作ろう「変な竿」!!〜ロッドクラフト編vol.2〜

というわけで、ロッド作りの第二段!!です。 今回は変なロッドを
作るということで行ってみたいと思います。           

ところで変というとどんな変か? これですな。 個人的に普通じゃ
ない竿を変と表現させてもらいました。 例えば、ラバジ用のスピニ
ングとか、10ftのベイトとか・・・ 変でしょ? んで今回は、
シーバス用に5ft半のベイトロッドを作ってみました。 我先に出
てくる「タコスティック インスパイア」です。 ではどんな物なの
か? 説明したいと思います。                 
完成してだいぶたつので作業中の写真とか無くなってしまいました。 画像はあまりありませんが勘弁してくださいね。          多種多彩のブランク材にも、5ft前半のベイトブランクはありませ んでした。 したがって長目のブランクをブッタ切って作ることにし ました。 チョイスしたのは、6.6ft ミディアムライトアクシ ョン ファーストテーパーのブランクです。 しかもグリップはダブ ルハンドルにしましたので、有効ロッド長は相当短いです。 ボート シーバスでは短くてパワーのあるロッドが最適なのでこのブランクに なりました。                          まずブランクを切りました。 長さは僕の持ってる5,4ftロッド より1インチ長い5,5ftにしました。 これ以上短くすると、パ ットのパワーが不足しそうでした。 6,6ftを5,5ftに縮め ると・・・ まず硬さが増します。 やわらかめのミディアムライト だったのが、硬めのミディアムになりました。 またファーストテー パーがレギュラーテーパーになりました。 この辺の変化を頭にイメ ージしてブランクを選んでくださいね〜 それと、短くは出来ますが 延長は基本的にはできませんので注意してください。        お次はグリップです。 硬めの竿を作りにあたって最も注意したいの がグリップ強度です。 弱いグリップに硬いブランクだと、グリップ から根こそぎ曲がるロッドになってしまいます。 もちろんリールは がたつくしね・・・ 今回はシーバスロッドということで、バスロッ ド以上の強度を持たせました。 具体的には、グリップの中にカーボ ンパイプが二重に入れてあります。 しかも先から元までぎっしり詰 めてあります。 まぁシーバスの当たりは強烈なので感度はなくても 心配なかったので思いきりやってみました。 おかげでグリップはガ チガチです。 キシミひとつ出ませんでした。 さらに重量があるの でバランサーが必要なくなり、飾りっけも無くなりました・・・ 各 パイプ、グリップの隙間は無発泡ウレタン樹脂を使いました。(ガレ ージキットの材料ですな) ウレタンを直接流し込んで接着したため 若干不安でしたが、見事に接着できているようです。 さらに今回は 「握りごこち」を重視しようと思って、コルクグリップの穴を拡大す る時に変心化させてみました。 具体的にはリールシート付近10c mほどのところで、拡大する穴を中心からずらして空けました。 こ うすることで、握る部分に手のひらが当たる方を肉厚に。指側を肉薄 にしました。 またリールシートとグリップに段差ができるので、ペ ーパーヤスリで滑らかに仕上げます。 結構握りやすい気がします。 ガイドはフジガイドのチタンフレームsic 6ft用をチョイス。 最初全部付けたんだけど、明らかに多すぎなので1個後から外しまし た。 それでも普通より明らかに多いです。 糸通すのが面倒です。 まぁ ガイドのつけ方はフジガイドのHPをみてください。     え〜 デビュー戦は我先をご覧頂ければ分かると思いますが、見事に 飾れました。 使った感じ思ったより柔らかいです。(もともとミデ ィアムライトだからね・・・) しかもティップも綺麗に入って行き ます。 キャスティークも投げれます(笑)            僅か1日で完成させたので、かなり粗い作りです。 でも魚は釣れま す。