第4章   バスタックルで行こう(ポイント選択編)

で、実際に釣りに行く前に必ず調べておく必要があること

潮時です。

あたりまえだ!と怒られるかもしれないけど念のため・・・。
大潮、中潮、小潮、長潮、若潮の種類があり、良く釣れるとされるのは大潮、中潮の 干満差が大きい潮です。
干満差が大きい=潮の流れが速いといった公式が成り立つため魚の活性が上がるわけです。
ただ大潮は干満差がはげしいため時合いも短めでまた浅いフィールドでは満潮前後しか 釣りにならないところもあります。
また普段から流れの速いフィールドでは激流になって釣りにならないこともあります。


そんなフィールドでは小潮まわりに釣りに行ったほうが好釣果に恵まれます。 つまり潮にあったフィールドに釣りにいけ!ってことです。

ついでに当たり前をもうひとつ。
1日に潮は2回の満潮と干潮があります。
シーバスは下げ狙いが多くなるため夕マヅメの時間に満潮が重なればベストです。
(注)なぜか下げ潮がつれます。同じ海にすむ黒鯛は上げ下げ関係なく食ってくるのですが・・・多分上げがいいポイントやタクティクスがあるんだろうけど・・・だれか教えて(笑)

ちなみに春は昼の潮が干満差が大きく、秋は夜の潮が干満差が大きくなります。
ついでに日本海はほとんど干満差がありません。
シーバスを釣りに行く前に必ず釣具屋で潮時表できれば干満差を棒グラフであらわした タイドグラフを手に入れるといいでしょう(上○屋で手に入るよ!)

 タイドグラフを頭にたたきこんだらフィールドへGO!です。
では初心者シーバサーが初の1匹を釣り上げやすいおすすめポイントとは!

「川」・・・これにつきる。

名古屋港には新川、庄内川、天白川といった大河川のほかにも山崎川、堀川、大江川 等々小中規模河川が多数あります。その河口部に位置する橋がおすすめスポットです。

ではなぜおすすめなのか。それはこの場所にシーバスの基本がぎゅっと濃縮されているから。
橋にはたいていの場合、常夜灯が設置されています。
当然夜になるとその明かりが水面を照らしベイトフィッシュを集めます。
また橋げたや水門といったビジブルストラクチャーやミオ筋といったインビジブルな要素もあります。
河口である程度の釣果が得られれば他の様々なポイントでも対応ができるようになるというわけでおすすめポイントなのです。

では実際の釣り方ですがポイントについたらバスの陸っぱりといっしょで足元の護岸から攻めていきましょう。 また海面をライトで照らすのはもってのほか!クリアーな琵琶湖湖北で釣りをしてる人はわかると思いますが魚は僕達が考えている以上に敏感です。
静かにそーっとが原則!

足元を攻めたら次はライトが作り出す明暗の境目をねらいます。
これも手前のほうから順に沖に攻めていきます。この方が数多くシーバスをキャッチできます。
橋げたよりも上流に立ち明るいほうに向かってキャスト。
で、川の流れでルアーをながしながら明暗の境目でターンさせます。ルアーの向きが変わった瞬間にバイトが頻発します。
「暗くてそんなんわからん!」って人はペンシルベイトを投げましょう。
幸いにも橋のライトのおかげでルアーは見えます。
ルアーを目で確認しながらどのくらいの流れで、どんな感じでルアーが流れていきどこで向きを変えるのか?を体に覚えさせます。
自分の流したいコースにルアーが通るようになればあとはルアーはなんでもOK!
ターンさせるポイントも最初は暗がりの一歩手前、そして順に橋の真下へとここでも手前から奥です。

そして明暗の境目を攻めたら次は橋げたをダイレクトにねらっていきます。
橋げたの向こうへキャストして流れに乗せ橋げた付近ではなく橋げたにこすりつけます。
杭や葦をスピナベで攻めるのと同じ感覚でミノーで橋げたを攻めます。
意外と根掛かりしないけどラインチェックは忘れずに。
ちなみに橋げたを攻めるときは流れのあたっている方をねらいましょう。
高活性の食い気のあるシーバスは間違いなくこちら側にいます。
でも橋げたの裏側の流れの渦も好ポイントには違いありません。
こちらは上流から流すということができないため橋げたにピンポイントで落としジャーキングさせてやると良いと思います。
もしくはバイブレーションで攻めるのもGOOD!

ここまでやって釣れなかったら次はミオ筋狙い。
できれば昼の干潮時に位置を確認しておきましょう。
ここはシャッドかバイブでボトム付近を探っていきます。
やはりミオ筋が曲がったりミオ筋になにか石等のストラクチャーがあるところがベストです。



いよいよ魚が掛かったらあとはランディング。
ゆっくり弱らせて頭からタモ網の中へ・・・魚をタモで追っかけると失敗しますよ。
フックはバーブレスにしておくことをお勧めします。
3本フックのミノーで丸呑みされると 外すのに手間取りうまくリリースできなくなります。(ペンチは忘れずに!)
ついでに暗い中で手に刺さったりすると最悪。
シーバスは命がけなので僕の手にフックが刺さってようが平気で暴れます。


もし蘇生できないくらいに弱ってしまっていたら無責任リリースをするよりはおいしく食べてあげたほうが供養になると僕は思ってます。

ではシーバス編はこのへんでおしまい
次は松坂君による「ジギングはじめましょ編」です。