■バラシ軽減法?■

バラシ

ということで、うちのページのぐっちさんが、バラシについて書いて下さったので 掲載させてもらいます。(ちなみにぐっちさんのHPはこちらです)
よくバラシてしまういう方はぜひぜひ参考にして下さいね。
ちなみにまつざかの場合は、頭では分かっているつもりなのですが、いざ 釣れると真っ白になって、全然実践できていません。うぅ・・・
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ども。ぐっちです。掲示板に書くにはあまりに長文なので
壁新聞に投稿記事として書いてみました(笑)

えー、どんな釣りにも必ず付きまとう「魚のバラシ(針が外れること)」ですが
人によってバラシが多い人と少ない人がいます。
この違いはなぜなのか?を考えてみました。
で、人も多くてよく観察できるってことで管理釣り場へ行った時に釣りをしながら周りを観察(笑)
そこで気が付いた点をいくつか挙げてみます。

1.少年や女性のアングラーはバラシが少ない。特に女性は少ない傾向にある。

2.バラシが多い人は荒っぽいファイト、オーバーアクションをする。

3.フッキングのストロークが大きい人ほどよくバラす。電撃アワセだとより顕著。

4.バラシが多い人はロッドを後ろに引きすぎる。


以上が観察してて気づいた点です。
さて、もっと具体的に解説してみます。

まず1の少年や女性アングラーはバラシが少ないという点ですが、
これは恐らく少年や女性は力が弱いため余計な力が加わらないためだと思います。
特に女性は「え?え゛!?どうしよう、どうしよー!?キャー!!」とか言いながらも
見てて不思議なくらいバラさないんですよね(笑)

不思議不思議


どの点でも共通してるのですが、バラシが多い人は必ずといっていいほど
力任せに魚を抜きあげようとしているんですね。
つまりロッドパワーやラインテンションも一切おかまいなしに
無理矢理に魚を寄せようとしてるんですね。

無理矢理

魚は当然逃げようと沖に走ったり横に走ったりします。
それを無理矢理抜こうとすれば、「フックが外れる力>引っ張る力」という関係が
「フックが外れる力<引っ張る力」となり、フックが抜けてしまいます。
「逃がした魚はデカい」とよく言いますが、デカい魚ほど引きが強いので
抜けやすくなるからではないでしょうか?
更に口切れやフックが伸びたりということもありますよね。
細いラインを使うスピニングでの釣りならラインブレイクもあります。

2の荒っぽいファイトやオーバーアクションも、
やはり力任せにファイトしてる所があるので同様のことが言えます。

で、3のフッキング動作が大きい人という点ですが、
フッキング動作が大きい=ロッドが大きく動くということですよね?
手首を水平から垂直にするだけでも6フィート前後のロッドだと
ロッドティップ先端は2〜2.5mも動いているんですね。

手首を回すだけで

瞬間的にそれだけの過重が掛かるわけですから細いラインだと
ラインブレイクしたり、最悪の場合ロッドが折れる可能性もあります。
更にここからがポイントですが、フッキング後のリールの巻き取りに入るときに巻くスピードと
ロッドを戻すスピードが比例していれば問題ないのですが
大抵の人はロッドを戻すスピードのほうが勝ってしまって
このとき一瞬ですが張っていたラインテンションが緩んでいるんですね。

戻す速度と巻く速度

根掛かりを外すときもそうですが軽くラインにテンションを掛けて
急に緩めるとその反動で外れるときがあります。
それと同様の事が起きてるからバラすのではないでしょうか?
特に遠距離でヒットしたときに多く見られたので、おそらく遠距離だと
フッキング動作が大きくても針掛かりは浅い
んだと思います。
魚が逃げようと走った時に過重が掛かって自然に深く食い込むのだと思います。

つまりフッキング直後にすぐテンションを緩めると簡単に外れてしまうのでフッキング直後は
すぐにロッドを戻さずに、その位置でリールを巻き取ってからゆっくりと戻すといいみたいです。
また、フッキングする前に必ずリールを1〜2回巻いてからフッキングする
人もいましたがその人はほとんどバラシませんでした。


4のロッドを後ろに引きすぎるという点も力任せに後ろに引くとロッドとラインの角度が
鋭角になりすぎて
、ロッドが元に戻ろうとする反発力が強すぎるために
バラシが多くなるようです。グラスロッドはバラシにくいという点はここにあるようですね。
グラスロッドは反発力が弱くよく曲がるので「溜め」がきくのでバラシにくいというのは
ご存知だと思います。観察しているとバラさない人は大体ロッドとラインの角度が90度前後
それ以上鋭角にしていませんでした。

えー以上の点からバラシを軽減する方法として

1.フッキング直後は力任せに魚を引き抜こうとしないこと。

2.フッキングの前にラインのたるみを取るため1〜2回リールを巻く。
  またはフッキング直後すぐにロッドを戻さないでその位置でリールを巻く。

3.ファイト中はロッドを立てすぎない。

4.ロッドとラインの角度は90度前後に保つ。(鋭角にしない)


バラシたりばらさなかったり


この4つを守ることでかなりバラシは軽減できるはずです。
1と2は慣れてない人は動揺してしまってなかなか難しい(?)かも知れませんけど・・・
3と4はかなり重要です。実際、僕も一時期はバラシが多かった時がありましたが
3と4を実践するようになってからはほとんどファイト中のバラシがなくなりました。

もちろん、リールのドラグ調整も重要ではありますが、最も重要なのが、
ロッドの反発力をうまく使って魚をいなすことが大切です。
ただこればっかりはある程度経験しないとなかなかコツはつかめないのではないでしょうか?
お手軽に、しかも短期間でロッドワークを覚えたいのであれば
トラウト類(マス類ですね)の管理釣り場がおすすめです。

数は釣れるしサイズもそこそこあります。何度バラシても魚はたくさんいるのですぐヒットします。
場所によっては60cmオーバーのモンスタートラウトなんかもいますしね。
しかもレインボー(ドナルドソン)トラウトなどはかなりのファイター
寄せるまでに何度もジャンプしてエラ洗いしますし、すごい速さで走ったりもします。
また取り込み寸前まで激しく抵抗して暴れまわるのですぐにロッドワークのコツがつかめるはずです。

うーん、文章だけだといまいち説得力に欠けますなぁ・・・
まつざかさんのように画才があれば挿絵なんかも入れられて良いのですが・・・
でもまぁ、今までバラシに悩まされてきた人はぜひ実践してみてください!
これを読んで少しでもお役に立てたら幸いです