７月１９日（火）
月が雲に遮られ真っ暗闇の中４時半出港、本日の日の出は５時２５分、日の入りは１９時２２分です。
５時半長崎鼻をかわし、朝日に輝く開聞岳を半マイルの距離で眺めながら凄いっ！スゴイッ！を連発。
外海から来てここを通過すると錦江湾に入るので、昔は海門岳と云ったそうです。富士山に似た格好良い山です。
どちらかと云えば私は桜島より、開聞岳の方が好きです。
７時枕崎沖を通過、予報によると今日は波浪注意報で波３・５メートル後２メートルでしたが、台風の余波でしょうか？
外洋特有のウネリは確かに高かったですが、ガタピシ揺れる訳でも無く乗り心地は満点で天気も良く云う事無し。
夕べ「金毘羅丸」の漁師に貰った魚を味噌汁で煮込み、ご飯、納豆、漬物、降り掛け等で朝食。料理担当の平子氏は
魚を捌くのも名人です。ヒールをしないので航行中も、停泊している時と同じ様に食事が出来ますヨ、昼はスパゲッティ。
坊ノ岬付近から艇速が対地８ノットから６ノットに落ちる、大分逆潮がきつそうです。

１４時半、澄みわたる空とコバルトブルーの海の東シナ海に浮かぶ島、上甑島の里港に入港です。
里港入り口を左へ回った所に、里村水中展望船の桟橋が有ります。
桟橋前の徒歩１分の「里村交流センター甑島館」＊０９９６９－３－２１２１＊の受付に、口頭で係留の届出をしてOKです。
山川港～里港７０マイル、１０時間でした。散歩がてらに武家屋敷跡へ行きましたが、屋敷が無く石垣だけ、
よく考えたら跡と看板に書いて在った。散歩も暑いので、明日の朝と昼の食材を買い込み船に戻ると珍しい船がいると
子供達が大勢来る。又子供達と釣りまで始まり、又大人迄来て昼寝が出来ず横地、平子氏は災難？？
私だけはマイペースで今パソコンに、この文章の下書きを打ち込んでいます。「里村交流センター甑島館」に在る泉質が
鉄分、塩分、カルシュウムを含んだ天然露天風呂温泉に行きましたが、茶色の湯が温泉って主張している様で、
しかも３００円でシャンプー、ボディソープも使いたい放題！単純なオジサンさん達３人は舞い上がって喜んでしまいました。
湯上り後、館内２階に有るレストランで、豪華絢爛、キビナゴ、黒豚、その他生ビール、焼酎付晩餐会？でした。
帰ってきてからあまりにも沢山有って食べ切れなかった、生のキビナゴを蟹籠に入れ海に沈めました、明日の朝が楽しみです。
「注」ここはPSSが繋がらず、インターネットは繋がりません。携帯電話はドコモ、AUはOKです。

７月２０日（水）
２時間も経てば薄明るくなる筈と言って、朝３時に月が西に隠れ暗闇の中を里港を出港。
キビナゴ漁と思われる漁船が集魚灯を眩しく付けて、あちこちで操業しているがあまり明るいので、距離感が掴み難い。
今日も３４～５度のがんガン照りになりそうな雲の無い空。満点の星と、云う言葉ピッタリ！こんなに夜空には星が在ったんだ！
再認識。５時過ぎ夜が白々と明け始めてビックリ！遠い所では陸岸から１０マイル位離れた海域にも,
ボンテン竿があちこちに浮いている状態が天草灘迄続いていた。１０時半端島、通称「軍艦島」（昔海底炭鉱が有った島）が
見えて来たので、急遽コースを変え軍艦島見学コースを取り島を半周回ってきました。

長崎港の航路に入ってハーバーの川口氏（０９５－８１８－２３７０＊に電話し着けるポンツーン番号を聞く、
非常に親切な応対で丁寧に説明して頂きました。道草？をした割には早く長崎出島ハーバーに到着しました。
里港～長崎出島６５マイルを９時間でした。港内で３０センチ位のエイと紋甲？イカが泳いでいたのには、３人とも吃驚！
キャビン内にカメラを取りに行ったら潜ってしまった。ハーバーの前に出島ワーフが有り、店屋が沢山有り非常に便利。
地中海の色々なヨットハーバーを、思いださせる様な場所です。船舶検査証、検査手帳、小型船舶操縦免許証、
船２泊分２７００円払い、（陸電のアダプター、水道付）入り口のカードキーを受け取り、受付終了で至極簡単でした。
陸電を接続しエアコンを入れます、喧しい発電機を回さなくて良いので、陸電は有難いです。
早速船から１～２分、出島ワーフの「海鮮市場・長崎港」＊０９５－８１１－１６７７＊へ行き、「本日入荷まぐろ食べ放題定食６００円」
に引かれ生ビールと共に、まぐろ皿３杯もお替りをしてしまいました。我ながら浅ましかったかなっ！しかし美味かったなあ～！
お腹満腹で得意の昼寝モードに入りました。夕方起きたら、船は横地、平子両氏が綺麗に水洗いしてくれて綺麗になっており、
ゴミもOKになってました。ハーバー事務所の裏手にゴミ箱が在り、分別して捨てさせて呉れます。

観光は明日にして、有名な新地中華街へ美味い物を食べ様と、歩いて出かけます。
横浜の中華街に似た門が有りずら～と中華料理の店が並びますから、どの店に入って良いか迷います。
適当に「中華采館　江山楼」へ入り、とんぽうろう（豚の角煮）等で「やはり中華は紹興酒だあ～と云いながら飲む、
勿論シメは海鮮具入りのちゃんぽん、ほろ酔い機嫌で船に辿り着く。横地氏はエアコンが効いてくるとシャワーを浴び得意技の就寝、
我々は暫くテレビを見ていたが良い番組が無く、私と平子氏は船の前ハーバー事務所横の「ベイサイドバーR１０」へ行く、
土曜日にはライブもやっている店で若者で遅くまで非常に賑わっています。久しぶりにカクテルを各種呑み、
腹が膨れない地中海風の酒の肴を摘む。若者になった気分？！名古屋を出る前から横地氏の希望で、
長崎は色々興味が有ると云う事を聞いていたのと、ハーバー自体が街の中心部で快適便利なので、２泊３日留まる予定です。

７月２１日（木）
朝８時半に起きたら、２人とも散歩から帰ってきたところ、テレビの天気予報で台風６号発生と熱帯性低気圧が
台風７号になるかも？だって、しかし明後日には日本海側に行くんだから殆ど心配ないでしょう？と、思いたい。
朝飯を食べてから歩いて、長崎駅前に長崎バス観光定期観光案内所＊０９５－８２０－４６７２＊へ予約に行き、
１０時発の長崎原爆資料館、平和記念館、平和記念像、出島和蘭商館跡、孔子廟、クラバー園、大浦天主堂等を回る
定期観光バス＊０９５－８５６－５７００＊「長崎よかとこコース」の４時間１５分コースに乗る。
バスに乗る時に車内を注意深く見渡したが「禁煙」のマークが無い、席に灰皿が在る。通勤通学に使う＊＊駅行き、
＊＊団地行きの定期バスなら「禁煙」と表示されて無くても常識的にタバコは吸わないが、有り難いっ！流石～観光の街！
早速タバコに火を付け吸っていました。出発直後バスガイド？がマイクで「タバコの臭いがするっ、
お客様当バスは禁煙ですからお止め下さい」直ちに私はタバコの火を消しましたが、非常識なオジサンってな感じ？で
乗客が一斉に私に注目！小心者の私は？下車するまで「針のムシロ」状態で、観光を楽しめる状態では有りませんでした。
降りる時一言だけ再確認の為、私はガイドの昔？のお嬢さんに聞きました、「タバコは吸いませんが、
禁煙って車内の何処にも表示されていませんよね？」ガイド「はいっ！」やはり私も時代遅れの粗大生ゴミに
近ずいて来たようです、常識の変化が判って無い様ですネ！帰りにコンビにより食材を買いがてら、
出島周辺の散策＆昼食。「長崎港」にて本日のお勧め、メニュー６００円の「握り寿司の食べたい放題」を
生ビールや焼酎で済ます。今日は長崎は３５度近く有ったらしい、体中汗でベタベタになったんでシャワーを浴び昼寝。
明日の１０時が平戸の潮止まりなので、（最高１３時逆潮５・４ノット）潮に乗ってイケ行けの計画に変更、満ち潮を利用する為、
朝２時出港し博多湾のマリノアか、小戸市民ヨットハーバーに行く予定。早い晩飯をと言っても、腹が減っていないので、
船の前出島ワーフ内の歩いて２～３分のスペイン料理「ビストロ　ぶらぶら亭」シシカバブー等、
酒の肴をつまみながら呑んだだけ。しかし、船に帰ってからも余りにも夜景が綺麗な為、又焼酎を呑み出しました。