10,熊野海上大花火        8月15日〜18日

蒸し暑いのでエアコンを掛けようと、発電機のスイッチを入れたがかからない海水濾過器を見たら海水を汲み上げていない。
H君早速3点セットを着け、船底の汲み上げ口の目詰まり掃除の為、ドッボ〜ン。しかしインペラーが故障で部品がない為修理断念。

天気良し気温は34°暑〜い!15日14時出航。南の風約10ノット、大王崎までまのぼり。機走を強いられますトホホ・・・・
目的地は出発地である事、つまり碧南を出航したら碧南へ帰港する事です。安全有っての楽しい遊びに成ります約束事厳守。
操船に関しては仲間も相談も不必要、決定&指示するのは船長のみ、皆さんは「ハイ」&「指示」を実行するのみ。

今回は3泊4日の内、2回夜間徹夜航行が有りますから、私から4人の皆さんに5点の夜間航行注意事項を訓示!
1、船長の指示以外独断で変針(進行方向を変えない)しない。2、見張り終了後の就寝前以外は飲酒厳禁。
3、コックピット以外デッキに出ない。4、迷ったら独断せず、即座に船長の指示を仰ぐ。5、怒鳴る位の大声で、指示の確認復唱。

伊良湖、神島を過ぎたら早速トローリング開始、飛行機と潜航板の2個を船尾から出します。安乗の東2,5マイルで夕陽が沈みます。

別名、紀伊松島と云われるだけ有って、風光明媚なところです、鰹島からほぼ真西へ変針し勝浦港へアプローチ、係留の準備です。

16日12時勝浦港に着岸。碧南〜紀伊勝浦港105マイルを22時間の、夜空の星が綺麗なノンビリとしたクルージングでした。

この街には天然温泉は色々有るが、近いは安いの、この「はまゆ」には叶わないでしょう!ヨットから歩いて数分、しかも350円。
から船に帰って来たらヨット「雅」K夫妻が、アサヒスーパードライを1ケース、差し入れてくれました。

温泉の次は昼食。ヨットから歩いて5分位、バスターミナルの向かい側に有る「おがわ」(0735-52-5602)
特徴はマグロやクジラ、イルカ料理の種類が多い。観光客が多く良く混雑し、時間によっては入店出来ない時が有る。
秘訣は16時から開店するので、早めに行く事でしょう。*軽油は岸壁の前にあり便利「湯川石油」0735-52-0118*  

ヨットから歩いて数分の「ぷれいぼうい」(0735-52-2992)へ、マグロやクジラ、イルカ料理を肴に酒を呑みに行く。
もう20年近く、勝浦へ来たら行く店です。スナック風の店名ですが、地元客が多い単なる居酒屋です。

ここ紀伊勝浦港は、生マグロの水揚げ日本一で、有名な三崎港や清水港は冷凍マグロなんだそうです。
この漁港内市場の前には食堂「めしや里」が有り、早朝6時開店だからヨット乗りには非常に重宝します。朝定食600円。

17日、家の近所の女子大生2人が、特急南紀1号11時40分に名古屋から勝浦駅に着くので、駅まで迎えに行きます。

クジラやイルカは食べた事が無いと言う事なので、昼食は昨日行った「おがわ」へ連れて行く。きゃあ〜きゃっ!はしゃぎっ放し!

別の店でソバを食べた男性達と合流して、食材等を買い入れ16時に19マイル先の熊野市 七里御浜海岸へ向け、勝浦港を出航。

風が弱かったのですが、角度が良かったし、時間の余裕があったのでセールを揚げます&降ろします。
エンジンをを切ったら、波の音がするだけで超静かっ!風だけでヨットが動いているのに女子大生大感激!

18時に花火会場約半マイル沖、危険境界線外側ギリギリと「パシフィック・ビーナス」の船尾約20mに、アンカーチェーン60m降ろす。
来て見て吃驚!豪華大型客船が4隻花火見物に来ていた。「飛鳥」「ふじ丸」「にっぽん丸」「ぱしふぃっく びいなす

アンカーを降ろして海上保安庁の巡視船「みえかぜ」を、国際VHS・16チャンネルで呼び出して投錨位置OKの確認を取る。
巡視船からは、その位置で良いが「ぱしふぃっく びいなす」が姿勢制御の為に船尾を動かすので、「ぱしふぃっく びいなす」と
2船間で直接VHFでコンタクトを取り合って安全の確保に努める様に、との事。早速「ぱしふぃっく びいなす」を呼び出し、
貴船のブリッジから視認出来ない左舷船尾直ぐ近くに投錨したので、必要と思われる時には、連絡を呉れる様お願いする。

19時20分頃開始、21時半迄10000発の、豪華絢爛の素晴らしい!思わず拍手拍手の,熊野大花火大会でした。
6個のスピーカーからは、ハワイアンが雰囲気を盛り上げます碧南ヨットクラブからは、「あいま」「風童」「チャージ」「サザン・ドリーム」

22時抜錨し、一路88マイル先の碧南へ徹夜航行開始。聞かれたのでシャワールームへ連れて行き、女性に使い方を教える。

来る時もそうでしたが、月が早く西へ沈むので、夜空の星がメチャ綺麗、又海面には夜光虫がピカピカと怪しい光、これ又綺麗。
オートパイロットで自動操縦ですが、時々キャビン内の航海計器をチェックし、安全確認。コックピットに出て行く必要は有りません。

18日の朝が来ました、皆さんお元気です。もう明るいのでビールは解禁です。

当然!トローリングも再び開始ですが、結果的に1匹も釣れませんでした

暑くなってきたので、カキ氷を作ります。暑い時はこれが一番、冷えたビールが2番。

13時碧南新川港に帰港。皆で手分けして船の掃除です。

その後勝浦で「三輪崎ヨットクラブ」から頂いた生マグロ1キロを肴に冷た〜いビールで帰港祝い
3泊4日、5人で出かけ、帰りは7人と云う変則?クルーズは、皆さんのご協力で無事終わりました

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