7月27日(水)
本日は5時12分日の出、19時16分日の入りだそうで、夕方入港はそれなりに遅くてもOK!で薄曇の中5時出港、
35度で日御崎に進路を取る。8時日御崎を回り73度に進路。10時巡視船「あそ」と16チャンネル
後06チャンネルで海洋情報の通話。国境の海か、平戸を出て日本海に来てから、毎日1〜2隻の巡視船に出会う、
頑張っていますネ!舞鶴保安が国際VHFで何度も「濃霧警報0.3マイル以下、射撃訓練海域等の案内をやっている。
日中はカンカン照りの上天気で気温は30度を越しているのだが、湿度が低く風がサラさらしていて非常に気持ちが良い。
汗を全然かかない。13時境港沖5マイルを通過、18時半鳥取港の賀露岸壁の吉福丸の船頭に断り、
隣に明朝5時まで泊めさせて貰う。明朝5時にはイカ釣り漁船が帰って来るそうですが、目の前に食堂が在る、
最高に便利な場所です。温泉津〜鳥取106マイルを13時間半でした。因みに、吉福丸の船頭は国体まで出た
スナイプの選手だったそうです。目の前の藪中食堂は定休日だったので、並びに有る「かに・さかな料理 若林」
0857−31−1178*へ行き、名前を忘れたが何とか定食で酒を飲む、21時には寝ないと朝辛いので早く切り上げる。

6・温泉津(島根)〜福井

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7月28日(木)
イカ釣り漁船軍団が入って来る前に出港する約束で停泊させて貰った場所なので、気を付けていたら4時過ぎドンドン入港の
ザワメキが聞こえる、先手を打って4時半出航。鳥取は今日は5時8分の日の出だから、真っ暗闇では無いし、
鳥取港は広いので苦労は無し。かの有名な砂丘を右手に見て沖だしをする。7時有名な余部鉄橋を見に少々陸岸に寄せる、
望遠の写真上手く撮れたかな?圧倒される&怖い高さの鉄橋ですね。

明日は低気圧と前線の関係で天候不良が予想されるし、今日は波風とも良好なので、福井港まで約80マイル、
又は越前の厨漁港まで70マイルなので直行しようか?と言うと、横地氏が是非船屋で有名な伊根に行きたいと言うので、
「情けは人の為ならず」と、予定通り丹後半島の伊根に決定。
ピーカンの青空なのに風が涼しく、全然暑くない本当に7月末か?と思える快適さ。別の意味の快適さの証明はもう一つ有ります。
横地氏は出航して3週間体重が2キロ近く増えました。ヒールしない、天然温泉ずくし、苦労無し、食べる、呑むのクルーズでは
当たり前の感じがしますが。経ヶ岬を11時に回りこみ、若狭湾に入るがオオシキ(定置網)のメッカ?!甲崎沖0・5マイル、
蒲入港東1マイル、野室崎沖1マイル、新井埼&新井埼漁港沖1マイル、止めは青島前の伊根港入り口、
途轍もなく理解し難い位の大回りを強いられます。ご注意を!!
模範解答!若狭湾西から入る時は陸岸から3マイル以上離して航行する事!!
青島を通過して驚いた、無形文化財?海上渡御お祭りの真っ最中!神楽船、祭礼船が笛、太鼓、お囃子で港内をグルグル
回っているでは有りませんか!京都の祇園祭の山車が船に変わっただけ!の感じです。素晴らしい時に来たもんです。
伊根漁港に入り口に向かって、左手の鉄製の頑丈そうな浮き桟橋に13時に舫う。
お祭りの船を見に来ている大勢のカメラを持った見物客の前で、写真等の撮影に邪魔かな?と少々気が引けましたが。


鳥取港から伊根港(京都)66マイルを8時間半でした。
見物人がどっと押し掛けて来るし質問攻め!横地氏に任せて船内でかたずけ仕事。適当な頃を見計らって、
船から見えている「なぎさ鮨」*0772−32−0285*へ昼食に行くがオヤジも酔っ払っている様子、お祭りで貸しきり?休業状態?
しかし生ビール2杯は飲ませて呉れました。そこで今日やっている店を聞いて、活魚料理「油屋」0772−32−0750*へ歩いて行く。
もう変わったヨットが来た事は町中知れ渡っているらしく、店の人も客も一緒になって質問攻め、冷たくも出来ず又、
同じ質問も多く上陸してからが疲れる。適当に飲み食いして、船に戻り流石に日本海側の丹後半島と言っても京都、
メチャ蒸し暑いのでエアコンを久し振りに掛け私はレポート、横地氏は昼寝、その後重要伝統的建造物群保存地区の散策に
2人ででかける。伊根湾を200余軒の船屋が取囲む様に直接海に面して立ち並ぶ様は独特の町並みです。
しかしオジサン2人は草臥れて、船から数分の所に有る「兵四楼」0772−32−0055*へ転がり込み、生ビール付の夕飯。
今日は殆どの店がお祭りの為休みで、やっと「兵四楼」にたどり着いた時は非常に嬉しかった。
純情素朴で良いネ!お祭りで観光客を大勢集めて、お金を吸い上げる地域が多いご時勢に!!偉い!!

7月29日(金)
天気予報では本日は昼頃から南東から南の風30ノットで波3メートル、しかも雨との事、じゃあ〜穏やかな午前中に帆走し、
昼までに福井港に逃げ込めば良いじゃないか!と、ボヘミアン流解釈!5時に出港したが案の定若狭湾は波は穏やか、
今の内だあ〜ってスタコラすたこら針路56度。ガスって見え難かったが9時半に越前岬が6マイル先に見える、
とうとう山陰から越前に来た実感。11時石油シーバースから霧笛がウ〜ウ〜聞こえて来る、霧は無いのに?
11時半福井港に入港して第一完璧に仮舫い後、目の前の港湾事務所に船舶検査証書を持って入港手続きに行く。
手続き書類をカーボン紙を挟み一枚書いただけで簡単に済む。が福井区の一番奥10号岸壁の南西の物揚場の保安庁の巡視船
「あさぎり」の隣に停泊する様に言われる、そして港湾使用料として福井港湾事務所に100円支払いました。
伊根港から福井港まで57マイルを6時間半でした。ここは商業港でしょうか、付近は何も無い所で歩いては不便な所で
車が無いと何も出来ない感じ。事務所の職員が親切に都タクシーの電話番号0776−81−3634を教えて呉れた。ありがとう!!
早速、タクシーを呼び東尋坊へ行き観光&昼食、蟹、ウニ、甘エビ等の海産物を食わせる、お土産に買わせる、
お祭りの時に参道の両側に並ぶ店の如くズラッと殆ど同じ物を並べている。何処で食べても同じと思うが、我々もその内に一軒に入り、
蟹ウニ丼と蟹シャケ金糸卵丼を生ビールで流し込む!美味かった〜!

来る途中にタクシーの窓から三国温泉郷が在る事を見ていた。少しほろ酔いで歩いて温泉に行こうと船の方に戻る方向に
10数分歩いて、温泉旅館や民宿が沢山有る待ち並みのところに、長い砂浜で皆が海水浴をしている三国サンセットビーチに
隣接している三国温泉「ゆあぽーと」*0776−82−7070*へ行く。シャンプー・ボディソープが付いて500円と普通の値段、
温泉のお湯もまあまあでした。曇って来て涼しかったので又散歩、えちぜん鉄道三国港駅と三国漁港へ来た時に雨が降り出し
タクシーを呼び船に戻る、途中コンビニで食材&朝日スーパードライの缶をシコタマ買い込む。隣にガソリンスタンドが有ったので、
免税経由の給油を頼むと岸壁まで直ぐ持って来て呉れた。新保石油*0776−81−3433*です。
後は今日22時過ぎに名古屋から船に乗り込みに来る寺島君を待つのみですから、雨も降っているし、
缶ビールを飲みながらテレビを見て時間潰しの最高の時間を、過ごしています。ところが21時からの、朝早く起き、
夜早く寝る習慣が付いてしまったせいか?「金曜ロードショー」を見ている内にウトウトしてしまい、いつの間にか寝てしまい、
私が起きたのは寺島君が来てからでした。早速歓迎会?と云う事で又、焼酎を飲んでしまいました。