09,GW紀伊半島クルーズ

熊野灘を快適に帆走中の動画は此処を

交通渋滞が無い、乗り物やホテルの予約も、お金も要らない!気使い無くマイペースで、本当にノンビリできるのが、船旅です。
4月29日(水)11時に1週間の予定で、紀伊半島クルーズに池西君と二人で、母港の新川港内碧南ヨットクラブのバースを離岸。
メインセールを揚げるも、向かい風で南西の弱い風なのでエンジンを掛け機帆走。
南へ行くんだからしょうがないが、エンジンは五月蝿いから嫌い!伊良湖水道近くで自動車運搬船の直前をすり抜ける。
私は進路保持船に付き、突っ込む形で直進したが、流石にプロですネ少し右へ転舵し、進路を譲ってくれた。漁船だとこうはいかない。

14時過ぎ神島の南にて、イルカ約10頭発見!しかし潜ったり違う場所に現れたり、素早く動き回り上手く写真が撮れない。
三河湾内ではスナメリを良く見るが、イルカは背びれが有るし色が黒っぽいので、一見し直ぐ違いは判る。
大王埼に有る、波切漁港へ17時入港。偶然にも「バルボア」の森上氏親子も停泊中で、本当に吃驚しました。
流石ゴールデンウイークです、他に三谷の「オリオン」銚子から「K&A」と仲間2艇、合計6艇でした。各艇の皆さんは、
風呂に入ると言って港の西の高台へ登って行かれました。我々は温水シャワーも食料も有るので、翌朝早い為に船内から出ず。
ウグイスが鳴き、トンビがピーヒョロロと鳴きながら頭上を舞っている静かで良い漁港です。(碧南〜波切漁港)40マイル、6時間。

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4月30日(木)朝日の出と共に5時出港。狭い船内ではやる事が無い、オートパイロットに操舵は任せ、見張りはレーダーの
アラームをセットし、私はTV観賞?池西君は初体験のトローリング、結局今日は釣れなかったが、それなりに楽しんでいた様子。

紀伊勝浦港への狭い入り口、奇岩等含め結構素晴らしい眺めです。13時にマグロ漁船で混雑する、
成田漁具店の前の岸壁に着岸。波切漁港(大王)〜紀伊勝浦港、65マイル、8時間。

勝浦へ来たら欠かせない楽しみは、天然温泉、生マグロ&クジラ料理の三点セット。この街には温泉は色々有るが、
近いは安いはこの「はまゆ」には叶わないでしょう!ヨットから歩いて数分、しかも320円、珍しく脱衣場でタバコも吸える。

ヨットから歩いて数分の「ぷれいぼうい」(0735-52-2992)へ、マグロやクジラ料理を肴に酒を呑みに行く。
もう十数年以上、勝浦へ来たら行く店です。カタカナだとスナック風ですが、地元客が多い単なる居酒屋です。

聞いた話では、此処紀伊勝浦港は、生マグロの水揚げ日本一で、有名な三崎港や清水港は冷凍マグロなんだそうです。
漁港内の市場には食堂が有り、早朝6時開店だからヨット乗りには非常に重宝します。

素人には何か意味の判らない言葉で、せりをやってます。市場の前には足湯が2箇所有り、流石天然温泉の街です、全部無料。

観光船やホテル行き交いの船の引き波が激しいのと、マグロ漁船で混雑しているので、船をホテル浦島の向かい側へ移動させる。
ここは非常に静かで居心地が宜しい!ヨットから歩いて3分の十割ソバで有名な店「森本屋」(0735-52-4578)へ行ったが
成る程美味い、ざるソバ2枚食べてしまった。他に寿司等も有り、近い美味い値段は普通は嬉しい。

この店もヨットから歩いて3分位、バスターミナルの向かい側に有る「おがわ」(0735-52-5602)
特徴はマグロやクジラの料理の種類が多い。観光客が多く良く混雑し、時間によっては入店出来ない時が有る。
秘訣は16時から開店するので、早めに行く事でしょう。         マグロの生ハム(知らないとマグロとは気付かない)

マグロの目玉焼き(コラーゲン?タップリで女性が喜びそう)  イルカの刺身(ルイベの様に凍らせて有るから、生臭くない)

5月2日7時出港。南南西の風15ノット前後最高の風です。こんな時はヨット乗りって良い趣味だなあ〜!!って感心!
風に押されて、波をグイグイ切り裂き水面を滑るように進みます。風と波の音だけです。エンジンなんて無粋な物は不要です。

尾鷲沖南5マイルにて、生まれて初めてカツオを釣り揚げる、メチャ喜んでいました、判るなあ〜その喜び。捌いて冷蔵庫に入れます。

五箇所湾入り口の田曾浦漁港に17時入港し、釣り人達が大勢いる、食堂「かねちゃん」の前の岸壁に係留。
紀伊勝浦港〜田曾浦漁港、58マイル、10時間。
まるで田曾浦漁港内外は天然の釣堀状態。アオリイカ(夜)やキス等が釣れているらしい。
係留した船の前の家の子達が遊びに来る。漁港の正面道路を東へ5分弱歩くと、山崎パンの看板が左側に有る。
色々な食料品を売っていて、近くて便利です。しかも頼みもしないのに「何処から来たの?ヨットで、重いから大変でしょう!
配達してあげるヨ!」非常に親切なオバサンです、しかし持って来てくれたのはご主人、嗚呼男は辛いよ!!
看板は山崎パンで「広島屋」の屋号は何処にも書いて無い。(0599-69-2079)

5月3日(日)8時出港。トローリングをする為に布施田水道通過を止めて、布施田の岩礁群の一番南の、神ノ島南側を目指して南下。
メチャ遠回りして、答志島の北に建設中の避難港(通称船越港)目指す。柳の下のドジョウを狙ったが、
結果トローリングは釣り糸を切られ釣果はゼロ!石鏡から加布良古水道を通り、鳥羽のリゾートホテル群を左側に見ながら、
又GWでお客満載観光船を見ながらの坂手島と菅島の間を通り答志島の桃取漁港の前を通過中、急に漁船が近寄って来て
「ナベさん何処へ行くの?」十数年来の島の友人のS氏だった。船越へ行くと言ったら「あそこは何も無いよ」呑むんだったら、
迎えに行くと言ってくれる。本当に友人は有り難い。15時に通称船越港の真ん中の突堤の北東に舫い終わると、直ぐ宴会の開始。
田曾浦漁港〜答志島(通称船越港)41マイル、7時間。

宴会をやっていると次から次へとヨットがやって来て、全部で30艇位来ていた様です。しかし、付近に人家も無く、
ハエがやたら多くいるし、ドコモの携帯電話が通じない僻地、本当に船内の物で呑み喰いするしか無い所。
大勢いると気の利く男もいます、AUは通じるらしく、2次会は「まるみつ寿司」(0599-37-2314)へ予約し、
反対側の海べたの寿司屋まで山道を30分弱歩く、良い運動になりました。美味い寿司屋で結構盛り上がりました。
帰る直前、先程のS氏から電話が入り、寿司屋の車とS氏の車2台に分乗してヨットに帰り結局は入れ替わり立ち代りで
最後に宴会が終わったのは、午前1時でした。でも大丈夫!明日から天気が崩れるとの予報ですから、もし雨だったら
1日予定を早めて帰港しようって、決めていましたから。

5月4日(月)翌朝起きたら、ヤッパリ雨。帰ろうと思って仕度をしていたら、S氏が来て殻カキや、新鮮な魚や干物等色々と
お土産を持って来てくれる。今回はS氏も含めて皆さんに気使いをさせてはいけないんで、各港の知人には連絡をせずに行きました。
後から地元に来た事を知った皆さん、何方にも連絡をしてないんで、ご勘弁を!!
10時出港で、小雨の中を真っ直ぐ碧南へ一直線。1週間の予定が1日早くなりましたが、池西君が仕事が有るので、
遅れるよりはOKでしょう、又雨では遊んでいてもあまり楽しく無いし。13時に碧南意帰港。
答志島(通称船越港)〜碧南新川港、23マイル、3時間。掃除や後かたずけは明日と、簡単に済ませ直ぐ帰宅、1週間振りに麻雀!