犬のような人生。てくてく歩きの日常。 スプーンフルオブラブアンドハピネス。

  2013/05/11

    ■Skylarkという歌をうたう
    もとはホーギー・カーマイケルが亡くなったビックス・バイダーベックを想ってかいた曲だということがわかった。
    はじめてきちんと聴いたときに死んだ上司のことを思い出した曲だ。音を聴いただけで
    意図が汲み取れる、そういう作曲をしたホーギーはほんとにすごい人だ。
    そして詩の方はというと、ジョニー・マーサーが、ジュディ・ガーランドを想ってかいた。報われない恋をヒバリに託す曲になった。
    ワーズワースのTo the Skylark(雲雀に寄す)を思い出す人も多いらしい。
    日本人としては、在原業平の「名にし負わばいざ言問わむ都鳥…」も連想させる。

    この曲をはじめて歌ったときははっきり言って失敗した。
    練習不足ということもあるが、あのときのしっくり来ない感じは覚えている。ヒバリになって飛ばなきゃいけないのに飛べなかった感じ。
    たぶん固まってたんだな。あと地に足がついてなかった。
    足でしっかり地を蹴って飛ばないと飛べないんだよね。
    明日は飛べるかなあ。もしくは飛ばせるかなあ。飛んでくれるといいな。
  2013/05/08

    ■黒いレエス
    ちょっと凝った編み方の黒いレースカーディガンを買った。
    レース編みというのはおばあちゃんを連想させる。
    羽織るとわしの微妙に影の入った中年顔に「老い」を感じさせる仕上がりとなった。
    でもなんとなくそれが気にいって買ってきた。

    古着というジャンルが好きだった。
    しかし若いときだったら「なんちゃって昭和」「なんちゃっておばあちゃん」であったものが
    だんだんと「リアル昭和の生き字引」「リアル老人」な感じになっていく。
    ある意味古着とはコスプレであったのだが、「プレイ」の部分がはずれていく感じ。
    そんなわけでこりゃもう着れんなと思ってきたのだが、
    なんとなくこういうちょっといかれたおばあさんもいいかもしれないなと思った。
    これから必要なのは面の皮の厚さかもしれない。
    堂々と好きなもの着るさ。
  2013/05/08

    ■すごくひさしぶりに
    ふと思い出して、ものすごい久しぶりにこのページを開いた。
    いったんお引っ越しして以来放置して消してもいないページである。
    そしてある種の感銘を受けた。
    なんだろうこのフリーダムっぷりは。
    今の自分にこういう文章が書けるだろうか。

    完全に匿名ではないにせよ、この時代のネットの自由な感じ。
    炎上も煽りもない感じがいい。
    フェイ●ブックや●ィッターなど今のサービスで何か書くとき
    どうしてもこれ書いたらどう思われるかということを想定してしまう。
    脳から垂れ流しということができない。
    この時代も読み手を意識してないわけではない。
    掲示板という手段もあり、読み手を意識せざるを得ない環境はあった。
    そもそもこの日記を書き始めたきっかけというのは、ふだん読み手を意識して書いてばかりの自分にリハビリというコンセプトで始めたと記憶しているが、
    途中でやっぱりそれは無理だなと悟って書いていたはずだ。
    しかし今に比べればじゅうぶんにフリーダム&無責任。
    いらん言い訳も必要ない。
    脳に流れていることの自動記録をまたはじめたくなった。

    きっといまは誰も見ていないこの空間にまた書いてみてもいいかな。
    いいよね。
  2001/09/13

    やばい、やばすぎる。
    生まれてきて、はじめてこういう現実を
    ライブで目の当たりにしたので
    本気で足ががくがくした。
    とりあえず、ともだちは無事みたいで
    ほっ。
    でももう帰りたいと言っていた。
    でも帰る飛行機に乗るのもこわいといっていた。
    つばさがほしいと歌っていた。
    空ろな笑いはほんものの恐さの裏返しなのかも。

    タロットカードの話でまたアレだけど、
    「塔」というカードがある。
    これは既成価値や既存の体制の崩壊、
    いい意味でも悪い意味でも
    チェンジザワールドである。
    とてもとてもシンボリックなカタチで
    できすぎだけど
    でも明らかに機軸は変わったと思うわ、って
    きょうもお客さんと話した。
    でもまだどうズレたのか、どっち向いたらいいのか
    わからんが。
  2001/08/28

    ちょっと一段落。
    さっき、仕事しながら、TVみてたら
    イタリアのリタイアした音楽家たちの
    お話がやってて、最後にでてきたじさまが
    「わたしは音楽をやるために生まれた
    音楽をやって死んでいく」
    という言葉にちょっと感動。いい話じゃあありませんか。
    こうやって胸はって自分の居場所はここ、といえるのが
    すごいなあ。と。
    わたしの場合、どこにいても
    ここじゃない、ここじゃないと
    思い続けて、はや幾年。
    人間、やはりここだ、と腰をすえないと
    ちゃんとしたことができないのかなあ。

    ちいさいときに読んだ
    「ウーフは何にもなれないよ」を思い出す。
    くまのこウーフは登山家になりたいだの、
    あとは忘れちゃったけど、とにかく人をみては
    目移りして、けっきょく何にもなれなかったという
    きつーいお話。身にしみるわ。suspended disbelief.

    でもずっと前に大好きだった人が言ってくれた
    「まりちゃんはまりちゃんだから
    それでいい」という言葉を胸にいきる。
    なんつーわかりやすい文句だと思いつつ、
    それを言われたときはフォークを落としそうなくらいうれしかった。
    「自分探し」なんて罪かつナンセンス極まりない言葉を、若い人に向かって
    たれ流し「発信」してしまった80年代あの頃の反省をしつつ。
  2001/08/23

    ここのところレッドドワーフ号じゃないすか?
    個人的にはキャットがいいっす。

    さいきん、大須にアメリカン50's&60'sな
    ヴィンテージ店がいろいろできてて
    布きれ事情がよくなってきたので、
    カーテン自作しようと思って
    くまのぬのきれ購入。

    グリーンのくまが下にいくにしたがって
    だんだんオレンジになっていくのが
    かわいい。
  2001/08/08

    徹夜明けで、朝わかくさ(移動図書館ね)に
    行って、そのまま眠りこけてしまった。
    起きたら夜7時。
    すごいよ。ここまで一心不乱、一点集中
    前後不覚に寝たのはひさびさだ。
    あまりの眠り具合に、心配した母に揺り起こされた。
    死んでるのかと思ったらしい。

    起きて赤瀬川の本を読みながら
    げらげらワラって(いやだー2ちゃんねる変換になっちたよ)
    いたら、急にひとりごっつが見たくなって
    ビデオ借りてきた。何回借りてるのか。
    買えばって感じ。
    日々に、笑いが少ないのはやはり耐えきれない。
  2001/07/26

    最近、本屋の方のサイトで日記を更新してるんで、
    なかなか更新できなくてすみません。
    が、生きてます。

    先週の日曜日、知り合いの人が
    名古屋の某ライブハウスで
    調子に乗って、ライブやってたら、
    小曽根真が来て大変だったとか。
    すごい盛り上がったらしい。
    小曽根氏といえば、神戸のお父さんの
    ライブハウスが好きだー。
    お父さんもときたまナイスなハモンドを
    弾いてくれる。
    今年も行くぜ神戸ジャズストリート。
  2001/07/23

    ああ、つながりって大事だなあと思う昨今。
    タロットをやってるせいか、ついついカードで
    自分の身の回りのことも、考えることが多いのだけど、
    タロットには大アルカナと小アルカナがあって、
    大アルカナは、いわば絵札、小アルカナは現在の
    トランプのもととなったもので、
    4種類のスートに分かれてる。
    クローバーにあたるのが、「棒」で、
    言葉とかコミュニケーションに関することを意味するカード。
    ハートにあたるのが、「カップ」で、
    心とか、愛情とかを表すカード。
    ダイヤにあたるのが、「金貨」で、商売とか、
    金銭がらみのことを表すカード。
    スペードにあたるのが、「剣」で、
    精神的もの、困難とか、戦いとか、勇気とかを表すカード。

    なんとなく面白いのよ。これが。
    こういうことを知るとついつい、
    「ああ、この人は剣的な人ね」とか
    「この出来事は金貨な感じ」とか
    思ったりしたくなるのは人情というものではないかのう。

    で、つながりって大事だなあと思う。
    だけど、「金貨的」に人とつながるのは
    苦手なのだよ。
    平たく言ってしまえば、営業的なつきあい、というか。
    たとえ、仕事上のつきあいだとしても、
    うわべじゃなくて、やっぱりどっか精神的な部分で
    つながってたいと思うのだった。
    だから、かどうかわからんけど、
    好きな会社とか好きな人と仕事がしたい。
    これはほんとにわがままなことだと思うけど、
    精神的に共感できない仕事はもうできんなと思うのだった。
    それはほんとに時間のムダなのよ。
    だからってそういうことに悩んでいるのでなく、
    ここんとこ数週間、とても自分にとって
    そういう意味での「いい」仕事がいっぱい入ってきて、
    それで、ふだんたくさんじゃないけど
    いいつながりをもってて、その結果として
    つながったものだからかなあと
    思ったわけで。
    つながりっていいもんだ。芋づる式だ。
  2001/07/16

    わかものがすなるリメイクなるものを
    わしもためしてみむとて テレビにちかちか星の
    シールを貼れりー。
    そしたら、そこに筑紫の顔大写し…いかがなものか。

    いつも行くむちゃくちゃお気に入りの雑貨やで、
    月光荘のレターセットとか、かばんとか売ってて
    なやみながらいっぱい買い込んでくる。
    ウチの母親(趣味のお絵描き野郎)の誕生日プレゼントに。
  2001/07/10

    事務所の近所のうどん屋のおやじさんとおばさんが
    のんびりまったり仕事していて、
    「しのだ1つー」とたのんで
    ああ、こういうのだよなあ、と思った。
    いまはもうそういうのしかできないので、しょうがない。
    こないだスーパーで売られていた金魚のように、ビニールぶくろにつめこまれて、
    さふぉけいとはもういやなのだ。

    でもいちおうスーツ買ったし、
    営業にいくぜベイベー。

  2001/07/07

    ■★Twinkle Books★オープン。
    自分で7月7日って決めてたので、意地で
    作りやっとできました。星だから、やっぱ七夕でしょ。
    オトナのためのちびっこ古本屋です。
    twinkle books


    とりあえず近所から、ということで
    n.vにフライヤー置かせてもらってきた。

    準備しながら、ともだちにいろいろな人生的な
    お話を聞いてもらったりして、話をしているうちに
    いろんなことがアタマの中でつながってきて、
    ありがたかった。またそのことは機会があったら
    書くけど、今月号のスプーンの安曇野ちひろ美術館の文章+
    シャーロットの贈り物(児童書)にインスパイアされた。
    いいです。一読あれ。

    しかし美日子はやはりわしのいちばんのアイドルだ。
  2001/07/03

    かーっと暑く、かーっと忙しい。
    だんなもあたまかきむしりながらしごと。
    しかもコンペばっかりで先が見えないものばかり。
    ばったばたとしてるのでさんぽに行くヒマもなし、
    こっちの方が涼しいだろうと、
    犬もつれてきた。
    犬OKマンション借りたのはいいがほとんど
    つれてきてなかったのだけど。
    音楽聞きながら昼寝してる。いいな犬。
    別件のメールで「犬連れてきたよー」って書いたら
    見物客が数名。

  2001/07/02

    ↓と思ってさきほどから
    手紙書きはじめたら、これがはまりまくり。
    手書きで書くってことが最近あまりないので
    いろんな実験をしてみたいね。
    便せん選びも楽しい。もしくは巻物でもいい。
    形態とか凝ってみたり、
    先人の往復書簡ぽくとか、いろいろやりたいね。
    これも紙ものの楽しみの境地であろう。
    やっぱり行き着くところ、個対個のメディアでは
    ないか。
    そんなへんてこ文通相手もっとほしい。遠方の人
    きぼう。
  2001/07/02

    さいきん、ポストが恋人というか、
    お手紙とか荷物が届いているととてもうれしくなる。
    メールじゃなくて、手紙っていう距離感がいいのかもしれん。
    夏なのかもしれないけれども、
    最近、すごく近く感じすぎてあつくるしいというか
    (もともとあつくるしい性格だし)
    親しき仲にも礼儀がなくなってしまってたキミ、
    すみません。
    だから、手紙書いてるよ。
    待っててね。
    かしこ。
  2001/07/01

    例によって、昼までだらけてごそごそしてたけど
    あちーねー、と顔を見合わせてやっぱ川に行こうって
    ことで。
    んで例によって出発したのは2時。しかし
    ずんずんとまた上流の方まで行ってきた。
    ついたの4時。
    さすがに泳いでる人はいないんだけど、
    釣りしてる人とかはいて、またハナが見事な
    泳ぎっぷりを見せてくれて。
    やっぱりゴールデンって絶対、泳ぎが好きなんだと
    思う。すごいはしゃぎまくって、またしても地元の
    ちびっこと遊びまくって、帰りは熟睡。
    やっぱいい、川。今年の夏も川。川に行きまくること
    決意。しかしまた日焼けしちまったよ。

    帰宅途中、ともだちの家によったのだけど、
    そこで心理テストみたいなものやってて、(いいトシこいて
    おまえらそんなもんやるなという感じだが)
    「あなたがこわいものを1つ」って質問に答えられない。
    こわいもの、うーん。ないかも。
    だってまわりにそういう人、今いないし。
    強いて言うなら天変地異くらい?
    トシとるとさー、ほんとにこわいものってなくなるんだね。
    こわいものがないってのは、
    イマジネーションが枯渇しつつある
    こととつながるのかもしれんなどと。


  2001/06/30

    知り合いのちびっこが、今日とつぜんわが家にやってきて、
    だいじそうに手に握りしめていたものを「これあげる」と。
    ミニチュアの手から現れたのは、
    これまたミニチュアなミニトマトが5つ。
    それがとても似つかわしくもほほえましく。

    昨日は事務所の引越し祝いということで、
    友に水晶玉をもらう。
    これで悪い気をはねかえせとのこと。

    ここ数日、けっこうへこんでたので
    2つのプレゼントがとてもうれしかったよ。
    ありがとう。
  2001/06/24

    サマータイムブルースが流れる
    たこ焼き屋で2人でたこ焼き、
    フランクフルト、焼き鳥など買い込んで
    犬といつもの公園でひと暴れ。

    んでいま達郎のラジオ聴きながら
    太陽さんさんの事務所で仕事ちゅう。
    梅雨の晴れ間、夏って感じ。

  2001/06/22

    んもう、今日来たお客さんにも
    武雄のことをいろいろ吹き込んでしまったわ。
    そしてその人も終いには、武雄の刊本作品、
    「復刻してほしい!」と身をよじらんばかり、
    すっかり武雄ファンになってお帰りであった。ふふふ布教活動。
    もう武雄のことならなんでも聞いて状態。その作品から人生まで。
    テストで百点とれる自信あり。

    タロットから派生して生まれたものが
    トランプというのは有名な事実であるけれども、
    もう1つ、チェスもそうなのではないか、
    という仮説をたてているので、
    それを調べるためにも、チェスが習いたい。
    しかし将棋もよくわからんわしには無理か?

    もうすぐオープンする古本屋のサイトで
    日記だけ更新しつつあるんで
    ヒマがある方はよかったらぜひ。
    http://twinkle.banbi.net

  2001/06/17

    ぼやーとテレビをザッピングしてて
    偶然みた別府音楽祭のアルゲリッチ。
    感動した。
    ちょうちょのモチーフもまる。

    ひょんなことからたのまれて、
    本の朗読にいってきた。
    人間には、思考する「内語」と
    意志を疎通するときに使う「外語」の2つの
    ことばがあるけれども、
    わたしの場合、内語をくにゃくにゃいじってるのは
    得意なのだけど、外語使いとしてはじつに
    へなちょこ野郎。
    むかし、せんせいもそんなわしを心配して、
    「お前に必要なのはarticulationの技術
    (いわゆるプレゼン技術みたいなものですわ)だ」と
    ことあるごとにいってくれてたもの。

    しかして朗読というのは
    内語と外語の中間みたいなものだから
    いい訓練というか、やってて気持ちいい。
    美しいことばと、自信があることばを
    話すというのは爽快だよ。やっぱり。

▼ 管理用

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