我が友 吉野泰正

先日 毎度の様に吉野と釣りをしていた時であった・・・     
吉野が言った・・・                      

「やはり俺の最大のライバルはお前だな・・・」         

本気か冗談かわからないが とにかく言った。          

なんだかむちゃくちゃ嬉しい一言だった。            

吉野と知り合って20年ほど。 一緒に釣り行って20年。 本格的
にルアーをやりだして12年。 初めて言われた一言だった。   

吉野と知り合う前から釣りはやっていた。 しかし本気でやりだした
のは知り合ってからだ。 小学校当時から吉野は釣りがうまかった。
何を釣りに行ってもかなわなかった。 いつも色々教えてもらってい
た。 昔から我先一匹だったが、釣れない私に気遣って釣れたルアー
を教えてくれるいいやつだ。 俺にはホントに師匠だった。    

最近つくづく思う。 俺の釣りは 吉野流市村派なんだな〜と。 そ
れぐらい似てる部分が多い。 道具やポイント選びのみに留まらず、
基本的な姿勢が似てる気がする。 ちなみに俺も吉野も「イマカツで
はなくノリピー」である。                   

弟子である私が ライバル として見られるようになったと言うのは
結構嬉しいものである。 これはある意味デカイ魚を釣るのよりもず
ーっと難しいことである。 なんせデカイ魚は運がよけりゃ釣れるか
も知れないが、人に認めてもらうのは運ではなく実力あるのみだから
だ。 私はいつも「吉野より・・・」の釣りだ。 相手は魚なのだが
魚のみに着目した先に向上はないだろう。 やはり張り合いのある同
行者がいてこその釣りだと思う。 だから吉野と釣りに行けるのは非
常に嬉しい。 やつのオーラが俺のバイオリズムを跳ね上げる(笑)

俺の釣り お前の釣り が ようやく 俺達の釣りになったのかな?

この先いつまで一緒に行けるか分からんが、いつでも声を掛けてくれ


最大の敬意を込めて・・・                   

「吉野!!! デカイの釣りにいくぞ!!!」          


そして サンキュー! 吉野