小アジ爆釣れ

10月も19日となり、下旬に入ろうかと云うのに夏日の感じ、無風で太陽はガンガン照り。    絶好の秋晴れ釣り日寄り。
碧南ヨットクラブの「佐久島レース」が行なわれましたが、超微風で約20艇スタートして、完走はたったの1艇だけだったらしい。
朝からべた凪にも拘わらず、「レース命」?の方々は張り切って衣浦防潮堤の南のレーススタート近辺まで、
1時間強機走で来て集まっていました。レースに興味の無い私としては、風を気にして船上でイライラしている方々が、
非常に気の毒に見えました。最近はクルーがいない船が多いので、オーナーが一生懸命に寄せ集めで用意した船なんかは、
特に気疲れが酷かったでしょう。頼んで呼んだオーナーも、折角の日曜日頼まれて義理で船に来た助っ人も、ガックリ来た事でしょう。
良かったあ〜最初から、レースに参加する気はまったく無い、マイペースの私は無駄な時間を使う事無く朝から、
各レース艇を横に見ながら、レースばっかりがヨットの遊びじゃないんだ、臨機応変は?と思いつつ佐久島へ釣りの為に直行です。
釣り場は佐久島の北西及び西側で約2時間、釣れたのはゼンメ3匹、小鯛1匹、捨てましたが小フグ3匹と散々な目に。
こりゃ〜クラブ行事のレースをサボった天罰か?、神も仏も信じない私ですから冗談ですが、「捨てる神有れば、拾う神有り」。
隣近所の船を見て、殆ど釣り上げていないし、場所は良いが潮が悪いのか?等、反省や研究心はサラサラ無い私。
釣れだしたら起こしてくれと昼寝する奴、我慢強く只黙々と釣り糸を垂れる奴、3人それぞれです。
そんな帰るか粘るか思案中の時、三河ヨットの友人の「大波丸」が寄って来て「釣れてるかあ〜?」つまり両方とも本日は駄目。
「俺の船は脚が早いから、小アジの釣れるところを探しに廻って来る、見つけたら連絡する」と言って東の方へ韋駄天走りっ!
連絡を待つ事30分、これが又長かったあ〜、神様仏様大波丸様っ!「小アジが入れ喰い!直ぐ来い」と有り難いお知らせ。

早速、佐久島の東々南方向約1マイルの、「大波丸」の横に錨をドッボ〜ン!その間にも、「大波丸」は成る程爆釣れ中。
普通、ヨット乗りや釣り仲間はハッタリが多く、話半分の場合が多いんですが、「大波丸」は違います「正直丸」です。
さっき迄は何だったんだ、同じ佐久島周辺だったのに、入れ喰い爆釣れとはこの事か、1度の竿に4〜5匹は当たり前。

1度に何匹も釣り揚がるので、デッキの上は嬉しいパニック状態。私もタバコは吸えない、缶ビールも呑めないパニック状態。

約100匹!これ以上釣っても食べれないし、忙しくて疲れたし約1時間で終了、帰港途中衣浦港で一般公開中の海王丸バックに1枚。

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、私は良くある行き先が目に見えている様なレースは、特にスタート時の混雑は、せせこましいので余り好きになれません。
又クラブレースでは、レースルールは余り皆さんに徹底して無い場合が多いと思いますし、急に人格が変わりスタボーって怒鳴ったり、
しかもルールを守っても衝突事故が起きたら、被害者らしい立場でも、事故を避ける義務が有るらしい?これでは図々しい船が
一般的に強い。衝突事故が起きた時に知り合い同士で、金銭が絡まったトラブルは嫌なので、なるべく参加しない様にしています。
(ヨット保険に加入している船は非常に少ないと聞く、又種類によってはレース中の事故は、免責でお金が支払われないとも聞く、
利害が絡むと、日頃穏やかな人格者らしき人も豹変する、神社仏閣でも敷地の境界線を巡って裁判をする様な人間社会です)
クラブレース等の草レースは、競争の大好きな船ばっかり集まってやったら良いでしょう。素人抜きで同好の方々の集まりですから、
勝った負けたの真剣勝負、軽い船同士の接触位、恐れていたらスリル有る激戦が出来ない、同じ趣味ならお互い許しあえるでしょう。

私は、小笠原や沖縄レースの様な外洋レース、日常と遮断され何日間も海と空しか無い、昼も夜も只ひたすら帆走!が大好きです