■根掛かりの外し方とゴミ問題■

無理に引っ張らないこと
再びぐっちさんに記事を書いていただきました。 今回は、釣りをやっていると絶対といっていいほど、起こる根がかり についてです。 外し方とかを知らない人がいたらぜひ読んで実践しましょうね。
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釣りをしていて誰もが一度は経験する根掛かりですが 皆さんはどういう外し方をしていますか?

ある日僕が釣りをしていたら隣の人が根掛かりました。
しばらく外そうとロッドをあおった後、 その人は何のためらいもなくウェストバッグからハサミを取りだし 当たり前のようにラインをカットしてしまいました。

それを見たとき非常に不快な思いをしました。
その後その人が去った後切れたラインを 探し当ててきちんと結び目から切って 回収したラインは持ちかえりました。

最近、数多のフィールドで問題になっている ゴミ問題ですが、こんな状態じゃあいつまでたっても 解決しませんよね(泣)

水中に残ったラインが次の根掛かりを誘発するし それに魚や鳥が引っかかって死んでしまうこともあります。
なるべく残さないようにね
そうならないためにも出来るだけ結び目からカットさせて ラインを回収して持ち帰る。これが釣り人としての マナーではないでしょうか?

自分の出したゴミは持ち帰る。
最低限守らなければいけないことだと思います。
それができない人が多すぎますね、最近は。
こんな状態が続くようでは日本のフィッシングフィールドは なくなってしまうんじゃないかと思ってしまいます。

さて、愚痴っぽくなってしまいましたが 根掛かりをどう外すか?を僕流のやり方で説明します。
僕はこの方法で9割外すことができますよ♪

よく見るケースとして根掛かったらロッドを何度もあおって外そうとする人。
これはダメです。よけいフックが深く刺さって取れなくなります。
絶対にやめましょう。

根掛かったかな?と思ったらリールを巻くのを止めて リールのクラッチを切ったりベイルを起こしたりして ラインテンションを緩めてやります。軽い根掛かりなら これだけで外れることもあります。
これでとれないようであれば次にリールから 手でラインを30cmから50cmくらい出して ロッドを片手で持ち、もう一方の手でロッドの垂直方向に 出したラインを持っていきます。

ぐっちさん画
(下手な絵ですいません!(泣))

そしてロッドティップがすこし沈む程度にテンションをかけておき ラインを持った手を放し、ラインをおくってやります。
これを数回繰り返すと大抵の根掛かりは外れます。

また、水深が浅く、すぐ足元で根掛かった場合は (リトルスパイダージグヘッドをやっているとよくやります) ロッドを水中に突っ込み、ラインを巻き取りつつ ヘッド部分ににトップガイドを当てて
外すこともできます。ガイドに傷がつくと思われますが フックに当たらないのでほとんど傷つきません。
このときリールに水がつかないように注意しましょう。

色々試してもどうしても取れない時があると思います。
その時はむやみに切ったりしないでラインの結び目で 切るようにしましょう。やりかたは簡単。
ロッドをラインと同方向に向けてリールのスプールを押さえながら 徐々に力を入れていきます。一気に引き抜くと 途中で切れてしまうので少しずつ力を加えてください。
うまく結び目から切れると「クッ」と急に軽くなるので あとはラインを巻き取って回収するだけです。
逆に「バチン!」と勢い良く切れたときは ラインが途中から切れてしまっています。
これは水中にラインが残ってしまうので 極力避けてもらいたいですね。

カットしたラインはもちろんのこと、 缶ジュースの空き缶やお弁当などの容器も含めて 自分で出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
ゴミは持ちかえろう

綺麗な釣り場は皆で作るものです。
人が出したゴミでも進んで持ち帰るように 皆で協力していきたいですね。