もう随分前の事です。
会社も盆休みに入り、友達数人で日本海(若狭)にキャンプをしに行く事になり、集合場所に急いでいる時の出来事です。

お盆に海に行くの?
休みだから行くさー
足を引っぱられないようにね。
誰が引っぱるの?
そりゃあ、幽霊にさ、良く言うでしょう、テレビの心霊特集でも良くやってるし・・・
そうゆう事は、冗談でも言わんで欲しいなーと思いながらも、集合時間に遅れそうだ。(豊田インターに0時集合、現在23時30分)なんとか間に合いそうだけど、さっきの話が妙に気になってしょうがない・・・

何を思ったのか、お墓に寄って、無事に帰って来れるように拝んで行こうと思い、23時45分頃だったと思いますが墓地に着いて、走って家のお墓に行く途中の”あずま家”に人がいたんです。「ウアー・ビックリした」と思わず大声が出てしまい、その人に「すいませんでした」と一言謝り、お墓の前に・・・「無事に帰って来れますように、足とか引っ張られないように」とお願いして、時計を見ると23時50分ぜんぜん間に合いそうもないけどちょっとでも早く行こうと思いながら、でもなんでこんな時間にあそこに人が居る訳?よりによって墓地の真中に・・・ まあ自分も居るし似たような人なんだと考えながら”あずま家”の前にさしかかり、さっきは驚いて判らなかったけど「あ!杖を持ったおじいさんだったんだ、なあんだ」と思った瞬間息が止まりました。なぜなら、おじいさんには、首から上がなかったんですでも、どうしてもその数メートル前を通らないと車に行けないし、当然ダッシュで走り抜けながら、追って来ないか心配でした。車に乗ってなるべくさっきの光景を思い出さないように、集合場所を目指したんですが、行くべきか?、やめるべきか?かなりまよいましたが結局海に行きました。

何で、真夜中にお墓に行ったのか?良く判りませんが、真夜中に行く所ではないですよね、呼ばれてしまったんでしょうか

後日談:1999/3月念願のデジカメを手に入れ何を写そう?・・・たまたま首無しおじいさんを見てしまったお墓の近くを車で走っていて、「そうだ、恐怖体験に画像を載せよう」と思い、あの”あずま家”を写したんです。当然現場で画像の確認をして 「あれ!何これ」そうです、なんと心霊写真(心霊画像)がデジカメに写ってしまったんです。デジカメのファースト・ショットが心霊物で悔やまれた事と、目に見えないけどそこに何かが居ると思うと背筋が”ゾクゾク”しだして、逃げる様に帰りました。(画像はごく身近の人に見せただけで削除したのでありませんけど、その場で確認できるのもちょっと怖い気がしました)