が、このペースなら問題ないでしょ。

で、ちょっとしたら続いてヒット!!
今度はまつざかの番です。
巻いてみるけど、結構重い。うーむいい感じやねー。

「もっと早く巻いてって!」

運転席にいる近藤さんから声が掛かる。
あ、早く巻くのね。
「早すぎだって!」

なんか、どっかのゲームみたいだなあ…
しかし、やはり不器用なまつざかはちょうどいい速度でなかなか巻けない。 結構難しいねえ…でも幸せ。

ただ、ロッドはシイラや、カジキが釣れてもいいようなロッドなので、 基本的にほとんどしならない。この辺がちょっと寂しいですかね。
そして、まつざかも初カツオゲット!
ああ、嬉しいなあ。バスロッドでやったら楽しいだろうな、これ。 (やばいって)

しばらくしてまたまたヒット。ほんと入れ食い状態ですな。こりゃ。
今度はトリの近藤さんが巻いてくる。
何か手馴れた感じで引いてくる…なぜだか上手いぞ。
と、なんなくカツオをゲット!!

「これで、ボウズはなくなったね」
「そうですね、帰ったら自慢してやりましょう」

この調子で、釣れ続け、大島さんも無事カツオをゲット。
いやいや楽しい楽しい。
不思議ですよね、何であんなのでこんなに釣れまくるんだ??
バスではあんなに苦労して釣ってるのに…

■ああ、美しい
しばらく、ヒットが続いていたのですが、いきなりぱったりと魚が かからなくなりました。
ぼやっとしつつ、時間も出来たので(ここまで大忙しだった) 再び操縦席に上がる。
と、しばらく後、久しぶりのヒット!!
今度は今までにない激しいドラグの鳴り!

「シイラらしいぞ!」

え、シイラなの??ほんとに!?
中尾さんが、クレフさんに言われ、松方弘樹席(ファイティングシートというらしい)に座り、リールを巻き出す。
クレフさんは、いそいそと他のロッドを上げる。
シイラだと、こうするんだねえ…

びよーん!

遥か向こうでシイラが大ジャンプ!!
すっげー!!今までのカツオとは比にならないほどの大ジャンプ。
んで、すごくキレイなジャンプ。正に美しいというか…
そして、右に左にと激しく走る!そして飛ぶ!!
こりゃあ、全部ロッドを上げる訳だ…とにかくすごい迫力でした。
しばらくのファイトの後、寄って来たシイラのキレイなこと。
(ちなみに、頭にフックが刺さってた)
上から見ると、マリンブルーなんですね。
どうも写真とかで見ると、黄色い印象しかなくて…それにしても きれいだなあ。
寄せてきたシイラをクレフさんは持ち上げると、カギヅメの付いた 棒で刺そうとする。
…と、突然ぶらさがっていた、シイラが身を翻すと、あっという間に 海に潜って行った。
しばらく何が起こったのかよく分かりませんでしたが、フックが外れて ばれてしまったのです。
うーむ、ほんとに惜しかった。これでシイラが上がっていたら、かなり 自慢できたろうね。

■沈黙の後に
シイラをばらした後、再び沈黙。
4人はすっかり、のんびりモード。

のんびりモード

酔い止めが効いたらしく、誰も無事酔わず、クルージング。
その間、しゃべったり、リール(ちなみにリールはシマノでした)の写真を撮ったりとのんびりすごしました。

リールの図

うーむ、いいもんやねー。トローリングって楽しいもんだ。

しばらく、そんな穏やかな時間が過ぎた後、カモメが数羽水面にいるのを発見。
そして、船はそっちに向かう。
と、カモメがいたところあたりをすぎて、しばらく進むと、久しぶりのヒット!!
しかもダブルヒット!!
近藤さんがまず巻き始め、今度はまつざかが巻き始める。
巻き始めると、今度は両サイドの2本にヒット!
すげー 4本同時ヒット だ。
4人総動員で、リールを巻く…すごい状況でした。
結局、その4本同時ヒットでは、2本をあげて、あとは上げる瞬間に 2匹バラシ。(何かこのパターン多いなあ)
この連続ヒットに盛り上がった後、港に向かって帰っていったのでした。

■上手いんだ、これが
結局、釣果は、近藤さん3尾、あとの3人が2尾ずつの計9尾。
うーむ、大漁大漁。
そして、マリーナに戻ってきました。
マリーナに戻ってくるときに、船に今日釣れた魚の旗をつけるのですが、 自分達の乗っていた船意外の船には見事シイラのマークが…(涙)
くー、あの1尾が悔やまれる…
でもほんと楽しかったので、満足満足。

帰って来た後、キャプテントニーさん自ら包丁をふるい、カツオをさばいてくれました。
刺身にしてくれて、しかもしょうゆとワサビが用意されている。
ああ、幸せ…

刺身が美味い

ほんとに美味かったです。なんせ、さっきまで泳いでた魚ですもん。
新鮮なんてもんじゃないですからね、いやほんと。
4人で刺身を食いまくり、トローリングは終了となったのでした。
あー楽しかった。

■釣具屋を探して
結局トローリングが終わったのが10時過ぎだったため、午後からが 完全にあきました。
で、とりあえず疲れたので、 目の保養 (別名エロエロ大作戦)も兼ねて、ホテルのプールへ…
しかし、世の中はそんなに甘くもなく、若い水着のお姉さんはほとんどいない…ちぇっ
朝も早かったので、とりあえず爆睡。
そしてタオルを掛けて寝ていたために、見事にツートンカラー。 (日陰だからいいかと思ってたんだけどね)
ああ、かっこわるい。
日焼け失敗の図


昼寝をして復活したため、近藤さんと、地元の釣具屋へ自転車で行くことにしました。
妙な売店で、自転車を$10で借りました。
ちなみに妙な売店というのは、限りなく本物に近いブランドもののまがいものや、裏ビデオなど、持って帰るとなんかつかまりそうなものが売っている お店でした。
(おばちゃんに、裏ビデオをすすめられた…買ってないけどね、さすがに)

さっそうと走り出す…が、グアムは結構坂があるため、体力のおとろえきったまつざかにはつらいつらい。
近藤さんは「しゃーっ」っとはるかかなたへ…体力あるなあ。
体力あるなあ…

っていうか、まつざかが根性なしなのか??

しかも自転車のブレーキはきかんわ、ギアチェンジするとチェーンは外れるわで最悪。
自転車はちゃんと選びましょうね。

地元の釣具屋になんとかたどりつき、店内を見て回る。
さすがに、海に囲まれた島…トローリングやジギング用のルアーの嵐。
かろうじて、ヨーヅリのルアーが唯一バスにも使えそうという程度でした。 さすがに、アメリカ本国のようにはいかないですね。
(行く前に吉野のレポート見たもんだから、結構期待していた)

そして、アウトレットをまわった後、晩飯を食べ、ホテルに戻りました。
その日も疲れ切ったまつざかは、またしても早くから爆睡。
しかも、この日、日焼け止めも塗らずに1日外を出歩いていたために、 この後数日間、日焼けのひりひりに悩まされたのでした。
(これを書いている今は、脱皮中)

■恐怖のサンセットクルージング
次の日は、彼女(会社が一緒なのだ)と一緒にグアム観光…といきたかったんですけど、天気がいまいち。
仕方が無いので水族館に行きました。
うーむ、なかなかでしたが、グアムでっていうのにはどうかなと。
お昼は ハードロックカフェ で、どでかいハンバーガーを食べました
グアムってのは、食い物はでかいんですけど、値段は結構高い。
どうせなら、もうちょい量を減らして、値段下げて欲しいですね。
で、時間が中途半端にあまったので、ビーチでゆっくりしました。
ビーチでのんびり

プライベートならもっとゆっくりするんだけどねえ。

そして、夜はサンセットクルージング。
サンセットクルージングと聞くと優雅な響きですが、これが恐怖の体験だったのです。
とりあえず、船に乗りこみ、夕飯。 まあ、料理はこんなもんでしょうね。
今まで結構うまいもんを食っていただけに少々寂しかったです。
肝心の夕日が沈むのは雲がかかってしまい、見れませんでした。
ちょっと残念。

夕日が沈むと、オ○マのボビーのショーが始まりました。
この人は、どうやら外国人物まねコンテストで優勝したらしい…
でも、やっぱり怖い…
と、思っていると歌の途中途中で、男性が拉致されるではないですか!!
ステージにひっぱられ、そして、濃厚なキス。うげー
次々と、みんなの唇が奪われて行く。

先輩のMさんと、ひたすらおびえまくり(笑)
不審な行動をしないように、目立たないように、緊張しまくり。
手に汗握る体験でした。(結局まつざかは連れ去られなかったのですが)
ちなみに、ショー自体は面白かったです。
いやーほんと怖かった。
ちなみに、この夜、まつざかは見事に部屋をインロックし、 ディスコに行きそこなったのでした。
なんせ英語の苦手なまつざかのこと、カウンターで頼むにもねー (ほんとに英語は苦手なのです)
結局、旅行会社の人に、言ってもらってあけてもらいました。

■恋人岬…たまにはね
そして、最終日、前日行きそこなった恋人岬に、彼女と行きました。

ちなみに、この日まで近藤さんの後ろに隠れ、外国人の方との コミュニケーションからひたすら逃げまくっていたため (近藤さんは海外出張とかも行っていてちゃんと コミュニケーションが取れるのだ)苦労しましたね。

「○×○△」
「????え???え???」

結局その辺にいた人達に訳してもらいました。情けない…
学生のみなさん、英語はちゃんと勉強しましょうね、役に立つ日が きっときますから。

どうでもいいことですが、非常に恥ずかしいバスに乗っていきます。

「恋人岬行きシャトルバス」

…基本的に、外から丸見え、しかも外側を向いて座る。
なんか、いかにもって感じで、妙に恥ずかしかったです。
会社の人に見られなくて良かった…(笑)

恥ずかしいバス

見晴らしも良くって、きれいで良かったです。
やっぱり海がきれいですね、見渡す限りの青い空、青い海
…ああ帰りたくない(涙)…

青い海

こういうところで、釣りして生活できればいいですよね、ほんと。

で、その後は買い物に。
一応日本では買えないという、Gショックと、普通のジッポーを買ってきました。
(どうもブランドものってのは、あんまり興味が無くて。そういう人には ちと、買い物に行くにはつらいですね)
そして、グアムの旅は終わったのでした。

■あとがき(笑)
かなり楽しい旅行でした。
天気自体はあんまり良くないことが多かったのですが、 やっぱりトローリングが出来たのが良かったです。
ちなみに、カジキは6月以降が旬だそうで、ぜひその季節にまた 行ってみたいですね。
あとは、ジギングなんかもやってみたいです。
トローリングは大きいのが釣れやすいのかもしれませんが、 やっぱり釣る過程っていうのが、ちょっと寂しい。 (船を操船できれば別なのかもしれませんけど)
みなさんもグアムとかに行く機会があったら、マリンスポーツとか 買い物ってのも良いとは思うのですが、釣りに出かけてみるのもいいと思います。楽しいですよ♪