アニメ感想

 感想はあくまで私の個人的なものです。

あずまんが大王 (2002/07/24) 戻る

 この作品の最大の魅力は、やっぱりその独特のセンスでしょうね。あのむずがゆくなるような微妙なネタをうまく扱っていると思います。これに似たような作品を私は他に知りませんし、そういった点ではオリジナリティーも高いですよね。
 この作品、いわゆるキャラに萌えるタイプではないですし、どういった分類にすべきかというところから迷います。(笑) どっちかというと、スタトレとかの仲間に近いんですかねえ。スタトレも基本的にはキャラあきりで、キャラを活躍させていくのが基本ですが、この作品もそういったタイプですね。ネタのセンスが高度だという点も同じですし。
 ただまあ、共学の学校なのに、出てくるのが女性キャラばかりというのがアレですが。(笑)


エンゼル・コップ (2002/08/02) 戻る

 現代日本を舞台とし、過激派の犯罪を取り締まる特殊公安。
 舞台は現代日本ながら、サイボーグや超能力といったSFチック的な設定も飛び出します。
 傑作なのはサイボーグ改造でして、通常の人間が撃ったら衝撃により3発で腕の機能を破壊してしまう拳銃とか、長時間乗り続けたら筋肉や骨格を著しく損傷するバイクやらを取り扱えるように改造されてしまいます。(笑)
 作品そのものはシリアスなものでして、ラストもハッピーエンドとは毛色の違うものになっています。硬派な内容が好きという方にはおすすめです。
 ただまあ、悪い言い方をすれば、攻殻機動隊の出来損ないかもしれませんが。(^^;


ナジカ電撃作戦 (2002/08/02) 戻る

 主人公ナジカ(20代前半女性)は、表の顔は調香師。しかして裏の顔は秘密任務遂行のためのエージェントなのでした。パートナーはアンドロイド娘(この作品ではヒューマリッドと呼称)のリラ。
 この作品はAIKAを先祖とする、いわゆるパンチラアニメでして、パンツ見せシーンがこれでもかというほどぎっしり詰まっています。登場するのは若い女性ばかりで、全員ミニスカートはいてますよ。パンツの色が全て白なのは、白でないとパンツだと分かりにくいからだそうです。(笑)
 銃やメカにも結構こだわった作品でして、アクションシーンなんかはそこそこの見応えがあります。なんといっても、リラは中学生〜高校生くらいの容姿ながら、スタートレックのデータ少佐みたいに、怪力やら高度な計算能力やらを発揮してくれるので、これが実に目立ちます。ナジカとの掛け合いもハマっていて、いい感じです。
 ストーリーの方は中途半端な感が否めないのですが、エンディングは意表を突くもので、これはよかったと思います。ただまあ、謎を解かずにほったらかしたのはちと残念でした。

 リラの設定に関しては、データ少佐の美少女版といった感じで、ハマります。ただまあ、感情面が子供と同じだとかいった設定は、ちと変ですね。作中、「子供と同じ」というセリフがよく飛びますが、心理学的には大人も子供も大きな違いはないんですがね。(^^;

 この作品はコミックも出ていまして、こちらは緻密な作画で楽しませてくれます。このコミックもおすすめです。リラはコミック版の方がかわいいですよ。(笑)


ノワール (Noir) (2002/07/24) 戻る

 シリアスで耽美的な作品です。
 かなり練り込んだストーリーがあるようです。「あるようです」というのは、アニメだとストーリーの全体が把握しきれないからです。できれば小説で読んでみたいですね。まあ、アニメの方では、作画がいいですし、演出とかもいけてました。
 この作品、中盤の頃は中ダレ気味になりますが、後半の盛り上がりの部分はとても出来がいいと思います。ただまあ、アルテナさんもクロエちゃんも死んでしまったのはちと残念ですね。(^^;
 なんというか、私としては非常に微妙なところなんですが、キャラの心情とかがいまいち把握し切れていないところがあって、キャラについては何とも言えない部分が多いです。霧香は何を考えているのかさっぱり分からないですね。(^^; どちらかというと本人は困惑してばかりいる感じですが。ミレイユの方は親を殺された復讐心というのがベースになっているようで、こちらはまあ心情は分かります。クロエはミレイユを目標に生きていたようで、これも分かります。アルテナはいまいち不明ですね。何か思想的なもので動いていたようではありますが、決定的なものがなかったように思います。
 うーん、なんかくどくどした文章になってしまいました。(^^;
 ぶっちゃけて言ってしまいますと、耽美系の作品にしては耽美っぽさが足りないようには思います。耽美系なら、生きる苦しみとか、斜に構えて生きるとか、偏執的な生き方とか、そのへんのテイストが欲しかったです。まあ、アルテナの生き方には偏執的なところがありましたが。(笑)
 最終的な評価としては、「私の好みにはぴったりじゃなかったです」といったところでしょうか。これは別に作品の出来が悪いと言っている訳ではなくて、ただ単に私にはちょっと馴染みきらなかったということです。
 私にとって、この作品は評価の難しいというか、微妙に評価がそれるというか、とにかくそういう感じなので、感想もこんな感じです。自分でも何言ってるのかよく分からないですが、とにかくそういう感じです。(^^;;;