第19章 「侍すぴりっと(上)」 

「釣れんなあ・・・」
「釣れないねえ・・・」


そう、最近シーバスにめっきり夢中の吉野と、出番の少なくなったタコ星人は、秋のおだやかな1日をすごしていた。
街には少しせつない風が吹き、リリ禁の話でさらにせつなくなり、どーしよもなく人肌恋しい。
(なんだそりゃ)
そんなときに、ネコリグ投げてるからよけいに切ない。

「釣レテマスカ?」
「!!」


振り返ると、そこには身の丈2mはあろうかという外人の姿が。

「で、でかい!!」
「フナ釣リデスカ?」
「いや、バスです」
「NO!バスデハ、ソンナサオハツカイマセン!」

正しいバス装備
・ごんぶとロッド
・太いライン
・ごついリール
・やたらと派手なでかいルアー

「る、ルアーがでかい!竿がふとい!」

そう、タコ星人が持っているルアーとは明らかにサイズが違う。
でかい、でかいのだ!?
そして竿も太いのだ!!
男として劣等感を感じない訳が無い。


「吉野お・・・(涙)」
「ニッポンジンハ、ミンナチイサクテミジカイネー」
「なんだとう!!そりゃ、日本人は小さいさ、短いさ!でもなー、竿は太さや長さじゃないんだ」




じゃ、なに?




「技とハートだ。行け、タコ星人!!」
「おう!!」

ここ重要です。
要は
技とハートなのです。
ちなみに、ハートだけだとだめだけど、技だけだったらいいみたい


はい、気を取り直して。

激しく上体を左右に振り、そしてその振り子の原理で撃つ!
そして激しくアクション!!

デンプシーロール
強力な下半身によりはじめて可能な技。
左右に体を振り、その振り子の原理で破壊力を倍加させるという技(たしか)
ただし、デンプシーロール破りをやられると、デンプシーロール破り破りをやらないとだめになって、んで、それを破るには・・・あーうっとおしい!




ということで破られました。





「アメリカンコミックダイナマイツ!!」
「OOhhhhh!!」
「タコ!!え、絵柄が!!」


アメリカンコミックダイナマイツ
特に意味はありません。
アメリカおばけで、ハニーフラッシュな技です。








もういいんです。







なにがいいんだろう。






ほら、もうみんな真っ白

「ばけらったあァアぁっッ!!」
「タコおおおぉっっ!!」

つづく。


・・・・つづくんかい!?



今回の教訓
だめです。
壊れてます。
文章が書けません。つか、釣りにいきたいです。
つづくと書くと、次は×ヶ月後。うああー

そうそう、アメリカンルアーですが、たまにすごい破壊力がありますよね。
まつざかも、たまに、爆発力を味わいました。
たまにですけどね。