■遠征 南紀釣り紀行■

鯛が大漁
行ってきました 南紀! 今回は3泊4日で、釣りは3日間やってきました。 バスは1日だけ、はじめて七色に行ってきました。 結果的にはなんとか連敗を止めたものの、リベンジをする項目が増える増える…
■プロローグ 使い果たした運
今回は会社の後輩のaraigumaくんが車で迎えに来てくれました。(ありがとね)
で、前日まで結構ばたばたしていたため、2日目に予定している、 ジギングの準備を全くしておらず、準備の為に釣具屋へ直行。
ジグを買いあさり、レジへ…

「ソルトくじ2回引いてください」
「はいはい」

…とくじを開いてみると、 1等、2等 の文字が!

1等!

いや、ほんとにまつざかはクジ運の悪いやつで、子供の頃、福引とか あっても、親が 「お前がひくとはずれる」 と、妹にひかせるという 過去もあったり。

「おめでとうございます!1等はロッドですね」
「へ!?」

てなわけで、ライトジギング用のロッドが当たってしまいました。
(ザウルスのやつで、結構いいやつだったんだよね)
ただまあ、今回は結構深めのところもやるので、ちょっとライトジグ用の ロッドではきつそう。
ということで、これは次回以降に使うことにしました。

それにしても、こんなところで 運を使い果たして いいのか??

名古屋から尾鷲までは、全くすいている時間帯で3時間半くらい。
ですが、さすがにGWということもあって混んでいる。
結局、昼くらいに名古屋を出て、ついたのは夜。うー、恐るべし名阪。

で、今回は上司のYさんの実家に御世話になることになっていました。
よろしくお願いします!!

■1日目 パーフェクトリベンジ
1日目は 七色ダム
ここは結構有名どこですよね。X Bitesにも出てましたし。
とりあえず、ボートを借りての釣行になりました。
メンバーは、まつざか、araigumaくん、Mさん、Hさんの4人
で、ボートは、エンジン30馬力プラスエレキ。なかなかの装備です。
ただ、5人乗りではあったのですが、4人乗って釣りをするとかなり 辛かったです。
なんせ、ロッドが思いきって振れない…
特に真中の2人は、かなりキャストもしずらく、ストレスの溜まる釣り だったに違いないです。
(途中、araigumaくんがまつざかのバックキャストで危険な状態に陥ること数回)

で、朝5:30釣り開始。
前日目を付けていた、シャローエリアに向かうものの、浅すぎてボートが 入れない。
ライズを指をくわえて見つつ、ちょろちょろと移動しつつ、キャストするものの、あまり釣りになりませんでした。

続いて、流れに乗って釣りをするために、一旦七色に流れ込む支流の上流に向かって爆走!
さすがにこないだ借りたボートと違って馬力があるために、気持ち良く進みます。
で、再び釣り開始。
4人揃って、ハードルアーを投げたくるものの無反応…
見た目、おいしそうなポイントだらけなので、そこかしこに投げるものの、 いまいち反応がない。
が、そこで MさんのX-80(だったけか?)にバイト!

X-80にてゲット
唯一のハードルアーの釣果

少々サイズは小さめですが、とりあえず七色バス1号!(やるなあ…)
まつざかはというと、ボートがまっすぐ進まず一苦労。
おかしいなあと思ってよーく見てみると、モーターの向きが合ってない事にかなり後で気づきました。
…おかしいと思ったんだよなあ。

さんざん、みんなでルアーを投げまくったのですが、それ以降は全然バイトなし。
まつざかも、イーター、プレデター、G DOG−X、ダイビングペッパー、センコーとローテーションをしたのですが、全くだめ。
しまいには、おいしそうなポイントで、G DOG−Xを一撃必殺で立ち木に刺し、ポイント破壊…情けない。

ここでHさんの一言で、とりあえずシャローの見えバスを探しに行くことになりました。
エレキで流しながら見て行くと、かなり 岸際にこばっちー がいるいる。

さあ、白いワームでサイトフィッシングだ!(笑)

そして、araigumaくんにファーストヒット!

araigumaくんファーストヒット
araigumaくんのファーストヒット

とりあえずの、手のひらサイズだけど正真正銘のバス。いいなあ…

そしてそれに続き、Hさんにもヒット…しかし、惜しくもバラシ。
…おいおい、これでヒットしてないのはまつざかだけじゃないか!!
エレキの操船をしながら、釣りをするのですが、あせりと、キャストのしずらさに完全に集中力がきれる…合掌。

一旦トイレに上陸した後、今度はMさんとエレキの操作をかわってもらい、 今度は後ろでエンジンの方の操船。
一路七色の本流へ!!

ボートの操船はかなり気持ちがいい。
ハンドルが付いていて、非常に楽。バックも楽々…いいですねー。

そして、再びエレキで岸際を流して行くと、araigumaくんがあっという間にスプリットショットで2匹釣り上げる。

araigumaくんファーストヒット araigumaくんファーストヒット
araigumaくん2連発と後ろで負け犬化してゆくまつざか

しかもサイズが次第にアップしている。さすがに上手い。
そして、途中寄ったワンドで、Hさんもギルを釣り上げる。
しかし、まつざかには全くバイトが無い…
完全に流れはやばい方向に。やっぱり 運を使い果たした のか??

その後、観光がてら X Bitesに出ていた旧発電所跡 へ。
するといるわいるわ、ミーハー軍団(自分もなのだが)
記念撮影してる人はいるし、メガバスルアー、グローカラーのルアーを投げまくってる人はいるし(笑)
しかし、さすがに数少ない大型ストラクチャー。
いきなりデカバス発見…みんなでオカシラ装着(笑)窓際族をリストラだ!
…しかし、しばらく後七色には、すっかり リストラされた4人の姿 が・・・。

その後しばらく再び岸際を流すも、全然釣れない。
タイムアップも近づき、ボート屋の近辺で釣りをしようということになり 移動。

…と、再びaraigumaくんにヒット!
まつざかもボウズは嫌なので、araigumaくんが途中2度ヒットした、 スプリットショットに変更。
必死の思いでスローにズル引き…と 連続2ヒット

ようやく
タイムアップ寸前にこばっちーゲット

痩せ痩せの25cmと(それでも肛門は赤かったので雌だったんだろうな)、手のひらサイズをタイムアップ寸前にゲット。

そして、リベンジを誓いつつ、4人は七色をあとにしたのでした。
七色は結構魚影は濃いのですが、釣り方(釣る場所?)が分からないと、とにかく釣れない。まつざかにはかなり難しい場所でした

■2日目 死ぬ気でしゃくれ!
2日目は海でジギングをしました。
家庭の都合から、Hさんと、一緒に来ていたMさんは1日目で撤退。
2日目は、上司のYさんとaraigumaくんと、まつざかの3人での釣行です。
今回はジグのみを買っていきました(さすがにタックルを揃える金はなかった)
このジグってやつがとにかく重い。今回1番重いやつで200グラム。
…なんだ200グラムか。という方もいるかもしれませんが、 それを支えられるロッド、大物の引きに耐えるリール、そして水深150m 分の抵抗…。
それをジャークするのは、はっきり言ってしゃれになりません。

で、朝5:00出港。
風もさほどなく、波もほとんどない。こんな状況は多分珍しいんだろうな。
ほんとにべた凪状態で、船酔いとも無縁の状態でした。

実際の釣りはというと、とにかく ポイント移動→しゃくる の繰り返し。

死ぬ気でしゃくれ!

ポイントに付くと、ぴっと笛が鳴らされ釣り開始。
しばらくねばると、今度は再び、ぴっと笛がなって次の場所へ。
不思議な釣りです。

開始後しばらくして、araigumaくんにアタリが… どうやら根魚のようでした。
なんか根がかったような感じがするらしいですが、アタリのないまつざかには相当羨ましい。
このまま、2連敗するのだろうか。

で、その後ちょっとして、今度は上司のYさんにアタリが。
しかし体勢が悪くうまく合わせることができず…

再び移動、しゃくりを繰り返すこと数ポイント。
まつざかが違和感を感じつつも、しゃくってくると、小さい根魚がついている
…全然気づかなかった…一緒にしゃくられてあがってきたんだろうなあ…

その後も延々しゃくり続けるも、まつざかが根がかる事2回。
たまに根魚のあたりがあるぐらい…うーむ、状況がよくないのかな。
だんだん腕も疲れてきて、開始の笛におびえ、終了の笛にほっとする始末。 明日筋肉痛だわ、こりゃ

そして、昼直前、状況はさらに過酷な方向へ…

「今度150mくらいやってみましょう」

…うへえ、今(6、70mくらい)かなり辛いのに、もう握力ないよ…
200gのジグをセットして、再びしゃくる。
が、50mも持たない。

2回目のポイントで、船尾にいた別の組の釣り人がでかい太刀魚をあげる。 これを見たまつざかはやる気復活。
再び死ぬ気で、数10mしゃくる…と、突然、 どすん!という強烈なバイト! どうやら何かかかったようである。

リールを巻こうとするが、ここまで何時間もしゃくっていて、力が全く 入らない。
ジギング用の硬いロッドがぶちまがる!…誰か助けてくれえ…巻けねー。

完全に力負け

まあ、とにかく強烈でしたねー、今だかつてない引きでした。

「ポンピングしないと!」

横で見ていたaraigumaくんの一言に、我を忘れていたまつざかもようやく ポンピング開始。
ふっとまわりを見ると、みんなが見ている。
誰か助けてくれー!!

しかし、しばらく戦っていると、少し楽になった。 (よっしゃー、なんとかなるぞー)
で、再び数回ポンピング…したところで、油断。
テンションを一瞬緩めた瞬間に、ぶつんという感触とともにばれてしまいました。
ここで、上司のYさん、araigumaくんともにやる気復活。

…しかし、無情にもここでタイムアップ…(といっても、これ以上は はっきり言ってもたんだろうな)

とにもかくにも、あの強烈な引きは楽しかったです。
おそらくメジロのせいぜい3キロ〜4キロくらいのクラスだろうということ だったが、とにかくアオモノってのはすごい引きですね。
はまる人がいるのも分かるなあ。

ちなみに、こっちの方では、夏すぎだとシイラがすごく釣れるらしく。
釣れればメーターオーバーだそうです。
うーむ、今度はぜひ釣りたいっすね、でかいやつ…
で、Yさんの家に移動後、3人は結局日暮れまで爆睡、飯食って再び爆睡してしまうのでした。 (おかげで、掲示板にも書きこみできず)

■3日目 終わり良ければ全てよし
1日目、2日目ととにかく満足のいく釣果がでておらず、結局、おみやげ 作りの日になってしまいました。
おみやげ作りってのは、せっかく遠いところまで来たのだし、産地直送の 魚を持って帰ろうという話になっていたのです。
で、 目標は鯛!
鯛と言えば高級魚。世間に出まわっているのはとにかくほとんどが養殖だそうで、たいがい天然のヤツは高級料亭とかにまわるらしい。
そりゃー釣っておかんとねー。

朝10時、船に乗って出発。
なにを隠そうまつざかは、海で船に乗ってのエサ釣りははじめてなのである。
すばらしきは電動リール。あんなに自動だとは思わなかった。
世の中って便利になったもんだなあ。
釣り方はサビキです。撒き餌を天秤とよばれる入れ物に入れておいて、 それで撒かれたエサをばくばく魚が食って、その下にある針についた エサをどさくさまぎれ(?)に食わせるという釣りです。(ほんとか?)

漁師の人の船に乗せてもらい、沖へと向かう。
1匹鯛が釣れたらもうけだよなあ…なんてことを考えつつ、しばし談笑。
とりあえずは、確実に釣れるというイサギをゲットすべく釣りをはじめる。
しばらくして、後ろのYさんにヒット。さすがである
おお、釣れるじゃん。
…としばらくして、まつざかのロッドにかすかなアタリが…
上げてみると15cmくらいの子鯛…

「このサイズも、煮付けにするとうまいんだよ」

とは、漁師の息子さんの弁。しばらく、漁師の息子さんとジギングの話で もりあがる。
うーむ、またジギングしに来たいなあ…

と、状況もあまりよろしくないようで、ポイントを移動。
そこで、 araigumaくんにヒット! ナイスサイズの十分に刺身にできるサイズの鯛である。

「とりあえず、晩のおかずはゲットですね」

いやーやるなあ。araigumaくんは船を出してのエサ釣りっても経験が あるそうで、手馴れたもんである。(大学時代は釣り部に所属 していたそうで、結構釣りの幅が広いのだ)
まあ、なんか釣れりゃーおみやげはできるしね、のんびり行こうっと

しかし、ここから 爆釣タイム が始まりました。
いきなりまつざかの竿にヒット。
置いてあった竿がいきなり水面に引きこまれる。すごいアタリである。


鯛のアタリ

そして、ロッドを持ち、ポンピング開始!
前日のバラシもあるので、慎重にあげてくる。
それにしても、すごい引きである。とにかくロッドをしぼりこむ!
基本的に鯛の場合は走るのではなく、ぎゅーんと潜るのである(すごい 勢いなんだよ)
必死で、上げてくるとなかなかのサイズの 鯛がぷかーん と浮いてきた。
うっひょー鯛だよ鯛。 これで、土産はできたぞー。

しかし、これで終わらないところが恐ろしい。
しばらくして、再びヒット!今度はさっきのやつよりも更に強烈な引き!
またしても必死で上げてくると、これまた今度は50cmくらいの鯛。

しばらくして、 Yさんの竿に強烈なアタリ
はっきり言ってものすごい。これは相当でかいぞー!
と、痛恨のばらし。うーむ、惜しかった。

その後araigumaくん、Yさん、まつざかともひたすら鯛を釣り上げる。
araigumaくんに至っては、ダブルヒットまで…(しかし、ハリスが持たず 痛恨のラインブレイク)

結局日が暮れるまで、3人で14匹の鯛を釣り上げたのでした。 (バラシを入れると20匹くらいになる)
ちなみに、Yさんはふぐとかも釣っていたらしいです。見たかったな…

鯛の山
しめてもらっている図

一体売り飛ばせば、こいつらはいくらになるんだ??
まつざかは、その後、結局 7匹の鯛 (ほとんど40cm台。このサイズが一番美味いらしい)、リリースサイズのイサギをゲットしました。
しかも鯛を2バラシ。
Yさんが一番サイズはでかいのを釣っていて、60近いサイズという結果でした。
鯛の山2
とりあえず並べてみました

鯛は基本的にそうそういっぱい釣れる魚じゃないそうなので(あたりまえだが) 相当に状況が良かったらしいです。

araigumaくんのビッグワン 妙にうれしそうなまつざか
自分でも笑えるくらい、うれしそうな顔してるよなあ…

■後日談
帰りもaraigumaくんに、運転してもらい、まつざかは助手席でうつらうつら… いや、ほんと助かったです。(途中の200km/hトライはちょっとびびったが)

で、次の日、鯛を持って吉野の実家へ。
吉野は黒鯛とかも釣っていたので自分で魚をさばくのもお手のもの。
見事な包丁さばきで、3枚におろしてくれました。

吉野の包丁さばき

ちょっと時間も遅かったため、手軽な料理ってことで、刺身と塩焼きと バター焼きにしてビールを飲みつつ食べました。
これがまた脂がのっててうまいうまい。(フライパンで焼くと、 鯛から脂がでてくる)
どうも、産卵前だったらしく、かなり栄養とってたんでしょうね。 いやーほんと美味かった。

てなわけで、今回はかなり楽しい旅行となりました。
今度また、色々なところに遠征に行きたいもんです。
うーむ、バスも楽しいけど、やっぱり他の釣りも楽しいです。