ロシア航海記2、函館〜小樽

7月29日(日、6日目)
朝、7時半頃目醒め起きてみると誰もいない、竹ちゃんがコンビニに行ってると書置き、結構こまめなお方です。
寺さん、成さんは熟睡中でした。そりゃそうでしょ、朝4時帰りでは。10時頃、成さんが起きてきたので竹ちゃんと3人で、
函館名物の朝市へ行く。蟹やウニやら色々と売っていて非常に活気が有り、観光客で大賑わいです。

朝市の内の「駅二市場」(0138−22−5330)の中に有る「元祖えきに、活イカ釣り」の看板が目にとまり、早速挑戦。
自分で釣った生きているイカは、その店で直ぐに刺身にして呉れます。特に内臓である、ワタが非常に美味しい。

テーブルも用意されていて、生ビールでを呑みながら3匹釣って食べましたがイカが透き通っていて、
コリコリして非常に美味しかったです、しかも1匹あたり1200円と驚く程安い。
ついでに朝昼兼用でイクラ丼を食べました、これまた500円と非常に安くて美味しい。

ご機嫌で船に戻ったら寺さんが出たっ!出たあ〜!と大ハシャギ!ウンコが気持ち良く出たそうです。
顔までニコニコしています。全員で良かったあ〜!昨日飲んだ便秘薬が効いたんですね。
私曰く、寺さん止めにもう一度飲んでおいた方が良いよ、のアドバイスに合点承知の助。
11時半、竹ちゃんが予定通り12時50分の列車にて帰宅の為下船、何だか寂しそうでした。
何となく右舷に異音と微震動を感じていたので、一度水中カメラでチェック、プロペラにロープが絡んでいるのを発見、
潜りが得意技の成さんが直ぐ潜り取り除く。昼飯を食べようと船の前方2軒に在る、地ビールレストラン「海鮮倶楽部
(рO138−24−8107пjへ行き、地ビールと刺身定食、蟹飯等注文、寺さんがカレイの煮付けだけを注文、どうした?と
尋ねたら、ナベさんの言う通りに又、便秘薬飲んだら効き過ぎて今は下痢との事。

本人には悪いけど皆で大笑い、本当に面白い男です。

夕べ寺さんと、成さんが飲みに行ったバー「アイリィシュ パブ」(рO138−54−4771пjのオーナーが函館山
車で案内して呉れると、船まで迎えに来て呉れる飲んだ時の事を良く覚えていて、今度いつ来るか判らない客を
キチンと持て成してくれ、2人共非常に喜んで車に乗って遊びに行って来ました。帰って来て、そのオーナーが経営している
函館ホテルに無線ランが在ると聞き、数分歩いて行きボヘミアン広場のチェックと、投稿をする。

夜食は近所のレストランで、久しぶりのサーロインステーキ。
食後、若い?二人は暗闇の中に消えて行きました。何処へ行ったか知る由もありません。

7月30日(月、7日目)
朝4時出航、何時に帰って来たか知りませんがちゃんと起きている。

気温は18度、トイレの便座に座るとヒンヤリと冷たい。TVで見ると台風が小笠原近辺に来たらしい。白神岬8時半に通過。
松前町役場水産農林課漁港港湾係り(рP39−42−2660)H氏に入港の事前連絡をする。
港へ来て停泊場所を教えて呉れる。9時20分松前漁港へ舫い終わる。函館〜松前、39マイルを5時間20分でした。
超便利、目の前の太平洋石油に免税経由を入れて貰う。漁港の岸壁に以下の標語「まあ いがべ これで いがべ が事故の元」
確かにっ!朝昼兼用のご飯を坂の上の「漁師の店」へ食べに行き、生ビールと活イカの刺身、ウニ、アワビ丼。

寺さんは、洗濯機を取り出しクリーニング屋を開店。私と成さんは得意技の昼寝。
夕方、矢野旅館の天然温泉「湯遊倶楽部」(рO139−42−2525)へ歩いていき生ビールと共に寛ぐ。
途中、赤とんぼが飛び、コスモスが咲いていて何だ?こりゃの感じ。夏が過ぎもう秋の雰囲気です。
まあ〜気温とか湿度は確かに名古屋の秋ですが。温泉の後は2年前に通っていた飲み屋の梯子です。

一軒目は焼肉屋「磯船」(рO139−42−3025)、ニンニクを一杯たれに入れてスタミナを付けます。
2軒目は居酒屋「寿美」(рO139−42−4145)へ、ここは一品料理の種類が多く在りお勧めの店です。
帰りにはママから海苔のお土産まで貰っちゃったもんネ!3軒目はスナック「ラビット」(рO139−42−4271)へ。
ここのマスターは六郎さんと言い、「セーリング」と云う曲の作詞作曲&歌手です。一昨年の北海道ヨットクラブの
松前クルージングの宴会では、自作のこの曲を舞台で歌ってくれました。前からこの曲は気に入っていたので、
六郎さんに著作権を売って呉れと聞いたらOKとの事。気の変わらない内にと早速、簡易覚書を作り現金を支払い契約成立、
ボヘミアンの歌が誕生です。近々歌詞等少々調整しCDを作りたいと考えています。途中から「北海道ヨットクラブ」の「マーボー」
A氏と「ポラリス」のY氏が来店、ヨット乗りが5人も集まったら盛り上がらない筈は無く、大宴会。
私は朝早いんで11時過ぎには失礼しましたが、若い二人は最後まで騒いでいた様で、おまけに船まで送ってあげると
言う事で、船まで来て又も呑んで?いたらしい。(私は寝ていたんで知りませんが)まあ〜元気の良い事で結構です。

ボヘミアン新曲誕生祝いで、殆ど病気状態(スナック「ラビット」にて)

7月31日(火、8日目)
4時に出港、今日も良い天候に恵まれている。8時19マイル先に奥尻島が見え、10時少し前奥尻港東沖を通過。
朝飯は寺さんがペペロンチーノとか云うスパゲッテイを作ってくれる。茹で加減も丁度良く、明太子を乗せて食べたが中々美味い。
この男料理人になったら大当たりして大リッチマンになるかも?

正午、名古屋は35度らしいが、奥尻海峡の船上は25度、湿度57%と凄く快適で爽やか。昼は、お好み焼きを作る、
インスタントでは無く、これが又絶品!美味かった。
神威岬(積丹半島)19時10分に交わして石狩湾へ入る。
積丹半島近辺から石狩湾にかけてグルリと360度、イカ釣り漁船の漁火だらけで非常に綺麗。
愚問ですが、北海道の漁協の幹部様、こんなにイカを獲ったら絶滅するんではなイカい?

8月1日(水、9日目)
北海道ヨットクラブの「リサ」大瀧氏と「海星」の堀川氏が出迎えに来て下さり、1時20分高島岬の北1.5マイルでミーティング。
「リサ」の先導で「マリンウエーブ小樽」のGポンツーンに、2時丁度に舫い終わる。松前〜小樽170マイルを22時間でした。

昼近くまでたっぷり睡眠を取り、堀川氏の好意で朝里川温泉へ車で行き昼食&温泉に入浴。
午後は色々な方々がお見えになり雑談。リサの大滝氏が滞在中使う様にと車を貸して下さる。
寺さんは、早速ナショナル電気バケツ洗濯機をロッカーから引っ張り出し、洗濯屋を開業、物凄い量です。

夜は、私の友人である渡辺君が数年前から独立して寿司屋を開業したんで、そこへ4人で行った。
「福鮨」(рO134−22−7646)中々の高級な感じの店でした。清酒「熊ころり」を呑み過ぎころりと行きそうでしたが、
お久しぶりと言う事で店を早仕舞いし店主と一緒に呑む事に。2軒梯子酒の後、私と堀川氏は朝近くなって船に戻りましたが、

彼たちはまだ元気良く小樽の夜を愉しんでいる様で、明るくなってからのご帰還でした、元気で誠に結構です!

結構な事です!

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