11,GW紀伊半島一週間クルーズ 2011年4月29日〜5月5日
その3、紀伊勝浦〜五ヶ所湾〜蒲郡〜碧南
5月3日6時勝浦港を出港。湾口より外は太平洋で波が荒い為、ゆっくり航行し舫いロープや俵フェンダーをかたずけ、セールを揚げます。
沖へ出したら、暗礁や漁具等危険物は少ない海域です、早速朝飯、操縦当番以外はビール付です、Yさんに頂いた生マグロが美味しい。
霧が多少出ているが、視界は半マイル(900m)位有る、濃くならなければ良いがなあ〜?私の考えをよそに若者は、トローリングの準備。
10時半に霧で視認出来ないが、AIS画面に新西宮のヨット「ドリーム」が映る。国際VHFで交信、五ヶ所湾の奥の方へ行くらしい。
12時国際VHFにて、名古屋保安から濃霧警報、おいおい注意報じゃないのか・・・・警報は嫌だねえ〜と、云いながら気持ち良く昼寝。
13時過ぎ赤石鼻沖で起こされる、鳥山が有るって事で早速何が釣れるか?急遽鳥山めがけ変針、しかし残念何も釣れず。
14時半、連休で大勢の釣り人が群れている田曾浦漁港の岸壁に、「すみませ〜んっ!すみませ〜んっ!」って言いながら着岸。
紀伊勝浦〜五ヶ所湾口田曾浦、57マイル(105`m)8時間半でした。アオリイカ釣りを期待していたんだが、釣り人に見せて貰うと
キスばかりですが、救いは大きめサイズ。今晩は皆でアオリイカを釣って、刺身だ〜何て期待していましたが、完璧に当てが外れました。
勿論我々も竿を出しましたが、魚の数より釣り人の方が多いんじゃないか?状態の為か?腕の問題か?さっぱり釣れませんでした。
散歩や釣りの後、すぐ近くに見えている「かねちゃん亭」0599-69-3445へ行き、今日は重い物を食べようと、久しぶりにカツ丼定食。
慣れないカツ丼を食べて腹いっぱいだし、明日は蒲郡で酒の強い人が、手ぐすね引いて待っているし、今クルーズ初めて酒抜きで寝る。
追伸、漁港の正面道路を東へ5分弱歩くと、山崎パンの看板が左側に有る。色々な食料品を売っている店で、近くて便利です。
看板は山崎パンで「広島屋」の屋号は何処にも書いて無いですよ。(0599-69-2079)今回は食糧等沢山有るので、行きませんでした。
5月4日朝、徹夜での大勢の釣り人を後にし、蒲郡へ向け5時半出港。10分後に名古屋保安から、濃霧警報視界0.3マイル以下とVHFで
お知らせが入る。狭い布施田水道を通過です、霧が濃くなるなら水道通過後にお願いしま〜すってな、お気楽態度で運良く無事通過。
大王埼を交せば、霧で嫌なのは伊良湖水道だけ、運が良いと自分を過信している脳天気な私、大丈夫何とかなるさ、精神衛生は超健全。
幸い私には過剰な心配の先取りとか、ストレスに成りそうな繊細な神経は持っておりません?実は繊細にして大胆の両刀使いなんです。
皆で朝飯を食べながら、大王埼を交し伊良湖水道目指し、向かい風をのぼって行きます。一杯でクローズホールドにすると、
リーウエイが激しいので、適当な角度でスピードを稼ぎます。伊良湖岬の東方の赤羽沖を目指します。 動画クリック
運の良い男だから当たり前っ!霧は段々薄くなり全然心配が無い海況に。しかしトローリングだけは、思うように行かない。
目指す伊良湖水道は左の方角ですが、そちらから風が吹いて来るんだから遠回りでもしょうがないっ!対地速度は11.4ノットで快走です。
赤羽沖に近かずいたら、方角を風に真向いの方に変針しての航行になります。ただ今大型船の通過が多く、
伊良湖水道を通過する為にはセールを降ろし、エンジンのみで航行しますので、セール降ろし作業の為に早めの昼食を取ります。
今日の潮汐表&潮流表を見ると、12時半が潮止まりですが、ボヘミアンは13時丁度、伊良湖水道を楽々鼻歌混じりで通過です。
青い三角がタンカー、緑の三角が貨物船、先に伸びている線が進行方向、ボヘミアンは赤い航跡が付いている緑の三角に黄の四角。
AIS画面でボヘミアンの航跡が急に右へ転進し直ぐ元に戻ったのは、左の写真のコンテナ船が航路に入り易い様に進路を譲ったからです。
浦賀水道と並び大型船にとって、日本有数の狭くて混雑する緊張感溢れる特別航路です、仕事中の本船に遊びのヨットは航路を譲ります。
ボヘミアン流です。これは法令には有りませんが、同じ船乗り同志のエチケット?思いやりかと、私はそう思います。
伊良湖水道を通過し、中山水道へ入ったら直ぐに又メイン、ジブセールを出します。
立馬崎灯台を交せばラグナ蒲郡へ向け変針、一直線で行けます。もう着いたも同然ですから、ゆったりまったりセーリングです。
その後、西浦温泉と田原港の見通し線を通過中、数頭のスナメリが姿を見せましたが、バカちょんで写真を撮るには遠過ぎ駄目でした。
ラグナマリーナが見えて来ましたが、ディンギーレースの真っ最中、邪魔をしない様、慎重に東側に迂回して入港します。
16時半「インデペンデンス」の係留して有る、ポンツーンA2に舫いました。田曽浦〜蒲郡59マイル(109`m)11時間でした。
田曽沖で右舷エンジンに不自然な振動が感じられたので、蒲郡に着いたら取ろうと考えていた、
スクリューに絡んだ異物を「たけちゃん2号」が潜って外しました。悪党の正体は、ホンダワラでした。
「インデペンデンス」Iさんご夫妻、約1年振りにお会いしました。今回は彼のゲストと云う事でお邪魔しました。
今航海で、ポンツーンに係留するのは、初めてです。ボヘミアン流の基本は、全部停泊料金無料の漁港ばかりです。
流石に連休と云う事も有って、ラグーナ内はお祭りの様な人混みでした。
お久しぶり宴会を、Iさんご夫妻としましたが、何せこのご夫婦メチャ酒が強い。ボヘミアンの若者達は皆先に寝てしまった。
後はゲストに楽しんで貰おうと、私一人で孤軍奮闘!宴会終了は翌日、午前2時半と聞きました。
花火迄派手に上がっていました、酔っていたので写真は満足のいくものは有りません。
5月5日朝から、20年以上の付き合いの有る「カティーサーク」K兄弟始め、
色々お客さんがお見えになり、出港前に2時間の宴会。 皆さんのお見送りを受け、12時に出港した様です。
早く寝た若者にヨットを任せ、お寝んね〜!目が覚めたら碧南の自分のポンツーンに舫って有りました。15時半に着いたらしい。
ラグナ蒲郡〜碧南新川港、25マイル(46`m)3時間半らしい。随分高速航行だったんでしょうねえ〜、無事の航海良かったです
動画クリック
投稿集(帰港時酔っていて、着岸を知らないボケ船頭)
ありがとうございました。 名前: たけちゃん2号
[2011/05/08,21:49:38] No.1461
船頭さま、1週間楽しいクルージングありがとうございました。
終わってしまうと短かったですね、それだけ楽しかったって事です。登り10ノットは流石すごかったですね。
本当にカタマラン?って感じですね、新型は性能が良いです。
ところで・・・起きたら着いていた!
最高な事です。これからは離着岸もクルーまかせに出来るよう鍛えあげましょう!
私もお手伝いします。
オーナーキャプテンの私にとってもそれが理想ですが操船まで習得しようとしてくれるクルーが未だおりません。
多少ぶつけても傷つけても良い!とは言うんですけどね。
I君も操船技術を習得したら次回からは離着岸も任せて、船頭は呑んでても寝てても勝手に出航入港で
本当の楽チンオーナー船頭になれますよ!
(new)
安心? 名前: ボヘミアン 渡邉
[2011/05/09,20:05:38] No.1462
気が付いたら母港のポンツーンに、本当に着岸していました。 |
(new)
壊したらオレが・・・・ 名前: たけちゃん2号
[2011/05/10,14:52:55] No.1463
船頭さんは壊してもいいからやってみろ!っと確かに言ってましたねー! |
(new)
お酒は恐ろしいっ! 名前:
ボヘミアン 渡邉 [2011/05/10,15:54:20] No.1464
えっ!正夢?だったんだあ〜! |