■リトルスパイダー講座■

最近、ぐっちさんがリトルスパイダーで釣りまくっています。 まつざかは、いまいちあれででかいのを釣ったことがないのですが、 みごとにぐっちさんはあれで、ランカーゲット。 数々の40UPもあげています。 てなわけで、今回はリトルスパイダー講座をお願いしました。
■講師 ぐっちさんによるリトルスパイダー講座
まず、リトルスパイダーを知らない人のために解説しますね。
リトルスパイダーとは、JBトーナメンターの林圭一プロが創設した
(株)ケイテックが開発、販売しているソフトルアーのことです。
リトルスパイダー
形状はゲーリーヤマモトのツインテイルフラグラブを
ダウンサイジングしたような形状で、サイズは2インチと3インチの2つあります。

これがまた軽量ジグヘッドと非常に相性がよくて
ハマれば2桁は釣れます。特に漁港に効果的で
船を繋留する杭などを丹念に攻めるとダウンショットより釣れます。
琵琶湖ではコレのダウンショットが流行っているようですが
僕は断然ジグヘッドでの使用をオススメします。

確かにダウンショットだと根掛かりしなくていいのですが
霞ヶ浦でコレをやるとこばっちーしかヒットしないんです。
更にギルの猛攻撃にもあいやすく(つつくだけでのらないんですけど)
霞ヶ浦だけではなく全国的にダウンショットが猛威を振るっているため
バスが慣れてしまったのか、なかなか食わなくなっているような気がします。
実際、ダウンショットをやっているすぐそばで違うリグをやっていた人に
連続ヒットした現場を何度も見ていますし。

で、本題に入りますと、ジグヘッドで使う場合は
がまかつのラウンド25かラウンド211のジグヘッドをオススメします。
特にラウンド211はショートシャンクで針先がネムっているので
バラシも少なく刺さりもすごくいいです。
ケイテックから専用(?)ジグヘッドが発売されていますが
がまかつのフックは何でもそうですけど刺さりがいいので
僕はこちらをオススメします。

ジグヘッドが苦手な人でもコレでちょっと練習すれば
ガンガン釣れるようになりますよ!

基本となるウェイトは1/16oz(1.8g)。
この重さが一番使い勝手がいいと思います。

次に使用するタックルですが、     
ロッドは高感度のものを使用すると良いです。
ロッドパワーはウルトラライト〜ライトで
ファースト〜EXファーストテーパーアクションの物を使うと良いです。
タックル
レングス(長さ)はそれほどこだわらなくていいと思います。
僕はデストロイヤー(メガバス)のF2−62XSと
ハートランドZ(ダイワ)のフィネススペシャルTiバージョンを
使っています。どちらもチタンガイドSiCリングで
(F2−62XSはトップガイドのみゴールドサーメットリング採用)
超高感度なロッドです。
リールは当然(?)スピニングでラインはもちろん感度が良くて
擦れに強く、比重の重いフロロカーボンです。太さは6lbくらいが良いと思います。
これはルアーサイズが小さいのでバスが丸呑みすることが多く、
細いラインだと歯で擦り切れることがあるので
ちょっと太いかな?と思うくらいでちょうど良いです。
4lb以下だと40cmクラスが掛かるとファイト1発で切られる事もあります。

さて、ここから実釣パターンですが、アクションはダウンショットとほぼ同じです。
ダウンショットで釣ったことのある人なら誰でも出来ると思います。
僕のロッドアクションはダウンショットよりもスローですが・・・
その辺は好みで調整してください(笑)

近距離で使用するので落とすポイントへ静かに着水させて
フリーフォール、もしくはちょっとテンションをかけながら
ゆっくりと落としていきます。基本的にジグヘッドはヘッド部分が重いので
フリーフォールだと前のめりに落ちていきます。これをテンションをかけながら
ゆっくりと落とすことで水平フォールになるワケです。
フォール
これが非常に効果的な場合もあり、フリーで食わなかったのに
同じ場所に水平フォールだと食ってきたこともありました。

で、落とし込んでフォール中にバイトがなく、ボトムまで落とし込んだら
すぐにアクションさせずに1〜3秒待ちます。これはラバージグのように
スカート部分がフレアしてリアクションを狙ってみるということです。
アクションは簡単。ロッドティップを5cmくらいの間隔で
ゆっくりめにシェイクさせるだけです。
シェイクからシェイクの間隔は1秒おきに動かすような感じです。
チョン・・・チョン・・・チョン・・・といった感じでしょうか。
このときラインテンションは常に張らず緩めずを心がけてください。

また、時々イレギュラーなアクションを加えると効果的です。
チョン・・・チョン・・・チョチョチョン(しゃくるように)ユラ〜(落とす)トン(ボトム)・・・(しばらく待つ)
といった感じでとにかくトリッキーに動かすといいですね。
アクション
意外と動きを止めたときに食ってくることが多いので
時々意識的に止めてみるといいです。

肝心のアタリはというと、活性が高い朝夕のマズメ時等の場合は
ゴツ!グググッというティップが沈み込むバイトです。
また、バイト後にルアーを持っていくのでラインが走ります。
逆に活性があまり高くないときは咥えるだけで持っていかないので
分かりづらいのですが咥えている時間は長いので(5〜10秒?)
ちょっとでもティップに重みを感じたら聞きアタリで
ロッドを少し持ち上げると、バスは逃がさないように口を動かすので
生命感を感じられるはずです。フッキングはそれからでも遅くないですよ。

逆になにも感じられないようなら根掛かりの可能性があるので
テンションを緩めて持ってきた方向と逆に動かして静かにピックアップします。
やみくもにフッキングしてしまうとそのポイントは死んでしまいますから
この辺は勘と集中力が必要になります。

とにかくこの釣法は集中力が必要です(笑)
集中力
ひたすらラインを注視し、バイトか根掛かりかを判別できるようになれば
それに比例して釣果も出るはずです。