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ここ【ogihara.com】は、デジタル・ビスケットの衛星サイトです。
荻原裕幸の活動を日記形式で紹介してゆきます。更新は不定期です。
感想・メッセージなどは、掲示板にてお願いいたします。
このページに記載されていない分は過去ログでご覧いただけます。


=== 歌集『デジタル・ビスケット』発売中! ===

荻原裕幸の20年の作歌活動を一望できる「全歌集」。
全既刊歌集&未刊の『永遠青天症』を完本で収録。
書店にてお求めいただけます。版元への電話注文も可能です。
定価3,500円(税別) ISBN4-8060-1093-6-C1092
沖積舎(電話03-3291-5891) 2001年3月1日刊


ogihara.com、移転。
  Date: 2004年07月7日 (水)

ogihara.comを下記へ移転しました。
http://ogihara.cocolog-nifty.com/

このサイトのデータは、
そのまま残しておきます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

選者としての
  Date: 2004年01月13日 (火)

インターネットの短歌サイトが、
短歌にバイアスがかかるがゆえに
一定数のアクセス者を確保しながら、
それ以上にはならないという状況は、
歌集・短歌誌と読者との関係に似ている。
だとしたら同じ対応策に効果があるかも。



加藤治郎さんが、鳴尾日記に、
選者観をまとめているのを読んだ。
ある意味でふるくさい「師弟関係」を
この人は刷新してしまうだろうと思う。
いやもうすでに刷新してしまったのかな。
加藤治郎は破壊的な展開を好まない。
無言の圧迫感のようなものは持っているが、
歴史が自然にそう流れたように刷新する。
だからいつもその過程で急進派に批判され、
結果が出るとさらに守旧派に批判される。
批判されまくるが最後までもちこたえる。
選者としての加藤治郎はどうだろうか。
できるかぎりの応援をしてゆきたい。

他人の記憶の
  Date: 2004年01月11日 (日)

数日前、藤原龍一郎さんが掲示板で、
東京圏の中波局を名古屋では聞けない、
と書いていて、ん? と思ったのだが、
コメントを書きそびれたので、ここに。
木更津から100KWで出力するJOLFの場合、
夜間ならば名古屋でも聞けるケースがある。
実は三十年近く前、国内の中波に熱狂して、
毎日、全国の大出力局を受信していたのだ。
いわゆるBCL。BCLっていうのは、こんな感じ
ぼくははじめ短波に熱狂し、のちに中波が主に。



と、懐かしいことを思い出しながら、
『あなたに似た人』(フーコー)を読む。
2000年刊。五十嵐きよみさんの第一歌集。

 自殺せぬままに終わりし者たちがずらりと並ぶ卒業写真/五十嵐きよみ
 「たいせつなものをあげる」という歌詞がまだ良識を刺していた頃
 今週の少年漫画を論じ合い過ぎゆく午後にサイフォン騒ぐ
 ひとことがどこにも届かずいつのまに深夜ラジオも音楽ばかり
 まっさらに戻って一から始めたい他人の記憶の私を消して

追憶のモチーフは第二歌集にも頻出し、
リアルに造型する文体にややシフトしたが、
決め科白的な文体で描いていたこの頃の歌は、
懐かしさという点ではより強くひびく感じだ。
この時期の作者の「華」がきれいに奔っている。

東桜歌会新年会
  Date: 2004年01月08日 (木)

夕刻から東桜歌会の例会&新年会。
例会はこれで78回を数えることになった。
18人が出席、発足時のメンバーが6人いる。
題詠「紫」と自由詠。今年の題は色彩一文字。
今回は割烹が会場で、選歌以外はほぼ歓談。



準備してあったデータが見つかったので、
MAP@ogihara.comを再調整しておいた。
直にかかわりのあるサイトの他にも、
【歌葉】や風媒社での本づくりを手伝った
作者さんのサイト等もあらたに掲載した。
(favoriteは、データが見つからないまま。
検索等で補完して順次更新する予定でいる。)
チェックをしてもらった佐藤りえさんに感謝。

パソコンと縦書き
  Date: 2004年01月06日 (火)

先日、むかし書いた作品を求められ、
ファイルを発掘してともだちに送った。
そう言えば、はじめて買ったワープロで
これを入力したのだった、と思い出し、
使いつぶしたワープロ/パソコンをたどる。
5台とも疾うに現行商品ではなくなっている。
・文豪ミニ7HG(→写真
・PC-9801NS/R(→写真&スペック
・Macintosh Performa 5220(→写真&スペック
・Power Mac6200/75(→写真&スペック
・iMAC 400 DV(Indigoの単体写真がない……)



と、パソコンの遍歴を書いていて
あらためて思い出したことなのだが、
モニターに縦書き表示をさせながら
短歌を書くようになったのはこの6年、
それまではすべて横書き表示だった。
記号短歌などと呼ばれていた作品も、
手書きの構想と横書き表示の入力、
プリントアウトしては朱入れをして、
原稿をまとめていったのである。
どこかしらアナログ的で懐かしい。

梨の実歌会
  Date: 2004年01月04日 (日)

Mac OS X v10.3にとまどっている。
OS9に比較して格段に安定した反面、
周辺機器やフォントやソフトなどが、
OSにしっかり追いついていない状態、
バッグ一つで気ままに出かけた旅先で
そのまま生活をはじめているような感じだ。



五十嵐きよみさんが主催していたネット歌会、
梨の実歌会が、第20回をくぎりに終了した。
題詠マラソン2003にひきつづいての撤収作業。
参考にしてもらうため、今後もログは継続公開する。
また、五十嵐さんの、新しいBBSも稼働している。

歌会には、価値判断を前面に押し出す批判系の場
(絶賛/批判系というのが正確だろうか)と、
あと、読解を徹底して進めてゆく場とがあるが、
梨の実歌会は後者のタイプの場だったと思う。
前者が瞬発力と緊張感を要するのに対し、
後者は思考的腕力と冷静さを要するものだ。
ログをぱらぱら再読しながら再認識していた。

謹賀新年
  Date: 2004年01月01日 (木)

2004年が、あなたにとって、
素敵な一年になりますように。



MAP@ogihara.comを微調整した。
ご覧いただければ幸いである。

題詠マラソン2003が年とともに終了した。
初詣から帰ったあと、会場を撤収する。
サーバの調子がよくなかったせいか、
ログの閲覧がうまく機能しないため、
思いのほかに作業が増えてしまい、
新年早々パソコンにはりついていた。
今年もそんな風に展開するのかな……。

それなりに、それなりな
  Date: 2003年12月31日 (水)

今年もいろいろなことがあった。
むろんいろいろなことの内実が問題だが、
それなりに、それなりな、一年だったか。



「31フォーラム」で実施したアンケート、
【オンライン短歌2003年の収穫】に
今年も諸氏から貴重な意見をもらえた。
とてもありがたいことである。感謝。
端的に言って、休みがちの掲示板なのに、
こうした反応がもらえてうれしかった。
休みがちと言えば、この日記もそうだが、
更新が滞っていた二か月半ほどの間にも、
一日平均して100件ほどのアクセスがあり、
もうしわけなく、かつ、うれしくもあった。
気づいてみれば14万アクセスを超えている。
先月来のパソコンのトラブルのために、
一部のデータがまだ行方不明のままで、
しばらくはそちらの復旧作業が中心だが、
来年もogihara.comは継続したいと思う。

大掃除とか打ちあわせとか
  Date: 2003年12月29日 (月)

昨日は終日大掃除の時間が続いていた。
書斎の入口から机までのわずかな距離を
何も物をまたがずに到達できるようにする、
というレベルの低い目標を立てていたが、
その目標すらクリアするのに四苦八苦した。
途中、ごみ(またの名を資料)のなかから、
何かの折にもらったビール券を発見して、
宝探しみたいだなあと自嘲気味な独り言。
深夜、やっとのことで絨毯は細い道となり、
ひさしぶりにふつうの姿勢で部屋を歩いた。



午後、加藤治郎さんと会って打ちあわせ。
エスツー・プロジェクトに関するあれこれ。
おおむね無表情で、ときどき笑ったり、
ときどきとても厳しい表情になったり、
気づいてみると四時間ほど話していた。
帰宅すると、家人と同級生たち計七人が、
忘年会の最中で、楽しげに談笑していた。
十月から着手した長い原稿にきりをつける。
今年書いた原稿のうちでいちばん長かった。
友人二人とそれから家人に感想をもらい、
おかげで脱稿するきもちになれたのだった。
年末年始の仕事をメモに書き出してみたら、
う〜む、と唸り声が出るような状況だった。
わかってはいるのだが、書くと、愕然とする。

憑きもの
  Date: 2003年12月27日 (土)

読んだ本のこと、書いた原稿のことなど、
三か月分に近いおしゃべりがたまっていて、
あれこれとまとめてゆきたいところだが、
抱えていることが多すぎて時間がとれない。



パソコンのデータの整理をする流れで、
電脳短歌イエローページ17.com
それぞれメンテナンス作業を終える。
実は以前に半分ほど作業をしたところで、
この管理作業ももう限界かも知れないな、
と、一度きもちが切れかかっていたのだが、
なぜかこの数日、手が勝手に動きはじめて、
気づいたらすべての作業が完了していた。
管理作業というのは、うまく言えないが、
ある種の「憑きもの」が必要なのだろう。
憑かれているかぎりはどこまでもできるし、
憑きものがおちたらそれまでなのだと思う。
マシンのクラッシュが妙な作用を及ぼしたか。

SCRIPT: KENT WEB[Sun Board v2.3], EDIT & DESIGN: HIROYUKI OGIHARA